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錬金術師になりたいの

 勘違いに勘違いを重ねてきたチェレスティーナもとうとう理解した。自分の魔力量が多すぎることを。


「魔力量も魔力効率も私の比じゃないわ。貴族じゃないかと思うくらいよ。本当に平民なの?」


 クラリッサはそういぶかしがる。


「えっと、森で行き倒れてたところをエディッタちゃんに拾われてここにいるんです。あんまり記憶がなくて……たぶん平民だと思うんですけど」

「本当に?」

「本当です」

「嘘ついてるんじゃないの?」

「ついてませんってば!」


 よほど自分との差が衝撃だったのか、追及がしつこい。強めに否定してやっと探るのを諦めてくれた。


「魔術師に向いてるか向いてないかって言えばもちろん向いてるわ。チェレスちゃんが向いてなかったら私なんてどうなっちゃうのかしらってくらいにはね」


 それなら魔術師になるのもいいかもしれない。クラリッサよりも魔力量があるのなら少なくともCランクか、上手く行けばBランクくらいにはなれるだろう。

 と思っていたら。


「でもね、チェレスちゃん。女が冒険者になる上で絶対に必要な適性があるの。それはね――大きな魔物にも怯まず、少しくらいの怪我には耐え、無味乾燥な非常食にも文句を言わないということよ」

「無理、無理、無理です~~~~!」


 少し考えてみれば当たり前だった。依頼の大部分は討伐依頼なのだから魔物を倒せなくては達成したと認められないし、擦り傷や切り傷にいちいち処置していてはポーションも魔力も足りない。野宿や遠征なら非常食も当然である。


 しかし、チェレスティーナには全くそれらに耐える自信がなかった。


 よく考えてみてほしい。こんな異世界に来てしまったとはいえ、剣と魔法の世界に浮かれてしまったとはいえ、元は日本人なのだ。怖いものは怖い。巡時代に柴犬に吠えられるのにもビビっていた自分が魔物なんかと戦えるはずがないのだ。もちろん怪我にすぐ処置をしないというのも耐えられないし、よりによって非常食など! エディッタの家の食事でさえ耐えている状態だというのに、あれ以上に粗末で美味しくない食事なんて考えられない。


かといって権力者に雇われるのも嫌だ。貴族なんかと関わっていいことがあるはずがない。巡時代に読んだラノベのように横暴だったり選民思想の塊だったりする貴族も依然として存在するのだ。見分ける前にうっかり粗相でもしたら次の瞬間首と胴がすっぱり分かれていそうである。


 結論。魔術師はやめておこう。私には無理だ。絶対に無理だ。


 そう言って全力で拒否すると、クラリッサも「そんな調子じゃやめといた方がいいわね」と諦めてくれた。


 しかしそうすると、もうすぐふた廻り目に入りそうだというのに生計の目途が立たないことになる。これは少し、というか大分困る。

 自分よりは一般知識があるだろうクラリッサに魔法を活かせる職業がないか尋ねてみると、錬金術師を勧められた。


「怪我や病気を治したり魔物を追い払ったりするのがポーションね。冒険者にも平民にも貴族にも必要なものだから需要は高いし、錬金術師も手厚い待遇を受けられるはずよ。なんでも魔法が使える子供の大部分が魔術師を目指すから人手不足らしくてね。マルファンテ領の錬金術師院も無償で生徒を受け入れてるわ」


 聞いてみるとなかなか好条件である。特に錬金術師院――いわゆる錬金術師養成学校に無償で入学できるというのは大きい。いくらエラルドたちがふた廻り目から給金を払ってくれると言っても、手持ちには不安が残る。無償で飯の種となる技術を身に付けられるというなら行った方が賢明だろう。


「しかも錬金術師院には寮もあって、希望者は無償で入れるらしいわよ。チェレスちゃんにはぴったりね」


 聞けば聞くほど美味しい条件である。何か裏があるのかと思えばそんなことはなく、ただ単に錬金術師が不足しすぎているかららしい。


「錬金術師ってやること地味だし、ポーション自体はそんなに高いわけでもないしね。どうしても魔術師を目指す子が多くなっちゃうみたいよ」

「そうなんだ……ちなみにポーションって相場はどれくらいなんですか?」

「初級ポーションなら小銀貨2、3枚ってところかしら。質の悪いのなら小銀貨1枚か、大銅貨の場合もあるわ。錬金術師院で売ってる見習いのやつは大体2、3割質が落ちるから安いわよ」


 なんと錬金術師院では見習いでもポーションを売れるらしい。金策は一応大丈夫そうだ。


「そうだ、クラリッサさん、ポーションって個人でお店を開いて売っても大丈夫なんですか?」

「商業ギルドと錬金術ギルドに届出を出せば大丈夫よ。チェレスちゃん、お店を開きたいの?」


 お店を開くのは巡時代からの夢であったと言ってもいい。母方の祖母が生前雑貨屋を営んでいたことから、自分で店舗を経営するということに強い憧れがあるのである。


 そうか、錬金術師になればお店も開けるんだ。俄然やる気が出てきた!


「お店開くならここら辺に出してくれない? ここの領って、まあこれが田舎も田舎でね、領都にしか錬金術店がないのよ。ポーション買いに行くのも大変でつい治癒魔法を使っちゃうんだけど、それでうっかり魔力切れしちゃって大変だったことがあったのよ。魔法が使えない人なんてどんなに苦労してるかしらね……」


 どうやら治癒魔法が追い付かないところをポーションで補っているのに、ポーションが手に入れづらいせいで領民たちが困っているらしい。なかなか大変な状況になっているようだ。


「前向きに考えてみます」

「そうしてくれると嬉しいわ」


 クラリッサは店に戻り、黒パンをいくつか購入して帰っていった。



 それから数日経ち、エディッタのお店の手伝いもそろそろ終わるかといった頃になった。

 チェレスティーナは蔓で編まれた小さめのポシェットに入れてある給金を部屋で改めて確かめていた。


「小銀貨10枚か……領都行きの乗合馬車の乗車賃と途中の宿代で精一杯かな」


 あと数日働くことで道中の食事も何とかなるだろう。


 クラリッサに錬金術師のことを聞いてから数日、チェレスティーナは錬金術師になるべきか考えていた。結論として、すぐに生活の保障のある場所に入ることができ、職に就いたあともそれほど酷いことにはならなさそうだと判断し、消極的な賛成という形となった。

 上手く行けば自分のお店を持てるというのも魅力である。そんなに上手く行くかは知らないが。


「まあ、錬金術師になるのが今のところ最善だよねぇ」


 ごろりとベッドに寝転がりながらそう言うチェレスティーナ。魔法などこれまでまともに使ったこともないし、不安も沢山ある。しかし生活には代えられない。


 日本ではこんなに切羽詰まった思いもしなくてよくて、幸せだったんだなぁ。


 巡時代では学生の身分しか経験していないというのにそんなことを思った。


 すると、にわかに玄関の方が騒がしくなったような気がした。男性の声が増えている。


「……?」


 不思議に思って柱から玄関の方を覗いてみると、何人かの男性がエラルドに何かを説明していた。何度か頷いたエラルドは蔓で編まれた籠から銀貨をひとつかみ取り出して先頭の男性に手渡した。男性たちは額に驚いたのか目を剥き、へこへことお辞儀をして去っていく。


 ……別にカーテシーじゃなくてよかったんだ。


 数日前のクラリッサへの挨拶について思っていると、チェレスティーナに気づいたエディッタがとことことこちらに向かってきた。


「チェレス、そんなとこでどうしたの?」

「あ、さっき玄関の方がちょっと騒がしいなって思ってたから見に来たの。――さっきの男の人たちって誰?」

「三軒先の木工工房の見習いさんたちだよ。なんでも同期のひとりが作業中に怪我しちゃったみたいで、ポーションを買いに行きたいんだけどお金がないからうちに借りに来たの」

「え、作業中の怪我なのに自腹なの?」


 労災保険などあるはずもなかったが、何か補填とかないのだろうか。


「見習いだもん、自分でお金用意しなきゃ」

「大変だね……。幾らくらい必要だったの?」


 興味本位で聞いてみると、


「乗合馬車で領都まで行くのに小銀貨2枚、ポーションが中銀貨3枚、帰りの乗合馬車が小銀貨2枚だから……34000シオルくらいかなぁ」


 恐ろしい金額だった。世間話のノリで聞くんじゃなかった。


「そ、その怪我って骨折とか……?」

「ううん、腕がちょっと深めに切れたみたい。これくらいの深さを、さくっと」


 エディッタが示してくれたが、それって大分大怪我なのではないだろうか。


「そうだねぇ、初級ポーションじゃ治んないと思う。最低でも中級2本は必要だね。中級ポーションは見習いが作れる分が少ないからその分安いのも出回ってないと思うし、大変だなぁ」


 軽く言っているが軽く言うことではないと思う。

 怪我を治すのにおよそ30000円必要な世界。更に交通費でも少なくない金額を消費する。国民皆保険なんてものがあるはずもなく、先ほどの男性たちのように他の家に借りに来たり、何人かでカンパしてポーションを購入することもあるという。

 それでも治癒魔法よりも安上がりで手軽だと言われているのだから信じられない。


 働くのに支障のある怪我や病を患ったら最後なのかもしれない。それほど健康とも思えない自分の身を思って身震いする。


 ……恐ろしい世界。


 治癒魔法の使い方なんて分からないからいくら魔力があっても仕方ないのだ。そしてこの世界には、魔力もなくお金もない、そんな人たちが沢山いるのだろう。自分が考えるよりももっと。


 エディッタが言うには、本来ならば気楽に買えるはずの初級ポーションですら、領都以外では乗車賃と場合によっては宿代が必要となり、あまり買えない状況らしい。子供でも多少の怪我や病なら我慢させられる。それによって更に病状が悪化したりすることも少なくないという。


 他の領がどんな状況なのかは分からないが、少なくともここマルファンテ領には錬金術師が必要だ。そして錬金術店も。


 ――そして私はその選択肢を選べる。


 そう考えると、少し前まで自分可愛さに選んでいた選択肢がまた別のもののように思えてきた。それを自分の意志で、確かに望んで選ぶ。そういう心構えができてきたように思う。


 世界なんて救えない。他の領の人たちも救えない。この領の人たちですら取りこぼしは沢山起きるだろう。それでも私は私の手の届く範囲で人を救うのだ。

 魔王討伐も勇者パーティ参加もSランク冒険者も獣人奴隷との旅も叶わないけれど、それもいいだろう。

 私はのどかにお店を営んで、困っている人がいたらポーションをあげられる、そんな私でいい。


「ねえ、エディッタちゃん」

「ん? なぁに、チェレス?」


 すぅはぁと深呼吸をひとつ。


「私、錬金術師院に入るよ。錬金術師になりたいから」


 自分がひとつお店を開いたくらいでこの状況が変わらないことは分かっている。しかし分かっているからといって何もしない人を、チェレスティーナは巡時代から憎んでいた。

 やらない善よりやる偽善、だっけ。ちょっと違う? まぁいっか。


「ふふ、そう言うと思ってたんだ」


 エディッタはそう笑って言った。


「私も準備手伝ってあげるよ。どうせチェレスは何にも知らないんだからさ」

「ちょ、ちょっとは覚えたじゃん」

「まだまだ、あんなんじゃ常識を身につけたとは言えないよ。それにどうせ着ていく服も靴もないんでしょ?」

「うっ」


 それはそうである。今はエディッタのお古を着ているからいいが、錬金術師院に入るとなったら自分の服が必要だ。計算に入れておくのを忘れていた。


「やっぱり忘れてたんじゃない。チェレスはほんと、私がいないとだめだね」


 嬉しそうに言われると心に来るものがあるが、事実なので仕方がない。甘んじて受けておくことにする。


 結局、最終日にエディッタが準備を手伝ってくれることになった。


 エディッタちゃん、年下だよね? 面倒見良すぎない? ていうか、頭も良すぎない?


 パン屋さんの店員教育すごいなぁ、とズレた感心の仕方をしていたチェレスティーナであった。



「さあ、今日はこれで店仕舞いだね」


 あの日から数日経ち、最終日の店仕舞いをパオラが宣言した。


「あれ、でもまだ六の鐘しか鳴ってませんよ? いつもは七の鐘まで営業してるのに」

「お前、領都の錬金術師院に入るんじゃないのかい? その準備があるからってエディッタに早く店仕舞いしてくれと頼まれたんだよ」

「あっ母さん、それは言わないでって言ったでしょ!」


 早めの閉店の理由を説明してくれたパオラに、顔をやや赤くしてエディッタが噛みつく。


「もうっ、恥ずかしいから言わないでおいてほしかったのに」

「でも結局買い物にはついてきてくれるんでしょ?」

「当り前じゃない、チェレスひとりで行かせたら何が起こるか分かったものじゃないもん」


 ぷくっと頬を膨らませている様子がなんとも可愛い。小柄な身体つきも相まって年相応に見える。


「うちは毎日店番の手伝いがあるからね、エディッタはなかなか近所の子たちと遊べなくて不満だったのさ。そこにチェレスが来たから嬉しかったんじゃないかい?」

「うぅ……そ、それはそうだけど、そんなにはっきり言わなくてもいいじゃない!」

「エディッタちゃん、私が来て嬉しかったの?」

「……も、もう行くよ! 暗くなっちゃう!」


 パオラとふたりでからかうと、エディッタは早々に堪えきれなくなってチェレスティーナを外に急かした。確かに夜道を女の子ふたりだけで歩くのはここの治安的にも危険なので大人しくそれに従っておく。


「もう……母さんってば余計なこと言うんだから」

「余計なことじゃないよ、エディッタちゃんが私のこと好きって知れてよかったよ」

「そこまでは言ってないでしょ!」

「てへ……バレた?」

「バレるわ!」


 腰のあたりに蔓で編んだ籠のバッグが飛んできたのでそろそろいじるのはやめておくべきか。こういうのは引き際が大事なのである。やりすぎると手とか脚とかが出る可能性があるのは巡時代で経験済みだ。


「まずは服だね。とてもじゃないけど新品なんて買えないから古着屋に行くけどいい?」

「もちろん」


 この世界では新品の服はとても高価らしい。ブラウス一着で大銀貨や小金貨が余裕で吹っ飛ぶとエディッタが脅してきた。通常よほどの富豪か貴族しか買えないらしく、貴族の中でも全ての衣服を新品で揃えられるのはほんの一握りの上級貴族だけだとか。恐ろしい世界である。


 古着屋に着くと早速エディッタが何着か服を持ってくる。


「これかこれが普段着で、これかこれが採集用、それとそっちが一張羅ってことでいいんじゃない? 下着は向こうの籠でいいやつを見繕えばなんとかなると思うよ」


 そう言って服をどさっと押し付けられる。


「え、えっと、エディッタちゃん、ひとつ聞きたいんだけど……」

「なに?」

「なんで全部ワンピースなの?」


 そう、エディッタがチェレスティーナに渡してきた服は、全て、一着の漏れもなく、本当に全てがワンピースだった。


 確かにワンピースは可愛いだろう。膨らみとかタックとか襟とかベルトとかそういう装飾は一切ついていないが、まあ可愛い部類に入る。

 しかし全ての衣類をワンピースで揃えるというのはなんというか、バリエーションに欠ける気がするのだ。


 そう伝えるとエディッタは大げさにため息をついてこう言った。


「あのね、チェレス。上下で分かれてる服を買うなんて贅沢なんだよ」

「ええぇぇえっ!」

「よく見て、このワンピースは小銀貨2枚でしょ? 向こうのブラウスはこの2倍はするよ」

「嘘だぁっ!」


 慌ててエディッタの示したブラウスの値段を確認する。


「しょ、小銀貨5枚……!?」


 有り得ない。高すぎる。このワンピースの半分の布地しか使っていないように見えるのになぜこんなに高いのか。


「ワンピースっていうのは作業過程が少ないんだよ。布を裁って、ここの脇と袖の部分を縫って終わりだから。でもこのブラウスは襟もあるし、袖にカフスもついてるでしょ? だから『じんけんひ』が掛かってるの」


 よく考えてみればこの世界では布を織るのも服を縫うのも人である。人件費がより如実に価格に反映されてくるのだろう。逆に割安なものはほぼ赤字となり、その結果削られているのは人件費らしい。懐に余裕のある時はそこそこの値段のものをしっかり買おうと思った。


 ひと悶着あったもののチェレスティーナは無事服と下着を合わせて5着購入し、靴屋でも問題なく木靴をひと組買った。


「領都ではブーツとかいらないの?」

「もともとここの領は雪は降らないし、特に領都はあったかいからね。ブーツは革だから高いしチェレスにはまだ必要ないよ」

「へぇ」


 次に行ったのは雑貨屋である。エディッタの家でもよく見かけた蔓で編まれた籠をふたつ、小さめの革袋をひとつ、そこにあったもので一番安かったインクとペンを購入した。


「予想はしてたけど、やっぱりインクとペンって高いんだねぇ……」

「そのインクはまだ安い方だよ。貴族たちが使ってるのなんて小金貨が何枚も飛ぶやつなんだから」

「ひぃっ!? 小金貨!?」


 服といいインクといい、貴族は一体どれだけのお金を生活に費やしているのだろうか。ここの税制がどうなっているのかはしらないが、そんなにがばがば金貨を使えるほど税収があるのだろうか。マルファンテ領はそんなに豊かでもなさそうなので、もしかしたらここの領の貴族たちは金策に四苦八苦しているのかもしれない。


 そんなこんなで一通りの買い物が終わり、パオラたちの援助もあってチェレスティーナの手元にはぎりぎり馬車に乗って領都に行けるだけの銀貨が残った。

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