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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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エピローグ:希望の未来へレディーゴー

一応一先ず完結。でもまだ書きます。

 皆さんお待ちかね。え? 待ってないって? そう言わないでよ。フレースヴェルグで帰った後のことを……いや、次の朝からの事をお話ししていきます。


 翌朝、とある事情で腰が立たなくなってた私はベッドの上に寝転んでぼんやりしていた。他のみんなはもう起きてそれぞれの仕事とか行ったみたいだ。いやはや元気だね。


 なぜ私がこんなにもゆっくりしてるのかと言うと、ニアに退職届を渡してあるからだ。つまり、私は無職のプーさんなのだ。ハチミツ大好き! いや、どうやって暮らしていこうか。ハルのヒモというか専業主婦?ってのも考えたけどやはり自立する女として香子ちゃんのお手本になるべきだと思うの。


「もしもし、ひとみ?」

「あ、渚、おはよう」

「おはよう、じゃない。なんで仕事来てないの?」

「え? だって退職届……」

「退職届? そんなの出されてないし、出てても受け取らない事になってるよ」


 はあ? 退職届を受け取らない? 渚の話に拠ると、私が下手な組織に行ったりすると監視が面倒だし、外国資本入ってるところならそのまま日本の危機になるらしい。私キキ! こっちは日本の危機!


「だから今日は体調崩してお休みって事にしておくから明日からお願いね」

「え? 拒否権とかないの?」

「そんなものはない」


 関羽かな? 押し問答して斬られるのも嫌だから明日から出勤にさせてもらおう。ふう、やれやれ。


 昨晩話し合った結果、みんなでここに住むことになりました。みんなってのは昨晩の四人と香子ちゃんとルーちゃん。元々のハルのフロアはハルの仕事部屋になりました。お掃除には行くんだけどね。


 葵ちゃんは変わらず園長を続行。作家活動も続けていくそうな。たまに皐月さんが原稿取りに来て「つかさちゃん」の愚痴を言って帰る。


 澪ちゃんと楓ちゃんは例のアパートを引き払わずにそのまま使うんだと。二人になりたい時に使うらしい。お陰でヘスティアがうちにご飯食べに来る頻度が増えたんだが?


 あ、大学はどうするか迷ってるらしい。成績自体は二人とも問題無いらしくて割と選り取りみどりなんだと。でも地元を離れる気は無いみたい。


 ハルはもう相変わらず稼いでる。なんかこないだアメリカ相手取った仕手戦で莫大な儲けが出たらしい。小さな国ぐらいなら買えるけどどうする?とか聞かれたよ。国を買ってどうすんだ?


 株とか通貨だけだとなんだからと買収した企業から利益を生み出す様になってて、一端の経営者だ。そして、面倒になったら部下に丸投げ。株だけは握ってる。みたいにするらしい。今まではそこまで経営に口出してなかったけど、私を養うことを目標に頑張るって。


 四者四様。でも殆ど今と変わってないんだよね。内面的にはだいぶ変わったけど、表面上は大して変わってない。そんなものなのかなって思う。


 そんで許し難い事に、ママに子どもが出来ました。いや、そりゃパパとイチャイチャしてたから不思議でもないけど! さすがに妹か弟か分からないけどエルフになったりはしないよね? あ、でも妖精鄉で育つのか? あ、出産までは問題無い? そうか。じゃあ今後の事はニアに相談しますか。


 さて、就職活動するつもりだったのに仕事辞められないんじゃ仕方ないよね。今日は家事を一通りやってみんなに実は仕事辞めてませんでしたって言わないと。ほらみんなヤル気満々みたいだから。霜月ひとみ、快適なエルフ生活を過ごす為にも頑張ります!

ここまで読んでくださってありがとうございます。本編は一旦ここでおしまいとさせていただきます。終わらせた理由はユグドラシルに迎えに来るみんなというラストシーンを書いてしまったからです。

気付いたら書いてたんで、終われという天の意思みたいなものだと思います。

まだ書いてないこととか沢山あるのでこれからも更新は続けていきますが、

「快適なエルフ生活の過ごし方」はここまでです。でも、物語は続いていきます。

今後ともよろしくして頂けたら嬉しいです。

最後までお付き合いありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白かったです。 良い物語をありがとうございました。
[一言] 完結おめでとうございます!  1200話(部分)超えと超長い。  のにまだまだ続けるその姿勢。  いや、脱帽ですわ。
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