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朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第一章
12/52

12 異なる力と秘められた謎

 日は変わって、翌日のこと(太陽は見えないため、感覚で判断した)。

 私は、火以外の魔法を練習していた。


「水や土も出せるみたいだな」

「ぴぎー」


 右手に水の玉、左手に土の玉を乗せたまま、私は呟いた。

 ピッギーはふよふよ浮いている二つの玉をじっと見ている。興味津々だな。


「あるじ、まほう、すごい」

「ありがとう、ツルギ」


 ツルギが私を称賛してくれた。

 だが、私としては気になることがある。


「水や土と比べて、火の出力が小さい気がする」


 火は直接的な攻撃に使えるし、もっと強くても困らないのだが…。

 私は魔法で指先に火を灯す。

 ボッと火が灯る。徐々に火力を上げてみる。しかし…。


「これ以上は無理か」


 視線の先には、さきほどできた水や土の玉の三分の一ほどの大きさしかない火の玉があった。


「んー…まぁ、牽制くらいにはなるか」


 そう納得することにした。

 代わりといってはなんだが、水や土の適性はあったようで、結構な出力が出た。

 具体的には、それぞれの力で壁ができるくらい、だ。

 攻撃面はアレだったから、防御面で活躍するとしよう。

 魔法で色々できるようになって、いつ敵が来ても良いようにしないとな。

 ツルギみたいに、いきなり襲いかかってくる奴がいないとも限らない。…ツルギは良い奴だったけど。


「そう言えば…ツルギ」

「なに? あるじ」

「初めて会った時、どうしていきなり襲いかかってきたんだ?」

「ちから、つよくなる、から」


 私がそう問うと、ツルギはさも当たり前であるかのように答えた。 


「強く?」

「てき、たおす、ちから、つよくなる」


 漠然としていたので詳しく聞いた。すると、どうやら敵を倒すことで自分の力が強くなるらしい。

 ツルギも、強くなるためにいくつもの敵を倒してきたそうだ。そのカッコいい剣でズバッと斬っていったんだろうなぁ。


「しかし、そんなに強くなってどうするんだ?」

「した、いく」


 ツルギは剣を地面に突き刺し、空いた右手で地面を指差した。


「下?」

「そう、した」

「何故だ?」

「わからない、した、いく、ほんのう。あるじ、ちがう?」

「特にこれといって下に行きたいとは感じないが…。下には何があるんだ?」

「らくえん」

「楽園?」


 秘密を暴く為の質問だったのに、余計謎が深まってしまった。

 下には一体何があるんだ…?


2018/07/17

 加筆修正。816字→921字

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