117「エピローグ」②
サミュエル・シャイトをはじめ、スカイ王国の重鎮たちはスカイ王国に戻っていた。
シューレン魔法国とフォーン小国は、スノーデン王国のように人が住むには厳しい土地というわけではないのが幸いとした。悪事を働く王族貴族という膿を取り除いた今、支援を受けながら、いずれひとり立ちするだろう希望は大きい。
サムたちも、オーネィ・ショ・タスキーや愛の女神エヴァンジェリンに仕える神殿勢に任せて帰国することに問題はなかった。
クライドをはじめ、国の重鎮とも言える貴族たちが揃って他国に滞在しているのもまずく、戦闘面で特化したものばかりなので国の復興には向かないため、揃って帰国となる。
帰国したサムは、家族との時間をたっぷりとった。
リーゼたちと一緒に編み物をして、胎教に良い運動をし、お腹を撫でた。
メルシー三姉妹とお風呂で戯れ、楽しい時間を過ごした。
ジョナサンやデライトと一緒に晩酌をして、カリアンと食事を、ロイグと父と子の時間を過ごした。
ダフネとデリックとも家族の時間を過ごした。
ウルとは扉越しに少しだけ話したが、すぐに寝てしまった。
日比谷綾音のお誘いを受け、愛を確かめ合い。
ゾーイが「ぽっと出の似非女神に先を越された、だと!? というか、その身体で挿入ったのか!?」と驚かれ、代わりにデートをした。
オフェーリアとも王都でゆっくりした時間を過ごした。
まるっと一週間ゆっくり休み、久しぶりに平和な時間を過ごした。
あと一ヶ月くらいで春となり、子供も生まれるだろう。
そうなったらサムも父親だ。
同時に、神の使徒となったマニオンが動き出すだろうが、負けるつもりはない。
守るものがたくさんあるのだ。
五年前、身軽で家を出た時とは違う。
大切なものがたくさんある。
守りたいものがたくさんある。
――神だろうとなんだろうと勝ってみせる。
そう意気込むサムは、王宮に呼ばれていた。
ウルを除いた宮廷魔法使いがすべて揃っている。
王都にいる貴族たちも雪の中、王宮に足を運んでいた。
そして、遠藤友也、ゾーイ、エヴァンジェリン、カリアン、モンド、薫子、朱雀丸、メイ・リー・リーと錚々たる面々が集まっている。
全員が立って見守っている中、サムだけが玉座を前に跪いていた。
玉座に座るクライド・アイル・スカイが、厳しい顔をしてサムに告げた。
「――サミュエル・シャイトよ、そなたを追放する」
シリアス先輩「シリアスだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
シリアス先輩(真)「いえ、シリアスなんて微塵もないです」
シリアス先輩(萌)「基本ギャグですよねぇ」
シリアス先輩「――何奴!?」
――シリアスではないです。続きも「さすがスカイ王国」「さすがクライド陛下」という感じですのでご安心ください!
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