1168:レミーvsニア
ポ〇リにしようかバイキ〇マンにしようか悩みました(笑)
「小宇宙爆発!」
「拒絶の大盾!」
前に見たやり取り。ニアとレミーが出くわした時のやり取りそのままだ。ただ、違うのは威力が段違いって事。眼前がこう、ね、爆発のオレンジ色で染まっちゃった感じ。ライブ? サイリウム? ちょっと何言ってるか分からない。
「小手調べはやめましょ。剣のウィッカシンボル」
レミーが取り出したのは一振の剣。なんでも神剣クラスの切れ味らしい。なんか前はクルージーンとかいう剣を使ってたんだけど愛猫にあげたんだとか。一体どこのなんとかシーさんだ。
「そんなので私が倒せるわけないでしょ。妖精女王の力、見せてあげるわ!」
ニアの手のひらにいく筋もの光条が生まれる。サギタ・マギ〇!?
「魔法光弾! ホーミング!」
ニアの手のひらから放たれた攻撃がレミーに襲い掛かる。もしかしたら食らっても大したことないのかもしれない。……ちなみに後で聞いたら並の竜族なら一撃で落ちるってよ。
「跳躍のウィッカシンボル!」
「無駄よ! そんなジャンプじゃ逃げられないわ」
「跳躍したのは方向をまとめるためよ。盾のウィッカシンボル!」
空中に飛び上がって下を向いたと思うと下に向かって盾を繰り出した。ううー、なんか戦い慣れしてるというか卒がない。
「そう来ると思ったわ」
いつの間にやらニアがレミーの上に居た。
「渡りか?! 厄介な真似を」
「星光砕き!」
大出力の魔力の奔流がレミーを包み込む。やったか!?
「ひとみーん、それは負けフラグだよー」
ハルの言葉通りというかいつの間にやらレミーはニアの頭上を取っていた。
「私が同じ様な真似ができないとでも思ったあ? 雷光一閃!」
剣のウィッカシンボルを構えたレミーが上からすれ違いざまにニアに切り掛る。
「ふうっ、勿論分かってるわよ」
これまた既に脱出していたニアがニヤリと笑う。ピンチなのかね? 傍から見ても男じゃないよ。
「渡りはズルいわよね。しかたない。縛りますか。蜘蛛糸のウィッカシンボル!」
レミーが言うと空間中に何かが張り巡らされた感覚が走った。いや、正確にはこっちまで届いてないんだけど、私の目にはキラキラした朝露に濡れた蜘蛛糸みたいな感じに見える。
「……絶体絶命ってわけね」
「言うほど困ってないでしょ? ほうら、まだやるわよ」
レミーは懐から小さな人形を取り出した。
「人形遣い!?」
「そうよ。やり方教えたのは私だもの。もっとも、こっちの方がタチ悪いけどね」
「ご丁寧にウィッカシンボルで対魔性能をあげておるな」
「ちょっと、宵闇、バラさないでよ」
言いながらもレミーはニヤニヤしている。どうやらニアは年貢の納め時の様だ。うーん、あのニアが? まっさかあ。
「はあ、仕方ない。私も本気でやらせてもらおうかな」
「私相手に手を抜いていたとでも? 冗談も大概に……」
「いいえ、本気だったし、全力だったわよ。この姿ではね」
言うとニアの身体が光の玉に包まれた。
「私は変身する度に魔力が遥かに増す。その変身をあと二回残している。その意味が分かるな?」
どこのバイキ〇マン声の宇宙人だ! でも確かに魔力は高まってる感じがする。もしかして、本当に?




