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スクールライフCREATORs  作者: 石原レノ
生徒会の依頼
13/24

気遣い

「うぅ…疲れた」

「大丈夫?瞬君」

二日明けての月曜日。僕は休日に溜まった疲れを吐き出すように机に突っ伏していた。そんな僕の元に来てくれたのは長い髪を後ろで結んだ日本美人。『榊神巫女(さかきかみこ)』だった。

思い頭をあげながら、僕は最大の力で挨拶を交わす。

「う、うん。おはよう榊さん…」

「だ、大丈夫!?何だか顔色悪いよ!」

当然である。二日間の休みを経て溜まったものはとにかく疲れだ。夜遅くまで資料整理、会議の連続で、寝る間も惜しんで資料点検をするハメになった。僕が生徒会に呼ばれたのも、この仕事量を見れば頷ける。

「大丈夫…多分。朝ごはんはちゃんと食べたし…あとは寝るだけ」

段々と小さくなっていく声とともに、僕は再び机に頭をぶつける。

鈍い音が鳴り響き、神巫女はびっくりしたようで、手をあたふたと揺らしていた。

「ま、瞬君!?」

「すぅ……」

「……ねてる…?」

流石に意識が持たなくなった僕は、再び夢の世界へとーー

「せーんぱーい!迎えに来たっすよ!」

ビクッと体を震わせたのは、何を隠そう瞬だった。青ざめた顔をゆっくりと上げ、今にも死にそうな顔で琉歌を見つめる。琉歌の後ろには、いつも通りゆかりが同行していた。

「ほら先輩、何寝てるんですか!早く仕事行きますよ!文化系部活祭まであと1週間ないんですから!」

「ち、ちょっと待ってよ琉歌ちゃん!僕夜遅くまで作業してたから今にも死にそうなんだって!」

僕の必死の抵抗を聞いた琉歌、ゆかりが、何故か僕をじっと見つめる。

「…大丈夫ですよ。まだまだ仕事は残ってますから」

「いやそれ何の解決にもなってないよね!?」

ビシッと親指を立てて、自信ありげに言葉を放ったゆかりに、僕の盛大なツッコミが入る。

それを見ていた琉歌は、気だるそうな顔をしながら欠伸をする。

「まぁまぁ先輩。とりあえずいきましょう。話はそっからでも……」

「え、えぇ!?また僕連れていかれるの!?」

「さっきからそう言ってるです。早く来るです」

こうしてまた、僕は生徒会の仕事とやらに連れていかれたのであった。

「……瞬君。大丈夫かな?」

その光景を見て、神巫女は一人そう思っていた。

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