表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朽ちた玉座の骸骨王  作者: 半信半疑
第一章
11/52

11 大いなる力の行使

「だいじょうぶ。あるじ、まほう、ある」


 嘆く私を励まそうとしてか、ツルギがそんなことを言った。

 私の耳は聞き逃せない言葉をキャッチした。


「なに? 魔法?」

「ぴぎー?」


 ピッギーと二人で首を傾げていると、ツルギは動作付きで説明を始めた。


「あるじ、まほう、つかった。けん、はじいた」


 パーン、と剣が飛んでいく様を、骨の手で表現するツルギ。カタカタと音が鳴り、ツルギと対峙した時の映像が再生された。


「あぁ、魔法って、あのシールドのことか」

「ぴぎー?」

「そういえば、ピッギーは見ていなかったな」


 私はピッギーにも見せるため、目の前にシールドを作る。


「ふん!」

「ぴぎー!」


 かざした右手の前方に、あの時と同じような黒い半透明の膜ができた。

 良かった、上手くできたようだ。

 シールドを見ることができて、ピッギーも興奮しているらしく、すごく跳ねている。…ちょっとそれ、跳ね過ぎじゃない?


「それ。あるじ、それ、まほう」

「そうか、これが魔法なのか」

「まほう、たぶん、いろいろ、できる」


 多分かー。そこは断定してほしかった。


「シールド以外にもできることがあるのか?」

「ぴぎー?」

「ひ、みず、つち、いろいろ」

「なるほど…」


 試しに、人差し指の先に火を灯すイメージをする。ぽっと点く感じ、ぽっと点く感じ…。


「おぉ、火が灯ったぞ!」


 肉無き骨の一点に、その火は赤々と燃えていた。


「あるじ、さすが」

「ぴぎー!」

「ははは、魔法は面白いな!」


 それから私は、疲れて魔法が使えなくなるまで、火の生成と消滅を繰り返した。

 ピッギーとツルギは、私の近くで踊っていた。


2018/07/16

 加筆修正。517字→650字

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ