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第4回なろうラジオ大賞投稿作品

体育祭は勝負の刻

作者: 衣谷強
掲載日:2022/12/13

『第4回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』投稿作品です。

キーワードは『体育祭』です。


コメディー全開になりました。

どうぞお楽しみください。

「中間試験の結果も引き分けね!」

「あぁ! やるな!」

「あんたもね!」

「なら賭けは体育祭に持ち越しだ!」

「望むところよ! 今度こそ私が勝って、あんたに好きって言わせてやるから!」

「それはこっちの台詞だ! 絶対お前から好きと言わせてやるからな!」

「でも私達同じ赤組よね。どうやって決着をつけるの?」

「そうだな……。赤組への貢献度で決めるのはどうだ?」

「成程……。それならわかりやすいわね!」

「絶対勝つぞ!」

「白組にもあんたにもね!」




「いい天気だな!」

「あんたに告白させるのに最高のロケーションね!」

「言ってろ! お前の告白記念日にしてやるぜ!」


「百メートル走いっちばーん!」

「ふっ、俺も一番だ」

「くっ、ここは引き分けね!」


「騎馬戦勝利!」

「あれじゃまるで相撲じゃない。もっとスマートに勝ちなさいよ」

「くっ、最多ハチマキとは……! やるな!」


「足引っ張らないでよ!」

「あれだけ練習したんだ! この二人三脚、絶対に獲る!」

「行くわよ! せーの! いちに! いちに!」


「玉入れの玉、どんどん渡してくれ!」

「外すんじゃないわよ!」

「任せろ! うおおお!」


「お弁当、あんたの分も作ってきたから」

「お! 悪いな!」

「別に一人分も二人分も一緒だし、敵に塩を送るってやつよ」


「男子の棒倒しは二戦とも勝ったぞ!」

「女子のスプーンリレーも完勝よ!」

「引き分けか……。若干納得がいかないが……」


「綱の最後尾は任せたわよ!」

「おう! 絶対に動かん! だから前衛の指揮は頼むぞ!」

「あんたが後ろにひっくり返るくらい、皆で引いてあげるわ!」


「いよいよ最終競技のリレー! 赤組の勝ちは決まったが、最後まで気を抜くなよ!」

「あんたとの勝負が残ってるんだから、全力に決まってるでしょ!」

「よし! 行くぞ!」




「くっ、競技での貢献度は互角……!」

「クラスの皆も、俺もお前もMVPエムブイピーだと言うしな……!」

「という事は……!」

「また引き分けだな!」

「くぅ! 次は期末試験ね!」

「そうだな!」

「今度こそ絶対あんたに好きって言わせてやるんだから!」

「告白するのはお前だ! 俺は絶対に負けん!」

「その言葉、後悔させてあげるわ!」

「どうかな!」

「で、帰り何か食べてく?」

「お、いいな。安甘亭あかんていの鯛焼きはどうだ?」

「あんた鯛焼きじゃ足りないでしょ? 肉のマッチョのメンチにしたら?」

「なら間をとって、クレクレクレープでどうだ?」

「賛成!」

「明日から勉強だな。どっちの家でやる?」

「私の家でいいよー」

読了ありがとうございます。


クラスメイトは「まだ付き合ってないの!? あれで!?」と思っている事でしょう。

無自覚系主人公と無自覚系ヒロイン、二人の決着はいつつく事か……。


次回は『ポーカーフェイス』で書く予定です。

よろしくお願いいたします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 勉学やスポーツなどで競い合う事で、切磋琢磨をして互いを高め合う。 二人とも良い成長の仕方をしていますね。 このまま二人が競い続けた場合、どけだけ高め合う事が出来るか興味深いです。
[一言] お互いに「好き」と言わせるとか言ってる時点でなんだかな〜というバカップル(笑)
[良い点] かわいい! かわいい! このふたり、ずっと付き合わないで結婚しそう! そんで「婚姻届に先に名前を書いた方が負けだ!」とかいって、二人で肩寄せあって隣り合う名前欄に一緒に名前を書き始めて、…
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