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朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第二章
25/52

1 過ぎ去りし日の声

「あなた、またそんなところで寝ていらっしゃるの?」

「あぁ、君か…。うむ、この椅子に座っていると、どこであっても自然と眠くなってしまうんだ」

「そうなの? ちょっと座らせて頂戴な」

「いいとも」

「…あら、確かにこれは、眠気を誘う椅子みたいね」

「だろう? 私の最高傑作と言っても過言ではないよ」

「そうかもしれないわね」

「そこは断言してほしかった」

「ふふふ」

「ところで、君は何しにここへ?」

「あなたをお茶会に誘おうと思って」

「ほう、それはいい。丁度喉が渇いていたところだ」

「そう言うと思っていたわ」

「すでに用意していたんだな」

「自分でね。運ぶのは彼女に任せたけれど」

「焼き菓子と紅茶です」

「うむ、ありがとう」

「ありがとね」

「いえいえ」

「それにしても、寝ていたのがこの場所で良かった。綺麗な花々を見ながら飲む紅茶はすごく良いな」

「えぇ、そうね。いつもより美味しく感じるわ」

「そうですね、とても美味しいです」

「…今度、あいつを茶会に誘ってみるか。いつも眉間に皺寄せて唸っているから、偶には息抜きをさせてやらないとな」

「それって、あなたの左腕である、あの人のことを言ってるの?」

「今の私の言い方で、当てることができるとは思っていなかった」

「そう? 分かりやすかったけれど」

「そうですね、あの方はいつも、同じような顔で歩いていらっしゃいますから」

「そうよね、分かりやすかったわよね」

「ええ」

「あなたもあの人を見習って、もう少し苦悩しなさいな」

「私はどちらかと言うと、今みたいにのんびりと生きるのが好きなんだよ」

「そうね、あなたはそういう人だったわね」

「…こんな日々がずっと続くと良いな」

「そうね、本当にそう思うわ」

「そうですね、本当に」


 そこで私は、目が覚めた。


 お待たせしました。

 区切りの良いところまで書けたので、投稿していきます。


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