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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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506:コール・フロム・ホーム

とうとう出ちゃいました、天照大御神。まだ全身図は無い!

 かくして我々は帰路に着いた訳ですが、アルゴ号はハルたちが帰るのに使うそうで私たちは高天原に直通便で行くそうな。


「よろしく頼むぞ、磐楠(いわくす)


 またまた、船に話し掛けた所で.......


「おっ、可愛いお姉ちゃんが増えたんすか? こいつぁ嬉しいねぇ。さあ、乗った乗った」


 船がしゃべった!


「えーと、磐楠さん?」

鳥之石楠船(とりのいわくすふね)と申します。仲間内じゃあ天鳥船(あめのとりふね)って呼ばれてますが」

「まあこんななりだからみんなの足替わりでな。良く使ってんだ」

「素戔嗚尊様は完全に私用っすけどね。まあ今回は天照大御神様のお達しですからいいっすけど」


 つまり、会社の車を私用で乗り回してるって事か。むー、私たちはおつかいに行く時は自転車だぞ。まあスーパーカブに乗れって言われても困るけど。


「おいお姉ちゃんたち、そろそろ出るぜ」

「あ、はい、お願いします」


 船の中は快適そのもの。畳までちゃんと敷いてあるのはポイント高い。ゴロンと寝転がるのも快適だ。


「お姉様、私たち大丈夫でしょうか?」

「なんで?」

「いえ、私は日本ではなくてギリシャの神になってしまいましたから」

「心配ないよ。挨拶程度でしょ。いざとなったら私が守ってあげるから」

「お姉様.......」

「あー、ひとみさんずるい! 私も澪とイチャイチャする!」


 どーん、と楓ちゃんが飛び込んで来て暗い気持ちだった澪ちゃんも明るくなったみたい。


 そうこうしてるうちに船が止まった。外を見ると一面雲の世界にぽつんと寝殿造の建物が建っている。


「あれが「お社」だ」

「そこまででかくは無いんだね」


 みんなで雲に降りる。うん、そんなに道路と変わらない。普通に歩ける。これなら問題ないだろう。


「素戔嗚尊様、オイラはどうしたら」

「なら磐楠も来い。メシぐらいは食えるだろう」

「そっか。ラッキー」


 来いってこんなでかいのに入るの?

 うわっ、煙い煙い! 一体何が起こって.......


 そこには頭の軽そうなナンパニーチャンが居た。


「うわっ、誰?!」

「嫌だなあ、先程乗せた磐楠ですよ。天鳥船」


 こいつに乗ってた.......つまり、男に乗ってた.......いや、違う、飽くまで乗り物だ乗り物。


「さっ、さあ、行きましょうか」

「なんで声が震えてるんだ?」

「なんでもないです」


 中はあれだ。平安時代の宮中に似てる。


「姉上はあの時代がえらくお気に入りでな」

「そんな天照大御神様の一存で大丈夫なの?」

「まあ姉上が居るから日本があるくらいだと思ってくれたら多少のわがままはな」


 謁見の間。目の前には神々しいまでに光り輝いてる一人の神様。顔が見たいけど眩しくて見えない。


「初めまして、ハイエルフ。私がこの高天原の主、天照大御神です。そちらのギリシャ神界の娘と鬼の娘もよろしくね」

「あ、こりゃどうも。ハイエルフの霜月ひとみです」

「先程は随分とご活躍だったみたいですね」

「あー、いや、必死だったというか.......」

「威力はご存知と思いますが、その気になれば星をも焼き尽くせる武器です。みだりにつかわないでください」


 もちろん私は使うつもりは無い。使わざるを得ない敵が出てくれば別だけど。あれ? これってフラグ?

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