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飛行機ハイジャック

作者: ガチャガチャ
掲載日:2014/02/12

あの忌まわしい事件を

我々は、忘れては、ならない・・・!

JALL759便 成田→ホーチミン行きは、上空三千mで快適な旅を送っていた。


私は、老後の旅のため、妻とこの航空機を利用していた。妻は、私の隣で眠っている。


前の座席の男がおもむろに席を立った。黒服にジーパン、黒いニット帽、サングラスをかけた、体格のいい男だった。歳は、30半ばといったところだろう。


男は、黒い大きなカバンからピストルを取り出し、大きな声で喚き始めた。


一瞬の静寂の後、悲鳴が飛び交う機内。


男が、私の所へ近づいてくる。

次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅってやった。






なぜ、そんなことをしたか、わからない。男は、沈黙の後、ひどく憤慨し、罵声を浴びせてきた。


冷や汗が出る、水鉄砲を持つ手が震える。

男は、私の胸ぐらを掴む。

そして、次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅってやった。






男は、唖然とする。

しかし、更に憤慨し、次の瞬間、私に殴りかかってくる。

次の瞬間、






私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。






男は、いよいよ怒り狂った。

顔が真っ赤になり、目が血走っている。

間髪入れずに、

次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅってやった。






男は、大人しくなった。

しかし、怒りでわなわな震えている。

震える声で、私の持つ水鉄砲を渡せと言う。


私は、止む無く水鉄砲を差し出し、

そして、次の瞬間、







男の股間にぴゅってやった。







男の頭の血管がぷちんと切れる。

凄い剣幕で、大声で喚き散らす。

言葉が、日本語になっていない。


銃口が私の顔に向けられる。


いよいよ、私の人生もここで終わりか・・!



覚悟を決めて目をつむる。

そして、次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとした。








もう、男は、反応しない。

震える銃口が、目標を定めている。


バキュム


と、快音が機内に響き、火薬の匂いが漂ってくる。



風穴が、私の額に空いている。

衝撃でシートに頭が叩きつけられる。

最期の抵抗だ!

次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間に、ぴゅっとやった。






飛び交う悲鳴。機内は、騒然としている。



覚悟を決めた、若い青年が、男の背中に飛びかかる。

男は、顔だけ後ろをむいて、離せと抵抗している。

なぜか、私は、生きている。意識がある。

今がチャンスだ!

隣の妻を避難させ、

次の瞬間、








私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。







男は、青年を突き放し、逃げようとする妻の腕を掴み取り、妻のこめかみに銃口を向ける。

男は、息を切らし、ひどく興奮している。

今にも引き金を引きそうだ!

待て!

と、私は、叫び、

男がこちらを向いたところで、

そして、次の瞬間。







男の股間に、水鉄砲で、ぴゅっとやった。








いよいよ切れた男は、横に妻を突き飛ばし、私目掛けて飛びかかってくる!

私は、座席から立ち上がり、男をかわす。

男は、股を開いた状態で、サイドからシートに激突した。そこをすかさず、

次の瞬間、







私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。








体勢を崩した男は、シートから起き上がれず、ばたばたしている。

今がチャンス!

すかさず、私は、

次の瞬間、









男の股間に、水鉄砲で、ぴゅっとやった。







飛び交う悲鳴。男の罵声。ほとばしる水滴。

そして、次の瞬間、










私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。






今がチャンスと、周りにいた男数人と、いつの間にかいたパイロットの一人が男に覆いかぶさる!

男は、声にならない声を上げ、抵抗している。

しめた!今なら逃げられる!

私は、数本歩き、

振り向き様に、

次の瞬間、









男の股間に、水鉄砲で、ぴゅっとやった。







しかし、更に大勢が加勢し、男に覆いかぶさり、男の股間が見えなくなる。

男は、強く抵抗し、何人かを突き飛ばしている。

しめた、死角が一瞬なくなった!

この機を逃すまいと、

次の瞬間、








わたしは、水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。







大勢の男たちにより、男は、ベルトや服でぐるぐる巻にされ、身動きが取れない状態になっている。更に、口にも服が巻かれ、もごもご言っている。

両手は後ろに、両足は閉じた状態で固定され、芋虫のようにうねうね動いている。

わたしは、閉じた男の股間目掛けて、

次の瞬間、










水鉄砲で、男の股間をぴゅっとやった。










男は、観念し、泣き叫び始める。

鼻息を荒くし、何かを必死に訴えている。

哀れに思ったわたしは、

足を固定しているベルトを外し、

男の股を広げて、

次の瞬間、









私は、水鉄砲で、男の股間にぴゅってやった。








男の股からは、水が滴り落ち、下には水溜りができている。

哀れに感じたわたしは、男の股間をハンカチでぬぐい、床の水溜まりも掃除し、

そして、次の瞬間、









わたしは、男の股間に、水鉄砲で、ぴゅっとやった。








わたしは、まさかと思い、ジーパンを下ろし、下半身をパンツ一枚の状態にした。

案の定、今までの激しい攻撃を受けて、パンツの股間の部分がぐっしょり濡れている。

それを、見たわたしは、この男を哀れに思い、次の瞬間、








私は、男の股間に、水鉄砲で、ぴゅっとやった。







男は、いよいよ号泣し、おいおい泣き始める。哀れに思った私は、もらい泣きをし、

次の瞬間、








水鉄砲で、男の股間にぴゅっとやった。







・・・・。


男は、白目を向き、それから、しばらく動かなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



8月30日。快晴。

JALL759便 成田→ホーチミン行き。

上空三千mで起こったこの痛ましい事件は、今でも私やその便の乗客の胸に残り、

私たちを苦しめている。


私は、二度とこの悲劇を繰り返さないためにも、一刻も早く、

この国が、

忘れてしまった、大切な

「思いやりのある日本人の心」

を取り戻す日が来るとこを、

願ってならない。















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