含みのある言い方、連発
今回は短くてごめんなさいですよー
このさく、ガチャハズを毎週水曜更新頑張るですよー!
だから、ゆるしてですよー
ボーソは四人目となる救世主候補を求め輪廻の輪ガチャを廻した。
今度も男だ。
「うわー、ここどこ、あんた誰」
彼がここにきた時、戦車や戦闘機のプラモデルが一緒に付いてきたが、ボーソには原理が推察できなかった。
ちなみに正解は、彼がプラモデルを作っていると地震が発生。
彼がこれまでに作ったプラモデルの入った棚が彼の頭上に落ちた。
即死。享年17歳。
おかげでプラモデルが衣服扱いになりこの空間まで持ち込めたのであった。
「私はボーソ。とある世界の神様みたいなものだ。君に頼みがある。私の世界の民を救ってくれ」
「分かりました。楽勝ですよ。この戦車や戦闘機があればね」
そういってプラモをボーソに見せる。
ボーソは、こいつは異世界を舐めてると確信した。
しかしボーソは思案する。
この男はそこそこは好戦的な性格をしている。
そんな人間を確かに私は望んだ。
これ以上好戦的な性格をしていると多分に扱いづらいだろう。
輪廻の輪にお還り願うほど悪くはないし………
もう異世界送るか!!
「では世界を護ってくれ。幸運を祈る」
そういうと彼は異世界に送られた。
この名乗りもしなかった男、名を秋月 平太といった。
秋月 平太は【模型実体化】の能力で世界を救えるのか、こうご期待。
総評
少しでも同意の素振りを見せて使えなさそうだったら即異世界送りが最適解だと教えてくれたことに感謝。
よし次
輪廻の輪ガチャをボーソは廻した。
もはやボーソは人間への期待をしていなかった。
今度も性別は男。
彼の名前は丹望 誠路。
丹望はこの状況をこう解釈した。
これ漫画等でよくある。
デスゲームの導入だ。
「残念ながら君は死んでしまった」
間違いないデスゲームの導入だ。
一度失った命を人質に殺し合いを強制するパターンだ。
デスゲームで殺されない方法それはデスゲーム運営のお気に入りになること。
それ以外にロールプレイを振るとデスゲーム物では十中八九死が待っている。
具体的には、自称ふつうの学生のデスゲーム主人公は運営側から、面白い駒か、最後に地獄を見せてやる、等の認識をされている事が多い。
「私は神ボーソだ。君にお願いがある」
このデスゲームのプロデューサーは自称神様パターンか。
やばいな。娯楽及び営利目的ならプロデューサーに媚びを売れば即死は免れられるけど自称神様相手だと目的によって生存ルートがブレまくる。
「あなたの目的はなんですか?」
「私の愛する世界を護りたい。それだけだよ」
これは、バヤイ。
自分が生け贄の儀式にされるパターンの可能性大。
もし仮説があたっていた場合、理論上生存率は0%(表記上は0%だが実際は小数点以下を四捨五入しているので0%ではない)、という絶望。
なぜならこのパターンは生存者が出た場合ボーソはものすごく困ることになるからだ。
だからボーソはありとあらゆる考えうる全ての手段を持って自分の命を絶ちに来る。
勝機は二つ、針の穴を通すようなミラクルを無数に起こすか、それとも何らかの手段でタイムリープを無数に繰り返すかだ。
だが、残念ながらどちらも現実的ではない。
強いて言えば、ミラクルの方は0.01%も可能性は無さそうだけれども、タイムリープなら3%は可能性を担保出来そうな気がする。
ただ、一つ言えることがある。それは、諦めたら生存確率は0%ってことだ。
確率に怯むな、丹望 誠路。
冷静に観察しろ、丹望 誠路。
「おーい、どうしたんだ」
「どうもしてませんけど」
丹望は素っ気なく答えた。
「君の名前は?」
「さあ、なんでしょうね」
もし、この神様が自分の名前が分からなければ、かなり低位の神だ。もしも、そうなら希望はある。
「その返しは現世の流行なのかい?(怒)」
よっしゃー、ナイス。この神は雑魚確定。でも、この神様の好感度ゲージも稼いどいた方がいいな。
「ははっ、冗談ですよ。私は、士道 成といいます。侍の士に道でシドウ 成功の成でセイと書きます。それにしても他にもいたんですか?」
当然、偽名だ。呼ばれてもすぐに分かるように響きの似た名前を選んだぞ。
わざわざ本名でエントリーするのは危険度大だからな。
具体的に言うと名前からいろいろな因縁が飛び火するパターン、たとえば父親とかの。
あと前例が気になる。
「いやね、君と違って名乗りもしないんだ。別の人からは私が怖いからだとか言われたけどね。私って怖いかい」
こくこく、首をゆっくりと縦にふった。
ボーソはショックだった。
「ところで、自分はなにをすればいいんですか?」
とにもかくにも、ファーストゲームの内容を把握しよう。
「こほん、君には二つの選択肢がある。どちらを選んでも私は止めはしない」
これって、選択肢間違えると死ぬ奴じゃないよな。
「まずは、何らかの能力を持って異世界に住む民を守るか、このまま、別の生物に、記憶を失い転生するか」
この場合は、まず能力を得られるという選択肢から大きな地雷臭を感じる。選ぶとしたら一番無いな。
次に、別な生物に記憶をなくして転生と言うが、相手の言っていることが事実とは限らないし、そもそも能力がマトモなものだとは限らないし、たとえば酷い例だと自分の肉体がバラバラに(強制)なるみたいな。
で、ここからが本題。デスゲーム物あるある、極端な二択から実は三択でしたパターン。隠された選択肢を選ぶと生存率は馬鹿正直な二択の選んだ場合のルートの生存率が高い方の少なくとも二倍以上は担保できる。
考えろ、士道 成(仮名) 考えろ、丹望 誠路。
あっ、そうだ。
「そういえば名前言わなかった人と、その人が怖がっているって言った人は結局どうしたんですか?」
先人に学べ、丹望 誠路。
「そうだね、名前を言わなかった人は眠りだしたから、別の生き物に転生させたよ。大豆の人は、こほん 彼が怖がっているって言った人は、能力を得て別の世界へ行ったよ」
あれっ、今の言い方は、ボーソが自ら転生させたようにも聞こえる。
ボーソはあまり賢くは見えないが、今の言葉にプラフがある可能性は、高い。なぜなら、ボーソが自分を馬鹿に見えるよう振る舞っているようにも見えるからだ。
つまりボーソは、自分に転生されてもノーダメージ、あまつさえボーソが得する可能性さえある。
それにしてもボーソって変な名前だな。
もしや名前に秘密が隠れているパターンか!
ボーソ、アナグラム説。
ワード解説【アナグラム】
暗号の一種で、文字を入れ替えて別の言葉を作るもの。
ボオソ、三文字だから6パターンだし、総当たりだ。
ボオソ、ボソオ、オソボ、オボソ、ソオボ、ソボオ
意味が全く通らない!!
これはもしやローマ字に直すパターンか。
BOOSO
どう、いじろと。
一応全パターン試そうか。
BSOOO,BOSOO,BOOSO,BOOOS,SBOOO,OBSOO,OBOSO,OBOOS,SOBOO,OSBOO,OOBSO,OOBOS,SOOBO,OSOBO,OOSBO,OOOBS.SOOOB,OSOOB,OOSOB,OOOSB
の全16パターンか。英単語としては一つも意味が通らないから。ローマ字になるのは?
ボソー、ボーソ、オボソ、ソボー、ソーボ、オソボ
(ヤベー、母音が一つだけだとアルファベット経由する意味皆無なの忘れてたー)
沈黙
母音がお行だけじゃ無理があるか。
待てよ、馬鹿正直に質問するのはどうだ?
実は聞けば良かったのにパターンだろこれ。
というかノーヒントで最前手を選ぶとかムリゲーだし。
聞くか、馬鹿正直に。
「あのー、ボーソさん 他に道はないんですか、たとえばずっとここにいるとか」
「ずっとここにいるのは不可能だが、それがどうかしたのか、士道」
士道って誰だ。自分だ。オー マイ ガー。
取り合えずこれは第三の道あるパターンだな。
「あるんですね。話を逸らさず教えてください」
「あー、能力もらって別世界へ行くパターンだが別に自由に生きてもらって構わない」
これは、ダメだ。自分の本能が告げている。
ここでとるべき選択肢は一つ。
「転生しまーす」
この言葉とともに彼は輪廻の和に還っていった。
彼は別に世界を越えず記憶も引き継がずに養豚場の豚に転生するのだがそれはまた別のお話である。
総評
ボーソは怪しい。
はい次
ボーソはまたも勇者を求めガチャを廻した。
このさくの裏話のコーナーですよー
一番最初の男は何に転生したか気になるですかー
名前は前野 華晢ですよー
太平洋を巡る蝶に転生したですよー
ちなみにボーソの名前は、誕生のボーンを崩したものですよー