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92話:王の記録、欺かれし真実

ナギの記憶球体の奥に刻まれていた“王の真実”──

それは、神則流を恐れた王家が、自らの支配体制を維持するため、かつて“理”そのものを歪め、歴史を塗り替えていた記録だった。


「……これが、王国の真実」


ナギが口にしたその声に、ハクもジノも思わず息を呑む。


その記録は、ムサシ・カザマの遺した“理の律文”を消し、都合のよい“王の理”を国民に植え付けることで形成された、偽りの国家像だった。


「記録が……塗り替えられていたんだ」


エリオットが呟く。


「でも、なぜ……? なぜそこまでして神則流を……」


「恐れていたのだ。“剣”が“理”を超えてしまうことを」


ハクの声は、静かな怒りに包まれていた。


──記録に背く者は“抹消”され、“風”を語る者は“歴史”から追われる。


ナギが抱え続けていた“記録抹消”の真実。

それは“王の理”によって編まれた虚構の正義。


「このままじゃ……また誰かが、同じように消される」


ナギの瞳に灯る覚悟を見て、ハクは静かに頷いた。


「じゃあ……その偽り、正そう。風は、止まってない」


その言葉が、次なる戦いの狼煙となった──!



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