3話 めざめ
毎週投稿ですが、ペースは大丈夫ですか?
下書きで書いてるのがだいぶ長くなってます。今のところね。
飽きられないようにしてるつもりです。
遠くで呼んでる声がする。
タ・・タロ・・・タロウ!!
目を覚ます。
??男「おお!タロウが起きたぞ!薬師を呼べ!」
家の者らしき男「はっ!ただいま!!」
しばらくすると、薬師がノシノシと廊下が軋ませながらやってきた。
??男「タロウが目を覚ましました!」
薬師「ほう。雷に当てられたのに目を覚ますのが思いのほか早かったわ。うん。脈も安定している。まだ、火傷の痕もある。無理に動かしてはいかんぞ。では。儂はこれで」
??男「分かりました!ありがとうございます!」
薬師は部屋を出て行った。
ツネタロウはタロウになったことに慣れない。傍らにいるこの男は父親か?随分と身なりが良い。自分の先祖は、農民じゃないのか?どうして武家から農民になってしまったのだろうか。それに部屋がキレイで暖かい布団。ひとまず探りをいれてみようか。
タロウ「父上」
??男「おお!気がついたか!」
流れからして父だと思い当てずっぽうで言ったら当たった。探りは成功。
タロウ「父上。私はなぜ皆から見守られているのですか?」
父「お前は、池で釣りをしてるところへ落雷があってな。近くの木に落雷したのだが、運悪く木が割けお前の釣り竿に当たり、お前は腕に大きな火傷をつけてしまったんだ。今はゆっくり寝て癒しなさい」
腕の痛みや関節の違和感を感じ腕を動かし肩を回そうとするも火傷のため思ったように回せない。武家の子が刀を思うように振れないとなると。困ったな。指はどうだ?大丈夫少し引っ張られる感じはあるが指は動く。火傷が落ち着き練習すれば文字は書けそうだ。寝てろと言われたんだから寝ていた方が良さそうだ。ありがたくもう少し寝ていよう。
【どこかのタイミングで使って見たい用語解説】
薬師とは、現在の開業医。主に薬の調合をしている。入院施設の無いクリニックのようなもの。
例:風邪ひいたくらいなら薬師くらいが丁度いい。
例:薬師!薬師!開けてくれ!急患なんだ!!頼むよ!薬師!!
大学病院だと待たされますが、クリニックだと1日がかりじゃないので助かりますよね。
なんで、ドラマや映画って、閉まってるクリニックのドアを叩くのでしょうか。救急車に乗れば良いのに。
来週も13時に投稿するのでまた見てね。感想や評価お待ちしてます。
切に。切に。
また見てね