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異世界で街へ向かう







「とりあえず、ここから一番近い街・パラスタへと向かいます。そこに行けばきっとみなさんのお友達がいると思いますよ!」

シスリオはこちらを振り返って話す。

そういえばこの惑星には東京の全学生がいるんだっけ。つーか東京の全学生の中から友達探すのかよ…

「にしても本当にこの世界で暮らすのですね。僕達の家まであるだなんて…」

「てゆーかなんで私がこの男と同じ屋根の下暮らさないといけないのよ!」

と、ハルくんのこぼした言葉に天野が言葉を重ねながらこちらに指を向けている

「ってはあ!?ふざけんなよおい!次にお前が走れなくなって魔物に燃やされた時は助けねーからな!?」

「いいですよーだ!そんなことは2度と起きませんー!」

こ、こいつこのヤロー!マジで生意気すぎるだろ!

「いやー2人ともとっても仲がいいんで

「「仲よくなんてねーよこのバカ精霊!」」

「えー!?なんで侮辱されてるんですか!今のってシスは何も悪くないですよね…ううっ…」

「シスちゃんは悪くないよ、悪いのは8割がうちのバカ兄ちゃんだからねっ。」

相変わらず冷たい妹だ。いつもは仲良し兄妹じゃないかマイシスター…

「でも今はケンカしててもいつかは仲直りしてくださいね?同じパーティの仲間なんですから。」

「は?パーティ?舞踏会か?」

俺はパーティという言葉を繰り返す。

「パーティっていうのはチームみたいなものです。精霊議会で精霊1人と人間数人が1つのパーティになって協力し、元の世界に人間を還すことを義務付けたのです。」

「パーティもしらないなんてあんた大丈夫?勉強した方がいいんじゃないのー?」

「うるせえアホ。なるほどな。だから同じ家に住むのか…」

「だれがアホよだれが!軽く流すんじゃないわよ!」

天野がまだ文句を言っているが状況はなんとなくわかった。

ふと柚希の方を見ると、

「これからハルと一緒に暮らせるんだね!よろしくね!」

「う、うん!一緒にがんばろうね!」

と2人は照れ笑いを浮かべながら楽しそうに話してた。

とりあえず柚希の心配はしなくてよくなったところで目の前には街が広がってる…ことは無かった。

同棲についての話でもめた時に足を止めててずっとそのままだった。

またどっと疲れが出てきたような気がするな…

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