4 偽りなき真実の証明
<前回のあらすじ>
ツルギが犬のような生き物を拾ってきた。
可哀想なので、一緒に住むことにする。
【コボルン】と名付ける。「わおん!」
「ところで、ツルギに聞きたいことがある」
「なに?」
「さっきの話なんだが、コボルンが人間達に襲われていたと言っていたな?」
「そう」
「わふん」
「どうやってその場を切り抜けたんだ? お前、一人だったんだろう?」
「もちろん、たおした。さんにん、よわかった」
そうか、倒したのか。まぁ、ツルギもあの五人との戦闘を経て強くなってるからな。傷も見当たらないので、今回の戦闘は圧倒的だったのだろう。さすがツルギである。
「わおん、わおーん、わふ」
「どう、いたしまして」
「ぴぎぴぎ」
コボルンがツルギにお礼を言っている。ツルギはちょっと照れているようだ。ピッギーは二人を見ながら頷いてる。そうだな、尊い光景だな。
コボルンは感極まったのか、ツルギに抱き着いた。ピッギーもどさくさに紛れて抱き着いている。いやー、尊い
しかし、コボルンの毛が汚れているので、悲しいことになっている。三人はどうやらそのことに気づいてはいないらしい。
「ははは、抱き着くのは良いが、皆汚れてしまっているぞ」
「わふー」
「あちゃー」
「ぴぎー」
ふむ、そろそろ夕方か。
「丁度良いから、全員で風呂にでも入るか」
「わふー?」
「あるじ、それいい、すごくいい」
「ぴっぎー!」
コボルンは首を傾げているが、ツルギとピッギーは賛成のようだ。
特に、ピッギーは飛び跳ねている。お前、風呂に浸かるの好きだもんなー。かく言う私も大好きなんだが。
「じゃあ、風呂場に行くか」
私は【フロート】で椅子を浮かしながら、三人と共に風呂場に向かった。




