第六話 魔法少女2
投稿遅れてすみません。久々の投稿なのであまりいいものは期待しないで読んでください。
「……!!」
夏目は受付所の広さに圧倒されていた。
「どう?すごいでしょ?ここが魔法少女軍の受付場よ♪」
「………」
「うん?どうしたの………?」
「…………」
「……おーい!!!」
「ウヒャァァア!!」
受付場の時点で圧倒されていた夏目は、意識がどこかに飛んで行ってしまっていた。
「やっと反応してくれた?まったく………」
「すっ……すみません、遥さん……私グリーン市から来たもので、こういう大きな場所って慣れてなくて……」
夏目は、顔を赤らめた。だが、遥かに叱られたからというよりは、情けない悲鳴を上げてしまったことに対して顔を赤らめたのだが。
「はぁ……こうもいちいち驚かれてたらこっちだってやってられないわよ……まったく……グリーン市ってどんだけ田舎なのかしら……」
「うぅ……さっきグリーン市好きとか言ってたじゃないですか……それに、なにも少し変な声出したからってそこまで………ていうか遥さんてもう少し頼りがいのある人そうに見えましたけど……」
「私は、過剰反応する奴が大嫌いなのよ。グリーン市の子の雰囲気が好きなのであって、グリーン市の子もグリーン市そのものも、好きだなんて一言も行っていない。それにそんなんじゃ、私じゃなくても怒るわよ。」
「うぅ……」
「いい?これからあなたは魔法少女として戦わなくちゃいけないの。そんなときに,さっきみたいなことしてみなさい。引っ叩かれるわよ。それに、それにそんな態度で戦闘に挑んでみなさい。間違いなく勝てないわよ?これからは、多少のことにも動じない肝っ玉を持つこと。いいわね!?」
「はい……すみません……これからは……いや、今からでも私、変わります!」
「はぁ……バカね……」
「ふぇ!?」
(私、また怒らせること言っちゃった……?)
「今から変わるなんて……できるわけがないじゃない……」
(あっあれ……?なんか違うっぽい……)
「人は今からは変われない。でも、少しずつなら変わっていける……だから、焦らなくてもいいのよ。」
(………!)
「それに、あなたのそういう素朴な部分は……」
「別に嫌いじゃないわよ?」
(………!!)
「ごめんね、大したこと言えなくてって……うわぁ!!」
夏目は、遥の体を思いっきり抱きしめた。
「ちょ……ちょっと!何しているのよ!あんた、こんな場所で!ここは受付場よ!?」
「遥さん!!いや…………お姉さま!!!」
「お姉さまって………まさかこの子!!!」
長谷川夏目、15歳。百合属性持ち___
「お待たせしました。こちらでよろしいか確認してください。」
受付場の受付嬢は、そういうと、夏目の写真とある程度のプロフィールが書かれているカードを、差し出した。
「あぁ……これが私の魔法少女軍パスポート………」
「魔法少女パスポートとは、魔法少女軍に入った人間のみに持つことが許される代物であり、魔法少女軍所属を示す道具であると同時に、軍の施設のキー、つまり鍵となるものございます。更には、魔法少女に変身できる魔法少女システムも備わっております。」
「えっ、そうなんですか!?」
「はい、長谷川様は、魔法少女志望者とお伺いしておりますので。」
「そんな、すごいもの………私なんかが持っていていいんですかね……?」
「はい。ですが、軍に所属してから数年は、基礎トレーニングと魔法少女システムを使いこなせるようになる訓練を受けてもらいます。それを達成できれば、魔法少女軍の一員です。」
「あの……数年て言っていますけど………だいたいどれくらいなんでしょうか、」
「そうですね……だいたい、3年くらいですかね……」
「3年か………それなら私にもできる気が……」
「ふふふ……それはどうかしら……ここの訓練は一味違うわよ………」
「そっそれってどういう……」
「ふふふ……それはね……」
___一方その頃……
「新しい入軍希望者か……どんな奴らなんだろう……」
一人の受付係が、2枚のプロフィールが書かれた紙を見つめてつぶやいていた………。
どうでしたでしょうか。久々の魔法少女は。
投稿遅れて本当に申し訳ありません。
これからはなるべく早く投稿できればいいなと思います。