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人類はレベルとスキルを獲得出来ませんでした  作者: 妹尾真拓
甘木市未確認ダンジョン編
5/197

模擬ダンジョンの鬼教官

評価・ブックマーク・いいねをしていただけると作者のモチベーションが上がります。

よろしくお願いします。

自衛隊での僕の訓練は特別メニューが組まれていた。


「ウッ・・・ゲェフ」

「ほら、足を止めない! お前はただ走ってるだけだぞ! 他の隊員は荷物も持っているんだぞ! 理由は一つだ! お前が貧弱だからだよ! 理解したら走れ! 走れ! 走れええええええ!!」


在籍してもうすぐ3週目に入る。

最初のランニングは体力が保たずに途中で倒れて水を何度もぶっかけられた。

今では何とか走り切れるようにはなったが、まだ荷物を持つことはできない。

周囲の人たちは細い人でもしっかりとした筋肉がついている。それに比べて僕の腕は細すぎた。

高校では平均的な体型のはずが、ここでは貧弱ボーイ扱いだ。


「よっしそこまでー。まだまだ倒れるなよ。クールダウンしてから腕立て50、腹筋50、背筋50、スクワット100だからな」


倒れ込みたいっという欲望を抑え込んでストレッチを開始する。

初日は倒れ込んで、水をかけられ、強制的に腕立てからのコースを行った。

回数は今よりも少なかったが、それが出来ないほど貧弱だったのだろう。


「よーし! これにて午前の訓練は終了だ! 食事に行ってよし!」


鬼教官の大きな手がバシッと僕の背を叩く。

親しみを込めたスキンシップなのだろうが・・・痛い。


「午後からは隊員との模擬ダンジョンで訓練だからな、しっかり昼食をとってきなさい」

「はい、ありがとうございます」


食堂に行くと、既に別メニューをこなした部隊の人たちが席について楽しそうに談話をしながら食事をしていた。


ぐるっと周囲を見渡すと、一人の自衛官が僕に手を振っていた。


「お疲れ! 瀬尾くんも午前の特訓が終わったところか?」


気安く声をかけてくる彼の横に僕は座った。


「はい。佐藤さんも昼食まだですよね?」

「おう。今日は食券組だからな。番号呼ばれ待ちだ」


ピラピラさせてる券を見ると、A定食大盛12と書かれていた。


「今日のA定食って何ですか?」

「牛カツだってよ。珍しくな」

「牛カツですか。僕もそれにします」

「お! いいねいいね! 入ってきたときの瀬尾くんからは考えられない食欲だ」

「いや、あの時は本当に食欲がなかったんですよ。何か入れたら逆流しそうなぐらいきつかったですし」

「鬼教官なー。骨のあるやつが来た! とか言って喜んでたから張り切ってやってるんだろうけど」

「名前の通り、まさしく鬼ですよ。名前を聞いた時に納得してしまったぐらい鬼です」

「名前な。俺らも初めて聞いたとき、びっくりしたけど、その後納得したな」


ゲラゲラとその場にいるみんなで笑い合う。


「そういえば、午後は模擬ダンジョンだったな・・・」


思わせぶりに佐藤さんが呟き、僕を見て笑みを浮かべる。

他の人たちも僕を見て笑っていた。


「・・・何ですか?」

「いや~、な~んにもないよ」


みんなを見るが、誰も目を合わせてくれない。


「百聞は一見にしかずって言うからな。午後を楽しみに待ってろよ」


そう言うと、12番が掲示板に表示されて、それを見た佐藤さんは「お、きたきた」と言って取りに行く。

僕も取り敢えず券売機でA定食を選んで、番号をもらい佐藤さんが食べるのを見ながら呼ばれるのを待った。


・・・美味しそうだなー。



昼食を食べ終わって昼の1時には模擬ダンジョンが設置されているグラウンドに整列していた。

以前、1時になってから整列したら、「時間になったらすぐに行動できる準備を終えておけ!」と一喝されて、既に並んでいた人たちも含めて罰を受けたことを思い出す。

自分だけでいいじゃないかと当時は思ったが、自衛隊では一人の失敗が仲間に影響するという教訓だと教えてもらえて、それ以降考え方が変わった。


「みんな揃ってるな。それじゃ、今日の模擬ダンジョンはみんな知っての通り、甘木市の新規ダンジョンを想定する。想定の敵も、今まで倒した昆虫モンスターの魔石を埋め込んだ木人を設置した。姿と行動も昆虫に似せているから考えて攻撃するように。使用できる武器は銃火器、短刀のみとする。ただし、昆虫モンスターは硬い殻を纏っていることを忘れるな!」

「「「はい!」」」

「それから、桐谷、佐藤、右宮の3人は瀬尾と組んでもらう! 瀬尾は一切攻撃するな。お前は守られるだけの存在として扱う」

「・・・」

「返事!」

「はい!」


僕も攻撃で参加したかったが、教官が許さないのであれば従うしかない。


「僕は荷物は必要ですか?」

「不要だ。防弾防刃装備とライト付きヘルメットは装備してもらうが銃火器などの武器は不携帯とする。なお、もし桐谷、佐藤、右宮の3人が倒れた場合は、即脱出し、入り口まで戻るように」

「・・・」

「返事!」

「はい!」


それからチームごとに分かれて、入る順番と分かれ道の際の左右の確認を誰がするかなど、細かい内容を決めていく。


「あれ?」

「ん? 何か疑問でもあるか?」

「えっと、みんなスキルは?」


僕の質問に、3人は顔を伏せた。


「・・・宝箱見たことない」

「・・・受肉祭に参加したことない」

「・・・持ち込んだものもハズレスキル」

「運がないんですね」

「「「一言で済ますな!」」」


3人の声が揃った。

でもそれにしても疑問が残る。


「今まで、この80年間で自衛隊としてダンジョンアタックした際に宝箱が全く出なかった訳ではないでしょ? 貸し出しとかはないんですか?」

「瀬尾くんは自衛隊ってレアなアイテムをいっぱい持っているイメージだったりするのかな?」

「はい。ダンジョンアタックを何度もしているので、宝物殿並に持っているかと」

「・・・それが一般の認識だよな」

「そうですね。世間との意識のズレですよ」

「そのズレのせいで、自衛隊は怠けてるとか言われると辛いんだよ」

「いっそ、瀬尾くんにいろいろと配信でも何でもしてもらって世間に伝えてもらうのもありかもね」


ハハハっと乾いた笑いをして桐谷さんが僕の手をとった。


「瀬尾くん。ダンジョンアタック1回で宝箱が出る確率って何%あると思う?」


・・・確率。


「え? 1個は確実に出るんじゃないんですか?」

「残念。宝箱が出る確率は0.01%だよ」


その数字に衝撃を受けた。


「じゃあ、上級の探索者が持っている超レアスキルが付いてるアイテムは?」

「よほど運がいいか、もしくは受肉祭のときに手に入れたかだ。現に自衛隊所属の黒曜の清水明久は受肉祭に巻き込まれて手に入れてるし、金剛の久本智美は隊に入る前にダンジョンに入って宝箱を引いたらしい」

「・・・宝箱を100個見つけるとか、現実的と思いますか?」

「思わないね」

「気が狂ってる」

「夢のまた夢」


じゃあ、あの言葉は・・・あれ? 誰が言ってたっけ?

ふらっと眩暈がして僕は目を押さえる。


「瀬尾くん、大丈夫か?」

「あ、大丈夫です。そろそろですか?」

「ああ、瀬尾くんは見てるだけでいいから。いざという時は逃げれるように準備運動だけはしておいてくれ」

「分かりました。でも、訓練で逃げることなんて無いですよね?」

「・・・」

「・・・」

「・・・」


おかしい・・・笑って「ないない」という言葉を期待していたのに3人とも黙ってしまった。



模擬ダンジョンの部屋の前で順番を待つ。

今は僕らの前の組が中に入っていて、扉には赤いライトが点っていた。


「ぶちのめす。絶対、ぶちのめす」

「金的だ。一撃は絶対入れてやる」

「肋骨全折、肋骨全折、肋骨全折」


3人が物騒なことしか言わなくなってしまった。

一体この扉の向こうに何があるのやら。

僕は不安になりながらも、身につけた装備を確認し、手足を動かす。

今身につけているヘルメットはカマキリの攻撃ぐらいなら2撃は耐えれる代物らしい。


「ぐぁ・・・ば・・・」

「こ・・・お・・・」


扉の向こうから微かに音が聞こえる。

確か完全防音で中の音は漏れないという説明を受けたはずなのに・・・。


しばらくして、扉のライトが青に変わった。


「よし、行くぞ!」


佐藤さんの言葉に僕らは頷く。


そして扉を開けて中に入った。


扉の中は洞窟を模したダンジョンが作られていて、当然のことながら真っ暗闇だった。

素早くみんなライトをつけて周囲を確認する。


「クリア」

「クリア」

「クリア」


先頭にいる佐藤さんがライフルを持ち、2番目に短刀とハンドガンを持った桐谷さんが続く。3番目は僕で、最後尾に右宮さんがライフルを持って上と後ろを警戒した。


まるで本当のダンジョンのような緊迫感が僕を押しつぶすかのように感じる。


佐藤さんが慎重に進み、最初の広場を覗いてハンドサインを出す。


・・・カマキリ2体。自分と右宮が1番手、桐谷が止め。右宮は右側から撃つ。


佐藤さんの指示に2人は頷き銃を構えた。

そしてハンドサインがカウント3、2、1となって佐藤さんと右宮さんが突入した。


ズダダダダダダダ! っと音が響き、木製のカマキリが穴だらけになる。2体とも足がいくつか無くなっていて、真っ直ぐ立つことができない。その隙を逃さずに桐谷さんが短刀で右側にカマキリから腕を先ず切り飛ばし、続けて頭を捻じ切った。

その間に佐藤さんと右宮さんが左側のカマキリの頭を銃弾で鎌ごと吹き飛ばす。


「クリア」

「クリア」

「よし、次行くぞ」


カマキリが動かないのを確認してまた元の隊列に戻り、次の道へと進む。

次の部屋に行くまでに、木製コウモリが襲いかかってきたが、右宮さんが冷静に撃ち落とし、桐谷さんが短刀でトドメを刺した。

次の部屋ではダンゴムシが3体いた。

それを確認した佐藤さんがサササっとハンドサインを出して、即3人が動き出す。

それぞれが1体受け持ち、一気に転がして団子状態にする。

ダンゴムシの恐ろしいところは球状の突撃攻撃でそれ以外は全く問題ないらしい。

その後はライフルで銃口を捩じ込んで引き金を引く。早く終わった右宮さんが銃口を捩じ込んで引き金を引く。


やはり、これまでの経験が生かされているのだろう。それと仲間との信頼しあっている。


「みなさんチーム組んでどのくらい経つんですか?」

「1年とちょっとだな」

「1年ですか。信頼しあっているみたいで羨ましいです」


僕の言葉に、ブフォっと桐谷さんが噴き出す。


「どうしたんですか?」

「言うなよ!」


僕の質問に被せ気味に佐藤さんが言う。


「瀬尾くん・・・」

「はい」

「今はダンジョン内を想定してるから、集中を欠く話はまた今度ね」

「・・・」


佐藤さんが絶対喋るんじゃねぇって言うかのように睨んでいる。

それを分かっていて桐谷さんと右宮さんがニタニタして楽しんでいた。


次の広場はモンスターハウスだった。


パッと見てもカマキリ2にダンゴムシ3、バッタやてんとう虫も見えた。


佐藤さんがハンドサインをして、右宮さんと一緒に装填用のマガジンを2つ取り出して床に置く。

そしてライフルを構えて横に並び、最初にスタングレネードを投げ、その後に問答無用で乱射を開始した。


穴が空き、木片を飛ばしていく木製モンスターたち。

2人は途切れることなく弾幕を張り続け、弾が無くなたら直ぐにマガジンを取り替えてキッカリ予備2本を使い果たして中に進んだ。


「硬い殻を持ってる虫は生きてる可能性が高いから注意が必要だ」


そう言って右宮さんは一体ずつ銃弾を撃ち込んでいった。


そしてまた通路が続いて次の部屋を佐藤さんが確認したとき・・・空気が変わった。


いきなり乾燥した。


まるで夏の太陽の光を浴びたような感じに肌がひりつく。

思わずゴクリと喉を鳴らす。


「ついにか・・・」


桐谷さんの言葉に、佐藤さんは手鏡を取り出して中にいるものを僕たちに見せた。


そこには1体の鬼がいた。


比喩でも何でもない、純粋な赤鬼。

完全なモンスター。

初めて見たその姿と圧力に、僕の心臓は鼓動を早め、呼吸が浅くなる。


「落ち着いて瀬尾くん。ゆっくり呼吸を整えて」

「桐谷さん、でもモンスターが・・・」

「安心して。大丈夫だから」


僕が取り敢えず呼吸をゆっくり整えて再度鏡を見ると、それもこっちに気づいたのか鏡越しにこっちを見た。


「何だ、来てるじゃないか。そこから奇襲する気だったのか? もう無理だから入ってきなさい」


思わず僕の呼吸が止まった。


桐谷さんを見ると、苦笑して頷く。

佐藤さんと右宮さんも一緒だ。


・・・ああ、それで鬼なのか。


変な納得をした。


鬼教官が鬼でした。

そりゃー、シゴキも鬼な訳だよ。

だって鬼だもん。


「さて、君たちが最後の組にしたのは、瀬尾くんのこともあるのだが、お前たち3人は俺と何回も戦った経験があるからな。少し時間が掛かるかな、と思ったからだ。俺の期待を裏切ってくれるなよ?」


鬼がニヤリと笑みを浮かべる。

口から生える恐ろしい牙によって、食事を前にしているモンスターとしか見えない。


鬼教官が立ち上がる。

その身長に僕は圧倒された。

元々教官の身長は170台。それがゆうに3メートルを超える筋骨隆々の鬼になっているのだ。

佐藤さんたちも隠れていても無駄だと思ったのか、ゆっくりと広間に入った。

そして佐藤さんが後ろ手でハンドサインを出す。


「ん? 閃光手榴弾は無しか?」

「前回使ったでしょ。対策立てているでしょうし、無駄なことはしません」

「つまらん。結構いい手だと思ったんだがな」


そう言って鬼教官が懐からサングラスを取り出す。


その、視線が外れた一瞬の隙に、桐谷さんと右宮さんが隠し持っていたスタングレネードを投げる。

そして僕らは素早くサングラスをして耳を押さえた。


「・・・小細工を」


鬼教官が楽しそうに呟く。

それと同時にスタングレネードが炸裂した。


「今日こそぶちのめす!」

「前回の金的の恨みを晴らさせてもらいます!」

「肋骨の恨み思いしれ!」


それぞれに恨みつらみがあるのだろう。

佐藤さんと右宮さんはライフルを撃ちながら接敵し、目と耳が効かない鬼教官の注意を引きつける。

鬼教官は銃弾の軌道から顔を狙われていると判断し、両腕で顔を覆っている状態だ。

その中を桐谷さんが短刀を持って突き進む!


「覚悟!!」


狙いは男性の象徴。

どんな大男でも急所となるその場所に短刀を突き刺した・・・いや、突き刺そうとした。


「まだまだだ」


鬼が笑った。


短刀が当たる前に、彼の左手が素早く動き、人差し指と中指でそれを挟んで止めている。


「何で!?」

「次は気配察知を考慮して作戦を立てるように」


僕たちの声は聞こえていないはずなのに、鬼教官は質問に答えて短刀を奪い取る。


「くっ!」


桐谷さんも力負けすることを分かっていて、短刀から素早く手を離し、銃を構えた。

だが、一発も撃つことなく、彼の側頭部に鬼の左拳がヒットして吹き飛んでいった。


「ちくしょ!」

「鼻の穴を狙うぞ!」


佐藤さんと右宮さんが乱射しながらバラバラに走り出す。

こうなってくると、銃弾が運良くどこかにクリーンヒットするのを願うしかない。


その2人に鬼教官はまたも笑った。


「1対1じゃ勝てなかっただろうが」


そう言って銃弾の雨を無視して佐藤さんに向けて走り出す。


「この!」


拳を警戒し、狙われる前にスライディングして下から銃口を向けるが、愚策と言わんばかりに地面と一緒に蹴り上げられて宙を舞った。


「佐藤さん!」

「瀬尾くん逃げろ!」


右宮さんの言葉に、僕はかたまった。


「逃げるんだ! そうすれば全滅にはならない!」


ライフルを撃ちながら右宮さんが叫ぶ。


「行けええええええええええええ!」


そして僕は右宮さんの戦いを背に入り口向かって走り出す。

だが、僕は今日最大のミスをしていたことにようやく気づいた。


「あ・・・あれ?」


来る時は佐藤さんたちが先導していたために、安心しきっていて分かれ道の存在など全く気づいていなかったのだ。


「これ、どっちだっけ!」


勘に頼って左を選び走って行くが、何回か曲がると行き止まりになっていた。


「そ、そんな!」

「ダメだなー。ダンジョンの歩き方がなってない」


後ろから掛けられた鬼教官の声に、僕はビクッと体を震わせた。


「ダンジョンは分かれ道が多い。しかも、目印の傷を入れようが物を置こうがダンジョンが吸収修復してしまう。来た道は必ず周囲を確認して覚えておくのが鉄則だよ」


鬼が近づいてくる。

赤い恐ろしい、鬼よりも鬼らしい鬼が・・・。


「理解したな? 次回に必ず活かすように」


今日の締めと言うかのように、鬼教官は僕の意識を刈り取った。

因みに僕はどうやってやられたかを覚えていない。

気づいたら医務室で寝ていて、右のこめかみには大きなガーゼが貼り付けられていた。


模擬ダンジョンの訓練があった日は、その後は自由時間になる。

基本的に参加した人は怪我をしているため、自由時間という名の療養時間になることが多いらしい。


「あの脳筋のせいで、こっちは大忙しだ!」


医務室の先生がそう言って怒っていた。

僕も手加減を覚えた方がいいと思います。

・・・言えないけど。

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