冬のレコード
凍える夜に
君を想う
遠くの街に
願いを送る
吐息は白く
リズムを刻む
時間は波
寄せる想いが打ち上げられ
孤独もそのうち溶けてゆくでしょう
街灯ライト
ハイライトみたい
君の笑顔が
僕を照らす一点灯
雪の結晶
セッションみたい
鼓動が拍を重ねるたび
アルコールの匂いが強くなるの
星座にプレイリスト
願いをチェイシング
君と僕だけの
冬をレコード
凍える夜に
また君を想い出す
近くの街に
詩を送る
頬は手持ちカイロより熱く
胸は冷気を吸い込み過ぎて痛いぐらい
時間は波
寄せる想いが打ち上げられ
孤独もそのうち溶けてゆくでしょう
こんな夜はロマンチックに
二人で飾られたあかりを眺めたい気分




