表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

いまげんざい

 人が空を飛びたいと思ったのはいつからなのだろう。イカロスの翼なんていう神話があれば、飛行機の大きな一歩となったライト兄弟だっている。

 人は空に何を求めているのだろうか。自由か?知的欲求か?それともただの便利か?

 「生まれ変わるなら鳥になりたい。烏でも鷹でも雀でもいい。」

 、、、。自己紹介は失敗に終わったようだ。そりゃそうか。中学の3年になった僕、魚寺傑うおでら すぐるはいたって普通だ。まあ少しぐらい厨二病かもしれない。

 みんなの自己紹介が終わり、帰りのホームルームとなる。先生の話が終われば少し自由時間だ。

「なあ、なんでトリになりたいの?」

後ろのクラスメイトに聞かれる。名前は、、、

「遠藤くん、だよねたしか。」

「あってるよ、魚寺くん。」

よかった。息を吐く。

「えぇっと、鳥になりたいって言ったのは、、、なんとなくだよ。気持ちよさそうでしょ?」

「確かに。それならおれも来世はトリがいいなー」

軽く笑う。チャイムがなる。帰りの挨拶。

「じゃまた明日!」

気さくなやつだな。いいやつだきっと。僕は軽く手をふる。

 帰り道、やはり初日は疲れる。空を見上げればトリが浮いている。

 西暦8295年、人間以外の生物はとうの昔に滅んだ。空にはトリと呼ばれる飛行物体、海にはサカナと呼ばれる超小型潜水艦が存在していた。



初投稿です。至らぬ点があった場合どんどん教えてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ