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朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第二章
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3 王と騎士の庇護

<前回のあらすじ>

 目が覚めると、椅子に座って眠りこけていた。

 夢の内容を思い出そうとするも、よく覚えていない。

 ツルギが何かをつれてきた。「わおん!」

「わおんわおん!」

「ぴぎー」


 ツルギが犬のような生き物を拾ってきた。ようなというか、恐らく犬だ。大きさからして、子犬だろうか。毛は白色だったのだろうが、今はくすんでしまっている。


「それで、どこで拾ったんだ?」

「ひとつうえ。あるいてたら、おちてた」


 落ちてたって…。「倒れてた」の間違いじゃないのか?


「…それで、どうして拾うことにしたんだ?」

「こいつ、てきい、ない。め、すんでる」


 確かに、ピッギーとにらめっこしている子犬の目を見ると、澄んでいることが分かる。探索中に遭遇した他の敵は、会話が成り立ちそうもなかった。目も濁っていたうえに、すぐ襲いかかってきたものだ。

 だが、こいつは違う。


「こいつ、にんげんに、おそわれてた」

「何? そうなのか?」


 人間達に襲われて、倒れていたのか。


「まえのと、ちがうやつら。さんにんで、おそってた」


 私はあの五人の人間達のことを思い出す。あいつらの他にも、似たようなことをする奴らがいるんだな…。


「お前、ここに住むか?」


 私は、子犬に問いかけた。このまま解放したら、人間達にやられてしまうだろう。それよりも、ここで私たちとのんびり暮らす方が良い。


「わふん? わおん!」

「そうかそうか。気が済むまでここにいると良い」


 というわけで、子犬は私たちの仲間になった。


「くぅーん…」

「あるじ、なまえ、ほしいって」

「名前か…」

「ぴぎー…」


 確かに、名前があった方が呼びやすいよな。


「じゃあ…【コボルン】でどうだ?」

「わおん!」

「きにいった、って」

「そうか、それは良かった。よろしくな、コボルン」

「ぴぎー!」

「わおん!」


 ピッギーが空気になっている……。


「ぴぎー!」

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