ゲーマーの自由
二話目です。カクヨム様でも投稿していますが、なるべく同じくらいになるようにしていきます。
「地球とは違う。ここは別の世界だ。……もうあんな思いはしなくていい、しなくていいんだ!俺は自由だ!」
地球のような縛られた世界ではない。自由の世界、そして無限の可能性。それらに大和は感動していた。
「しかし、ここが異世界ってんならアレもあるよな!」
大和はワクワクしながらそう呟いた。
「ス…ステータス!」
すると、空に奇妙に浮かぶプレートが現れる。
「ほ、ほんとに出てきた!俺は本当に違う世界に来たんだ!」
大和はそう叫びつつ、ステータスを確認する。映し出されていたのはこんな文字だった。
名前 堺 大和
レベル1
種族 人間
性別 男
年齢 16
〈基礎能力〉
体力280
筋力41
防御29
知力85
素早さ65
ステータスポイント:100
能力〈異世界の頭脳〉〈鑑定〉
加護:〈慈愛の神の加護〉
「……興奮してきたぁぁあ!!まじだ!マジなステータスだぁあ!それにスキル!鑑定とか、頭脳とかもうサイコー!!」
大和はこのとき幸せを感じていた。それは地球では感じられなかった、希望という感情だった。
「ふぅ、落ち着いて考えよう。まず、基礎能力だ。これは地球が関係してそうだな。筋力の部分も俺の握力の数値と同じだし。次にスキルだが、ど定番の鑑定があるな。多分このステータスも鑑定の能力あってだろう。そして異世界の頭脳。これはどちらかというと称号っぽいけど…スキルなんだな。そしてレベルだが————」
とそのとき、大和の後ろで気配がした。それは大和の見たことのない動物だった。
「これが多分……魔物ってやつだろ。きっとこれはゴブリンだな。ここで実験といきたいが……今はヤバイ!」
大和はゴブリンと出会った瞬間、逃げるという選択をした。戦う手段が無いのだ。しかし、逃げてもゴブリンは追ってくる。大和は急いで近くにある石をゴブリンに投げた。ゴブリンがよろけている間に、大和は出来るだけ遠くに逃げた。
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