僕は最終兵器として目覚めました
しいなここみ様主催の『朝起きたら企画』への参加です。
目を開けると変化済みの世界を認識するのではなく、目を開けた瞬間に世界が変化する。
そんな、ロケットスタートというか、出オチ小説www。
朝起きて...目を開けると...
上に向かって、目からビームが出た。
僕の部屋は二階だが、その天井が、家の屋根ごと吹っ飛んだ。
いそいで目を閉じた僕はつぶやく。
「……いったい、どうなって、いるんだ」
瞼をあけると、また、ビームがでたら不味いと思い、閉じたまま耳をすませる。
ガラガラガラとか、ドシーンとか、天井だの屋根だのが外に落ちる音だろう。
悲鳴が聞こえないので、誰も下敷きにはなっていないみたいだ。
すると、トントントンと聞き慣れない足音が、階段を上って来る。
「大成功です」
若い女の声が聞こえた。
「あの~?僕の目からビームが出たように思うのですけれど」
「そうですよ。昨日の夜、我が国の最高技術を結集して、貴方は改造されたのです。私はルカワ・エレナで貴方担当のエージェントです」
「……家に?僕を改造するために?不法侵入?」
「ちがいますよ。家の基礎ごと、人気のない安全な場所に移動させたので問題ありません。ご両親は、大金をGETされたので、豪遊旅行に出発されましたよ」
……クソ親2人め。家ごと僕を売ったな。
「自宅警備しかしていない将来が真っ暗な青年について家ごと処分することを了承され、貴方の事は、全て私達に任されましたので、御安心を」
「安心、できるかぁああああああ。え?なに?僕は、改造人間なのエレナさん?」
「ええ、貴方は、目から強力なビームを発射できる、最終兵器に改造されました。人間として廃棄物の貴方をリサイクル?サーキュラーエコノミー?した結果です」
そうか、閉幕した大阪万博の理念は尊いな。
「ちょっと、まてぇええい」
そうして、僕は声の主を確認しようと、目を開ける。
キュピィイイインっ ドゴンっ
ビームが出て目の前の壁が焦げたのだが、視界に入ってきたのは、すんごい綺麗でグラマーなお姉さん。
「ちょっと、ビームの無駄撃ちはやめてください。使い道は組織が決めるのですから。まぁでも、この程度なら、朝勃ちの残滓程度でしょうけど」
「は?残滓?朝朝勃ち?」
「移動しながら、説明します。私の体なら、お触りとか色々好きにしていいので行きますよ。よっこいいしょっと」
そうして、腕を持ち上げられ、肩を借りる形で立ち上がった。手には柔らかい感触がある。首から回した腕の先の手が、ちょうど彼女の胸を掴んでいるのだろう。
「んっ、いきなり胸触るって。まぁいいんですけど。目は開けないでくださいね。ビーム漏れますから」
「やわらかぁ~♪いや、エレナさんが肩をかさなくても自分で立てるから」
「目を閉じていて前が見えないでしょう、手でもつなぎますか?」
……こんな美女と手をつなぐなんて嗚呼。と、いやそれどころではない、せっかくだ。
「こうします」
僕は、彼女を後ろから抱きしめるような恰好で、彼女の両脇から腕を出して密着する。
自分の股間に、彼女の柔らかいお尻が密着して、両手は彼女の両胸でホールドするのだった。
「紳士もクソもあったもんじゃない。童貞ヒキニートは仕方ないですね、移動しますよ」
ヒドイ事を言われつつも、くっついた僕を彼女は引きはがそうとはしなかった。
ふにふにと、彼女の柔らかい感触を楽しみながら、移動させてもらう。
そう……今までは、ディスプレイで見ることしかできなかった女性という存在(しかもグラマー美人)を、全身の肌触覚で堪能しているのだ。
「あら?もう回復?さすが改造人間に選ばれた男です」
「いや、あのその、生理現象というか。お姉さん綺麗でグラマーだし」
彼女のお尻の肉の狭間には、上向きに勢いづいてきた僕のマグナムがある。
「それじゃ、ラボ到着次第、精子力ビームの発射ができそうですね」
「精子力?僕の?」
「今朝の一発は、朝勃ちパワーでしたから。ビーム発射した後、朝なのにフニャンとしていたでしょう?」
「……たしかに」
「さぁ、車に乗りますよ」
ガチャリと扉の開く音がして、僕は乗り物に座らせられる。
「このお兄ちゃんが、最終兵器の改造人間?」
少し幼さの残る声がして、扉の奥から柔らかい感触があった。
「そうよ、さっきビーム発射したのに、もう私で半勃ちしてるわ」
「そっか~、凄い精子力だね、おにいちゃん♪」
バタンと扉が閉まると、運転手が車を発進させた。
高級車のリヤシートなのだろうか。
右と左には女性達……両手に花。そのうえ、お触りもその先もOK。
「私が見たくでも、目は開けちゃ駄目だよ、お兄ちゃん。私は、ひいらぎ・ゆい、なだけだから、ちゃんとイメージしてね」
……ロリアイドル、ひいらぎ・ゆい、だと。
お触り、お触り、お触り。ペロペロペロ
た、たしかに、体型はそうだし、お味も(しらんけど)
「はぁ~、やっぱ、童貞ヒキニートは、ロリに走るのね。って、ちょっと」
ジトっとした声が隣から聞こえたので、胸をもんでやった。
そうして、美少女&美女に挟まれて、きゃっきゃウフフしていたら、車は到着する。
「それじゃぁ、車を降りて行きますよ。さっきみたいに、私を後ろから抱きますか?」
「いや……僕は、ゆいたんを後ろから抱いて、エレナさんは、僕の後ろからくっついて欲しい」
「はぁ、いいですけどね。ほら、ゆい!前へ」
ほっそりした美少女ゆいを後ろから抱きしめた僕の背中に、エレナさんの大きい胸が押し付けられる。
「……こ、これは、最高」
「よかったね……おにいちゃん……」
さすがに、ゆいの声も、少しひきつっていた。
「さて、到着です」
「おにいちゃん、もう、カッチカチになったのが私の腰にあたってるよ」
「……なんか、すいません」
「いいのよ、精子力もある程度、チャージされたみだいだし」
ガラガラガラとシャッターを開けるような音がすると、出迎えの声がした。
「待ってましたよ、じゃぁ、早速この測定用機材に試射してください」
「もう少しまってね、カウントダウンの後、目をあけてね」
ゆいたんが僕の前から離れて、後ろのエレナさんが両側頭部に手をあてて僕の顔の角度を調整してくれる。
「角度、方向よし。3、2、1、発射ぁあああああ」
そして、僕が目を開くと
ギュピィいいイイイイン とビームが出る。
わずかに見えた、金属のガラクタが真っ赤に染まった後、その後ろの壁ごと吹き飛ばし、車が余裕で通れそうな大穴が開いて、煙がもうもうと出ている。
「今なら、私の姿を見れるね♪おにいちゃん」
……ロリアイドルの、ひいらぎ・ゆい の実物がいる。
「ん~、今なら見てて、いいよ♪」
「そ、そうか」
そんな甘い話をしていると、エレナさんが割って入る。
「そろそろ、目を閉じないと、精子力が目から垂れてきて、顔が焼けるわよ」
「発射したら、柔らかくなったね、おにいちゃん」
どうやら、しっかり発射しないと、顔が焼けるらしい。
いや、まぁ、テッシュにシッカリ発射しないと、残滓で下着がカピカピになったりするけどさ。
改造されちゃったもんね僕。
「なるほど、朝の一発目の後、精子力を簡易チャージ、その二発目で、この威力ですか」
「はい……必要十分な性能?精能です」
博士の問いにエレナが答えた。
「よろしい、それでは人員をもう一人加えるので、早速ターゲットに向かってくれ」
「承知しました」
そうして、目を閉じた僕は、ゆいたんとエレナに挟まれながら、移動する。また、乗り物に乗るのだった。今度は、スライドドアなのかウィインとしたドアの開閉音がする。
「べ、べつに、指令が来たからだもんね。仕方なくなんだからね」
車にはツンデレ女子が、乗っていた。
僕は、ロリっ娘、ツンデレ、グラマーの女性3名に囲まれて、触り放題の座席を楽しんでいると。
バラバラバラバラ……
明らかに自動車とは異なる、音がする・
「え?クルマじゃないの?」
「ヘリコプターよ」
「べっ、別にこの振動が良い分けじゃないんだからね」
まぁいいや、ツンデレさん。いただきます。
そうして、「嫐る」という漢字を超える男1女3の環境に身を置き、結構な時間を経過した。そろそろ、昼過ぎに違いない。
「目標、見えてきました」と、ヘリパイロット。
「よろしい、精子力のチャージも十分です」
すると、窓?か何かを開ける音がして、プロペラの爆音が聞こえ、後ろから顔を固定され風当りが、すごく強くなった。
「角度よし、方角よし……ほら、目を開けて」
「わかった」
「精子力ビーム、発射」
目を開けたら、オレンジ色の三角屋根の大きな建物と、波平ハゲのオッサンの写真が見えたが、次の瞬間、消し飛んだ。見覚えのあるような、ないような、景色だけど、まぁいっか
「ダーゲット消滅確認」と、ヘリパイロット
「よっしゃぁああああああ、すごいわ、貴方」
「さすが、おにいちゃん」
「べ、別に、頼んでなんかいないんだからね」
ということで、みんな喜んでいる。
「さぁ、お昼ご飯にしましょう」
「ゆい、口移ししてあげる」
「さっさと、食べなさいよ」
そういえば、ハラも減っていたので、食事をお願いしたのだった……
食事を終えて、また、4人でイチャコラしていた。もう、服なんて着ていない。
ああ、さらば童貞。でも、発射するのは禁止されていた。
「次のターゲット確認しました」
再び、窓?を開ける音がして、プロペラの爆音が聞こえ、後ろから顔を固定され風当りが、すごく強くなった。
「角度よし、方角よし……ほら、目を開けて」
「わかった」
「精子力ビーム、発射」
目を開けたら、円筒の塔に載った金色のスライムが見えた。ニュースか何かで見た気がするけれども、まぁいいか。
「第二ターゲット消滅確認」と、ヘリパイロット
「すばらしいです」
「おにいちゃん大好き」
「さ、最後まで気を抜かないでよね」
そうして、再度、4人で交わり合うのだった。
今度は、相手を代えて、あんなことやこんなこと。
ああ、一日で、女性の経験人数が3人だなんて。
「ほらほら、もっと頑張れるでしょう」
「おにいちゃん、に、オクスリ、あ・げ・る。ちゅ」
「べ、別に、2回戦なんて、希望してないんだからね」
僕と、女性3人との交わりは続く。
経験者は、時間を忘れるって言うけれども、本当だった。
「ファイナルターゲット確認しました」
再び同じように、窓から顔を出す。
「角度よし、方角よし……ほら、目を開けて」
「わかった」
「精子力ビーム、発射」
目を開けたら、大きな白い家と、星が沢山記載された赤白縞の旗が見えた。ニュースか何かで見た気がするけれども、まぁいいか。
「ファイナルターゲット消滅確認」
「世界は我らに」
「おにいちゃん、ありがとう」
「よ、よくやったわね」
そうして、僕は帰路についた。
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「ほら、もっと、がんばりなさいよ」
「おにいちゃんなら、ギネス超えられるよ」
「わ、わたしが相手してるんだからね」
ひきつづき、僕と、女性3人の交わりは続く。
なんだろう、もうアソコが痛い、そして心臓の鼓動がつらい。
もう、何度、果てただろう。まだ、まだするのか……
嗚呼
ドクンッと、消えかけの蝋燭の炎が燃え上がるように
心臓が大きな鼓動を脈打ち、僕の意識は薄れてイッタ。
「おにいちゃんの脈は、もうないわ、止まったの」
「そう、最終兵器の処分は大切だものね」
「ふんっ、腹上死、乙」
童貞ヒキニートだった僕が、親に大金の恩返しをして、
美女&美少女と交わって、なんか国家の役に立って、
そして、迎えた最期か。
大・満・足
(おわり)
童貞ヒキニートとして消えゆく未来だった男は、世界を変えてしまいました。
「何者かになりたい」という欲望はかなったものの、これでいいのか?
残りの寿命を全て使う価値は存在したのか?
さて?彼は幸せだったのでしょうか?
それと「目を開けたら(既に変更された)違う世界」ではなく
「目を開けたことによって変更された違う世界」な、話を書いてみました。
いやまぁ、出オチで、終了なんですけどねwww。




