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朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第二章
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18 渇望するは魔法の頂

<前回のあらすじ>

 宮殿への帰り道で、妖精のポプラに出会う。

 ポプラは空間を飛び越える魔法を使えるらしい。

 ぜひとも習いたいので、頭を下げた。

 まるで女王のような威厳を放ちつつ、ポプラが私を見つめている。その目はとても真剣だった。上っ面だけの答えは許さないと、言葉以上に語っていた。


『どうして魔法を教えてほしいのか』


 問いの答えは、すでに私の中で決まっている。

 私は言う。


「私は、私の友を、仲間を、守る力が欲しいのだ」


 目を逸らすことなく、私はポプラを見る。

 花の上に佇むポプラは黙ったままだ。彼女の見た目はとても小さいのに、今はとても大きく見える。

 私は言葉を続ける。


「私の腕が届く距離は短く、遠くにいる者は助けられない。それに、私の腕が壊されると、守りたい者たちも守れない」


 脳裏に浮かぶのは、ピッギーが斬られた、あの瞬間。全身が軋むような怒りは、あの人間たちだけでなく、力不足な自分自身にも感じていた。

 あんなことは、二度と起こさせはしない。


「だから、君の使う魔法を、使えるようになりたいのだ。どうか、私に教えてほしい」


 再度、私は頭を下げる。

 しばし時間が過ぎて、ポプラが口を開く。


「気に入ったわ。あたし、しばらくここに住むことにする!」


 ということはつまり……?


「魔法も教えてあげるわ! 頑張りましょうね!」

「ありがとう、ポプラ」


 どうにか、私は魔法の先生を得ることができた。


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