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散歩巡り

今回はお買い物回だよ

旅行の二日目は海には向かわず今日は街を散策する事になった

というのも今日は風が強く海が荒れているので封鎖されてしまったのだ

それを聞いた慶太は絶望して膝から崩れ落ちたがあまりに鬱陶しかったので

「いい加減にしなさいよ!この大馬鹿!!」

と敬子による鉄拳制裁で強制的に目覚めさせられたのだった

「そういえばもう三人は先にここら辺を見てきたんですよね?」

すると明希音はここを見に来ていた三人にどんな感じだったのかを聞く

「そう言われてもな〜・・・俺らも近場を散策しただけだから

 駅前とかそっちはまだ見てないんだよね」

だが三人もそこまで広くは見ていなかったらしく

今から行く場所に関しての情報は一つもなかった

「そうなんですか?それならみなさんで行っても大丈夫ですね!」

それを聞いて明希音もみんな退屈しないで済みそうだと喜んでいた

「ああ・・・その前にまずはあれを止めないとな・・・」

晃平はその前に今も喧嘩を続けている慶太と敬子を止めようというのだった

なんとか二人の喧嘩を止めて六人はお土産店を回っていった

「・・・なんか美味しそうな匂いがするな・・・」

すると慶太が何かの匂いを嗅ぎついたらしく凄まじい勢いで向かっていった

「・・・あいつ・・・前世犬とかじゃないわよね?」

それを見た敬子は慶太の前世は犬か何かではないのかと思っていた

五人はそのまま慶太の向かった方向に行くと

そこではすでに何かを食べている慶太の姿があった

「あんたね・・・そんな私達を放っておいて先に食べてるってどんだけよ・・・」

その姿を見て敬子が呆れながら頭を抱えていると

「しょうがねぇだろ?美味しそうな匂い嗅いで腹減っちまったんだよ」



(((それ・・・開き直っていうセリフか?)))



「てか何食べてるのよ?」

すると敬子は一体何を食べているのか聞く

「ん?海鮮肉まん!めちゃくちゃ美味しいぞ!」

どうやら慶太が嗅ぎつけたのはエビとかの匂いだったらしく

それをふんだんに使った海鮮肉まんを食べていたのだ

「お兄さん達も食べていきませんか?」

するとお店の人が敬子達の分の肉まんまで持ってきてくれた

「あ〜・・・それじゃあお言葉に甘えて食べるとしますか」

好夜はさすがに無下にはできないし急いでる用事もないので頂く事にした

「う〜ん・・・!確かに美味しい!これは慶太じゃなくても足を運んじゃうわ」

一口食べてみた敬子は慶太があそこまで急いで来たのにも納得していた

「おかわりあります?」

すると当の本人は先ほど食べていたものをもう完食したらしくおかわりしようとしていた

「あんたね〜・・・そこは一つで済ませておきなさいよ・・・」

これにはさすがの敬子も呆れて溜息しか出なかった

「だってよ〜・・・ここの肉まんめちゃくちゃ美味しいんだぜ?」

慶太の言葉に偽りはなくそれを聞いていた店員さんも嬉しそうにしていた

「それならお持ち帰りを買って行って後で食べるのはどうですか?」

そして店員さんは満足できていないのならお持ち帰りをすればいいと

棚に並んでいた肉まんを袋に詰めてくれていた

「それじゃあそれ買っていくわ!」

慶太はそれをレジまで持っていくそこでの買い物は一旦終わらせて次の場所に向かった

「いやぁ〜!さっきの肉まんはマジで美味しかったな〜!絶品だぜ!」

満足満足とばかりにお腹を叩く慶太を見てみんなはいつの時代のおじさんだと思っていた

「さてと・・・それじゃあ次はどこに向かうかね〜・・・」

好夜達は次にどこへ向かおうかと思って歩いていると



「ん?どうやらそこで何かイベントが行われてるみたいだぞ?」

晃平はイベントの看板を発見し

それが行なわれる会場があるショッピングモールへ向かってみる事にした

「う〜ん・・・どうやらまだ時間があるみたいだな・・・少し回ってみるか?」

看板を見るとどうやらそのイベントが行われるまで時間があるらしく

それまではショッピングモールを回ろうと晃平が提案すると

「それならそれぞれバラバラに行動しない?

 さすがに六人で一緒に行動してたら邪魔でしょ?」

敬子が六人一緒に行動すると邪魔になるので別々に行動しようと伝える

「それは別にいいけどよ・・・一人一人で行動するのか?」

それを聞いて好夜はみんなバラバラに行動するのか確認する

「そうしたかったんだけど・・・さすがにあれを見たらね・・・」

敬子も最初はそう思っていたのだが

彼女の視線の先には慶太が知らない女性をナンパしている姿があった

「というわけでこいつは私が見張っているから

 あんたらは命達がナンパされないようにエスコート役よ!いいわね?」

そして敬子は先ほどナンパしていた慶太の首根っこを掴んで

自分は彼と組んで回るので男子二人はそれぞれナンパされないよう

ボディーガードになるように伝えその場を後にしてしまう

「・・・それじゃあ俺は明希音と一緒に回ってくるから十分前に会場に集合だな」

晃平は明希音と一緒に回ると宣言し四人は十分前には

会場に着くように待ち合わせをしてその場を後にした

「さてと・・・まずはどこから回ろうかね?」

好夜はどこから回るか命に尋ねるとすでに二人っきりだという状況に顔を真っ赤にしていて

とても頭が回っているとは思えない姿がそこにはあった

(・・・これは自分で考えて回った方が早いな・・・)



好夜は自分で行き先を考えて結果としてたどり着いたのは本屋だった

「へぇ〜・・・向こうのお店と違って結構大きいな・・・」

そこの本屋は地元の本屋と違ってそれなりに大きく少し感動していた

「たっ確かにおっ大きいですね・・・!」

命もその大きさに驚きを隠せないでいたがその顔はとても嬉しそうで好夜も安心した

「それじゃあここで本でも買って時間まで読んでようか」

もし気になる本があったらここで買って休憩コーナーで時間まで読んでいようと提案し

二人はそのまま本を探し始めるのだった



一方、晃平と明希音は手芸屋さんで明希音の用事を済ませようとしていた

「う〜ん・・・ここまで数が多いと逆に迷ってしまいます・・・」

明希音はその種類の多さにどれを買うべきなのかと悩んでしまっていた

「・・・正直俺はどれがいいのか全くわからないが・・・

 作るイメージに合っている物を買えばいいんじゃないか?」

自分はそう言ったものについて知らない晃平は何で迷っているのかはわからないが

とりあえず作るイメージに合わせた物だけを買えばいいのではないかと提案すると

「でもここでしか売っていない物もありますし・・・それを買わないというのも・・・」

どうやらここ限定の品とかもあるらしくそれを買わないで帰ってしまうのは

何かもったいないと思っているようだ

「別にいっぺんに買う必要はないだろ?また来た時に買えばいい」

すると晃平は今日ではなく別の時にでも買えばいいと告げる

「・・・その時は晃平くんも一緒に来てくれますか?」

それを聞いた明希音はその時に晃平も一緒に来て欲しいとお願いする

「もちろん・・・俺でよければいつでも付き合ってやるよ」

晃平は笑顔でいつでも付き合ってやると言ってくれた

「ふふ・・・それじゃあその時を楽しみにして今日はこれだけにしておきましょうか」

明希音は嬉しそうに笑顔を浮かべながらとりあえずの買い物だけを終わらせる

「そういえば晃平くんは行くところはないんですか?」

自分の買い物を終え明希音は次に晃平の買い物に付き合おうと

行きたい場所はないのか確認数する

「そうだな・・・できれば名産物が売っていそうなお店を見に行きたいな」

晃平はみんなへのお土産用に何かここならでは物が売られているお店に向かいたいと思っていた

「それなら下の階に海の幸を使った物が売られていましたよ?」

明希音は先ほど下の階で名産物が売られていたと話していた

「それじゃあそこに行ってみるか」



「・・・なぁ・・・いつまで俺はこれなんだ?」

慶太は首輪を繋がれて敬子に連れまわされていた

「あんたがナンパをしないと誓えるのならそれを外したっていいのよ」

敬子はナンパさえしなければその首輪を外すと宣言しているが

「無理だ!俺も男である以上はナンパは絶対にしなければならない運命なのだ!」

どうやらそれは絶対に無理そうだ・・・

「はぁ・・・本当にあんたは懲りないわね・・・まぁいいけど・・・」

敬子はとりあえず首輪を外すつもりはなくとりあえず女性服のお店に入っていった

「お前・・・別にそんな服着たって可愛くなるわけじゃないんだぞ?」

いろんな服を物色していると後ろにいた慶太が空気の読めない一言を言ってきた

もちろんすぐに鉄拳制裁をされてそのままチョークスリーパーをかけられる

(((今のは・・・彼氏さんが悪いですね・・・)))

因みに二人を見ていた店員はカップルだと誤解していたのはまた別の話

「あっ!そういえばもうそろそろ時間だったわね」

そんなこんなをしていると約束の時間になっていた事に気がつき

二人は急いで待ち合わせの会場へと向かった

「お待たせ〜!」

会場に着くと既に晃平のペアと好夜のペアは揃って待っていた

「いやちゃんと時間通りだ・・・てか後ろがひどい事になってるぞ」

しかし別に謝るほど遅れてはおらず晃平に時間通りだと言われたが

その後で後ろを見ろと言われて見てみると

そこには引きづられてボロボロになっている慶太の姿があった

「・・・まぁ・・・別にいいでしょ?気にしたら負けよ」

敬子は別に気にする必要はないと言って放っておく事にした

そのまま会場に向かうとそこでは可愛い犬達のシューをやっていた



「可愛いですね・・・!」

命はそれを見てとても可愛いと笑顔で見ていた

すると次はお客さんにステージに登ってもらうらしく

ショーのお兄さんが誰にしようか選んでいると

「それじゃあそこの仲の良さそうなカップルの彼女さんにお願いしましょうか!」

なんと命が選ばれてしまいそのままステージに上がっていく

「それじゃあこれを持ってここに立っていてくださいね」

お兄さんからフラフープをもらった命はそれを持って立っていると

犬がすごい勢いでそれをくぐり抜ける

命はそれに感動してくぐった犬を撫でていると犬の方もとても嬉しそうだった

「なんか微笑ましいわね〜・・・って・・・え〜・・・」

敬子はそれを見てとても微笑ましい光景だな〜と思って横を見てみると

そこではカメラでその命を激写している好夜の姿があった

(・・・どうしよう・・・他人のふりしたい・・・)

次回はいよいよ旅行最後の日!

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