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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

放課後、先生は私の奴隷になる

作者: 無色

 静かな田舎町の小学校。

 放課後の古びた更衣室に、埃っぽい空気と古びたロッカーの軋む音だけが響いていた。

 高梨里奈、二十八歳。

 生徒思いで真面目な教師だったが、人並みに日々のストレスを募らせ、心の奥に隠し続けてきた衝動が抑えきれなくなってしまった。

 誰もいない更衣室で、生徒の体操服を手に取った。

 柔らかな布地に触れる指先が震え、彼女は目を閉じて深呼吸した。

 羞恥と快感が混じり合い、頭がぼうっとする。

 だがその瞬間、背後で小さな声が響いた。


「先生、気持ちいい?」


 里奈は凍りついた。

 振り返ると、生徒が一人立っていた。

 小林遥、十歳。

 無邪気な笑顔を浮かべた小学四年生。

 だがその目は異様に冷たく、里奈の心臓を締め付けた。


「何? 何のこと?」


 里奈は掠れた声で否定したが、遥は近付いてきた。


「先生って変態なんだ。体操服の匂い嗅ぎながらなんて。アハハ、先生エッチ〜」

「ち、違っ、これは」

「ダーメ。見ちゃったもん。黙っててほしかったら、私の言うこと聞いてね」


 遥が手に持つスマホを振ると里奈の膝が震えた。









 翌日から、遥の命令が始まった。

 最初は些細なものだった。


「宿題手伝って」


「肩揉んで」


 里奈は自らの行いをバラされる恐怖と罪悪感から従った。

 このくらいなら……と。

 だが、遥の要求は日ごとにエスカレートしていった。


「靴舐めて」


 里奈は耳を疑った。


「な、なに……?」

「聞こえたでしょ。早くしないと、みんなにバラすよ」


 遥の声は甘く、どこか楽しげだった。


「っ……」


 里奈は屈辱に顔を歪めながら床に膝をついた。

 汚れた内履きに唇を近付けると、胃が締め付けられるような感覚がした。

 それでも彼女は従った。

 いい子、と笑う声が、なぜか胸に刺さった。


「…………」


 その夜、里奈は鏡に映る自分を見つめた。

 汚れた教師。

 卑しい最低な人間。

 だが、心のどこかで奇妙な疼きを感じていた。

 舌に触れた靴の感触、匂い、味。

 屈辱が、彼女の内側で何かを呼び覚ましているようだった。








 遥の支配はさらに深まった。


「犬の真似して教室を一周して」


 そう命じられ、里奈は教室の床を這った。

 生徒たちのいない放課後、遥の足元で彼女は震えた。

 遥は里奈の髪を撫で、


「弱いね、先生」


 と、嘲った。

 だが、その嘲笑の中に優しさが混じる瞬間があった。

 囁かれた時、里奈の胸が締め付けられた。

 屈辱的な行為を強いられながら、彼女は遥の冷たい手に触れられるたび、妙な安堵を覚えた。

 ある夜、里奈は自分の欲望を思い返した。

 体操服を手に取ったあの衝動。

 そして今、遥に跪く自分。

 彼女は気付き始めていた。

 屈辱に耐えるたび、心の奥で何かが満たされていく。

 自分がこんな目に遭うのは、罰ではなく、望んでいたことなのではないか?


「私は……あんな子どもに虐められて……」


 鏡の中の自分に問いかけた時、里奈の頬に涙が伝った。

 惨めだと羞恥に、そして、喜んでいる自分に気付いて。







 その日の遥の命令は、いつもよりも過激なものだった。


「はい、これ」

「体操服……」

「着て。それで、土下座してよ」

「ど、土下座って……あなた、何を考えて」

「はーやーくー」


 放課後の教室、里奈は命令されるまま、震える手で体操服を身に纏った。

 小さすぎる服が肌に食い込み、羞恥で息が詰まる。

 それでも彼女は命令に従わないと……という使命感で遥の前に跪いた。


「こ、これで……どうで、しょう……」

「いい子だね」


 遥が満足げに笑い、里奈の頭を撫でた。

 その瞬間、里奈の中で何かが弾けた。

 屈辱と愛情が混じり合い、彼女は遥を見つめた。

 これを望んでたんだ……里奈は心の中で認めた。

 支配されること、愛されること。

 それが彼女の被虐性を満たし、罪悪感を溶かしていく。

 遥の笑顔が、疲れささくれた里奈にとって唯一の救いになっていた。


「先生可愛い」


 遥もまた、里奈の服従に満足しながら、彼女を独占する喜びを感じていた。

 二人の関係は歪みながらも均衡を保ち、互いに欠かせない存在へと変わっていった。


「先生は私の奴隷だね」


 言われた瞬間、里奈は自ら教室の床に額を擦りつけた。

 そして震える声で懇願する。


「はい……私は、あなたの奴隷です」


 涙が床に落ち、里奈の心は奇妙な静けさに包まれた。

 遥は満足げに微笑み、


「ずっと可愛がってあげるね」


 そう言って里奈の頭を撫でた。

 里奈は立ち上がらなかった。

 遥の足元で、彼女は自分の被虐性を受け入れ、内履きの先に舌を伸ばした。

 屈辱も、愛情も、全てが遥と結びついている。

 この歪んだ絆が、彼女の人生そのものになった。

 遥の手が里奈の髪を掴み、二人は沈黙の中で見つめ合った。

 その先に待つのが永遠の主従関係だと、二人は静かに悟ったのであった。

 教師と生徒ってなんでこんなにいいんでしょうね。


 年下責め年上受け、当方超好きです。


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