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ワード「またこれか」
『ラノベアレルギー』とは違うものが書けるように頑張ります。
なろう系という言葉ができたのは言うまでもなく、この『小説家になろう』という小説投稿サイトがあるからだ。
あんまり、このなろう系という言葉はプラスの意味で使われていない。
それについて、サイト管理者の方々や、書籍化に成功した人間はどう思ってるかは知らないし、後者については知りたくもないのでここでは考察しない。
なろう系という批判用語ができたのだから、そのなろう系作品を書けば、「またこれか」と外の人間に言われる。
外、というのは、インターネット、或いは現実世界における、小説家になろう以外の場である。
しかし、そんな批判されているようなジャンルの作品は衰退するのが常だし、やがて書かれなくなる筈である。が、いつまで経っても「またこれか」と言われる作品が書かれる。
そう考えると、このなろう系という言葉はなかなかに複雑である。作品の単調さに反比例して。