1話〜プロローグ〜
初学園物です。こっちはサブなので更新はゆっくりとなると思いますが、どうぞよろしく。
ここはとある県にある葛城市という町。そこに一人の青年がおり立っていた。
「ここが葛城市か。いいところじゃないか。新学期から3ヶ月遅れで転入か。目立つのやなんだけどな。ま、なるようになるか。」
この青年の名は川上双牙。整った中性的な顔立ちと赤い眼が特徴の細身で長身の青年である。ジーンズに白いTシャツ、黒の上着をきていて目を隠すためサングラスをかけている。
「とりあえず家に行かなきゃな。姉さん待ってるだろうしな。」
双牙はタクシーを拾うと、家へと向かった。
ここで葛城市について説明しておこう。葛城市は数年前の都市開発計画により作られた比較的新しい街だ。海に面した穏やかな街で都市中心部には大きな繁華街もある。人口は60万人ほどの大きな街だ。
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双牙は駅から車で20分ほどのところにある閑静な住宅街の中の一軒の前に来ていた。
「ここが新しい我が家か。姉さん元気かな。」
そう思いながら双牙は玄関を開けた。
「姉さん、来たz「双く〜〜ん!!」!?」
ドアを開けた双牙に美女がいきなり抱きついた。双牙はとっさにそれを抱きとめながらコケないようにうまく衝撃を逃がす。
「蓮花姉さん、相変わらずだね。元気そうで何よりだよ。」
「双くんも元気そうだね。久しぶり。正月以来かな。」
抱きついた女性の名は川上蓮花。双牙の姉である。長身で細身、ポニーテールにした長く艶やかな黒髪と、豊満な胸が特徴の美女だ。頭脳明晰で双牙がこれから通う高校で生徒会長を務めている。
「俺の荷物どうなってる?」
「2階の部屋に届いてるわ。部屋の扉にネームプレートがあるからそれで確認しなさい。」
「転入手続きは?」
「必要な書類はすべて出しておいたわ。あとはあなたの机の上にある資料をもって職員室に行けばいいわ。あと授業の時間割表と教科書類も一緒にあなたの部屋にあるから、明日の時間割を確認していきなさいよ。」
「わかった。道場の方はいつから顔出せばいい?」
「そうね、もう少し落ち着いてからでいいわ。」
「わかった。」
「で、これからどうするの、双くん?」
「そうだな。とりあえず街の地理の確認がてら買い物にでも行こうと思ってるんだ。学校の場所も確認しておきたいしね。案内頼める?」
「いいわよ。じゃ行きましょうか。」
二人は買い物へと出ていくのだった。




