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内外解離

 この「小説家になろう」の中と外は全くの別世界である。

 新たに小説家になろうから書籍化されたりアニメ化されると外の人間は「またこれか」と言い、中の人間は「良作だ」とか言っている。

 同じ作品に対する評価が中と外ではまるで違う。

 ランキング上位のいわゆる「なろう系」の感想欄に批評は無い。あっても「設定がよく分からないところがあります」とかなんとか。

 作品自体を批判するものは多分無い。

 だけれど、外の人間はその作品を読んでみて、「またこれか」の呟いて第一部分でブラウザバックするんだろう。

 なぜ、中と外でここまでも評価が違うのかというのは割と簡単に考察できる。


 面白いこと両者には共通点があって、そのなろう系作品のそれぞれの違いを感じ取ることが出来ないことだ。

 ただ、その共通点の扱い方が、両者で異なるのだ。


 外の人間はつまらない作品と似た作品がまた投稿されて、その両方の違いが分からないから、どっちも「つまらない」と言うし、面白くても「またこれか」と言う。


 中の人間はそのなろう系を読んでみて面白いとか思ったりする。それに似た作品についても面白いと評価する。

 だからこそ、面白いと思ってもらうにはその作品の模倣をするしかないわけで、それがさらに「またこれか」の数を増やして行くのだ。


 まさにスパイラル。


 ただ、俗に言うなろう系では無い作品というのは需要がある。

 なぜなら、外の人間がそれを望むからだ。

 で、多分、そういう作品も投稿されているが、いまいち話題に上がらない。理由は単純で、つまらないからだ。

 目の付け所はいいけど作品自体がつまらなければそんなのは読んでもらえないし、ただ読者を増やしたいなら、なろう系を書けばいいのに、そんなことをしないということはサイト利用者のある一定数を早速切って捨てているわけである。

 食べ物に例えるなら、松阪牛をデミグラスソースで1日煮込んで食べるみたいな感じ。焼けよ、と思いませんか?

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