嘘臭い男
今回のガチャハズは短いのですよー
お詫びに、このさく三日連続毎日更新頑張るのですよー
ボーソは輪廻の輪ガチャを廻した。
ボーソは願う、自己犠牲の固まりのようなすばらしき若き聖人が死んでここを訪れることを。
「はい、作者さん。今回は倒置法禁止です」
今回の、救世主候補は、性別♀、名前は石田 陽銘だ。
「えっ、頭痴呆?策捨?なに言ってるの」
ボーソは、わけがわからなくなった。
「というか、季節外れの桜に驚いたりしないの?」
ボーソは、ここにこれまで来た救世主候補のパターンから外れた少女の反応が気になっていた。
「いやー。だって、もうマンネリで読者も飽きてるかなあと」
石田さん、様式美は大事なのですよー
「あ、そうなの?………あたし、桜よりも最初の和室の方が好きかなー。あっ そうそう、異世界に行くけど世界は救わないパターンで、お願い」
「正直、話がサクサク進みすぎて怖い」
ボーソは恐怖した。
「一応、いろいろ君に説明しなければならないのだが」
ボーソはおっさん神との契約上、説明の義務があるのだった。
「もういいから、そういうの。ネタ切れの作者を困らせないであげて」
石田は、イベントスキップした。
「は はぁ」
ボーソは困惑した。
「じゃあねー」
石田は消えた。
石田は【時代劇監督】で世界を護るのか?乞うご期待。
空間が最初の和室に戻った。
総評
なんというか型にはまらない奇人だった。
はい、次
輪廻の輪ガチャぐるぐる
「ここはどこだ」
今度は男だ。
「君は死んだ。君には二つの選択肢がある。生き返って私の世界を護りたいのなら私の奥の扉を開けてくれ、記憶を失い生まれ変わりたければ奥のふすまを開けてくれ」
「先人たちはどこへ行きましたか?」
男はボーソに聞いた。
ボーソは、なぜか男の言葉が、どこか嘘臭いと感じていた。
「多くの先人たちは、ほとんどの方が生まれ変わっている」
ここにこない死者は強制的に生まれ変わりをしているので、こっちの方が正確だろうとボーソは考えていたのだった。
「そうですか、では」
そう言って男はうしろのふすまを開けて転生しようとした。
「えっ、いいの!?」
ボーソは驚いた。
「先祖と同じ墓で眠っちゃだめですか、さいですか」
ボーソは男の言葉が正論なのは理解しているが、男の言葉がやっぱり嘘臭く、その所為で微妙に納得できないでいた。
「別にだめではないが」
「じゃあ、還ります」
ボーソは観念した。
「ちょっと待ってくれ、最後に一つ聞かせてくれ、どうやったらそんなに嘘臭い言葉を話せるんだ?」
ボーソは不思議だった。
「あなたも大概嘘臭いですよ。それではさようなら」
男は消えた。
男は輪廻の輪に還り学校の池のプランクトンになったとさ。
総評
私の言葉が嘘臭いだって、そんな事あるわけ………ははは
このさくは、短編を投稿したのですよー
熱心なガチャハズ読者の方はぜひ見てくださいよー