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朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第二章
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17 小さき者との邂逅

<前回のあらすじ>

 散歩をしていると、地面にうずくまっているコボルトたちを発見。

 どうやら泥だんごを作っていたらしい。

「上手く光沢がでない……」

 果樹園で実力不足を感じた私は、宮殿へ戻ることにした。胸にあるのは、もっと魔法の練習を頑張ろうという思いだ。


「そうだ、練習あるのみだ」


 自分で自分を励ましつつ、宮殿に戻っていると、花園に見慣れない何かが飛んでいた。そう、そいつは飛行していたのだ。

 私は注意しながら、飛行するそいつに近づく。いきなり攻撃されることも考慮する。

 しかし、そいつが自分を害するとは考えにくかった。なぜなら、そいつはとても小さいからだ。


「あれ、あなた、骸骨さん?」


 そいつは私に声をかけてきた。良かった、攻撃はされないようだ。会話をする余裕はあるらしい。


「そうだ、私は骸骨だ。君は……妖精か?」


 背中に一対の羽を生やした、言葉を操る小さな生き物。

 私の掌ほどの高さを持つこの生き物は確か、【妖精】と呼ばれる存在のはずだ。


「そう、あたしは妖精。妖精の【ポプラ】」

「ポプラか、良い名前だ」

「お母さんにつけてもらったの」


 にっこりと笑顔を見せるポプラに、私は問いかける。


「それで、君はなぜここへ?」

「お花の匂いに誘われてきたの」


 微笑むポプラは可愛らしいが、一つ聞いておかなければならないことがある。


「君もあの穴を通って来たのか?」

「穴? いいえ、あたしは魔法で空間を飛び越えてきたの」


 そんな魔法があるのか。丁度、自分の実力不足を嘆いていたところだ。ぜひとも習いたい。

 出会って間もないが、私はポプラに頭を下げる。いきなりのことでポプラはあたふたしているが、関係ない。


「その、空間を飛び越えるという魔法、どうか私に教えてもらえないだろうか?」 


 さっきまであたふたしていたポプラが急に冷静になる。重苦しい空気が生まれる。

 しばしの沈黙の後、ポプラは私に、こう問うてきた。


「どうして教えてもらいたいの? 理由を言いなさい」


 ありがとうございます。

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