表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
1170/1275

1163:龍皇バハムート

バハムートはやっぱさいきょーだし!

 バハムートは大きく息を吸い込む様な素振りをみせると、その口元の辺りに凄まじいエネルギーが収束していくのが分かった。え、ちょっと、何アレ?


「龍人である事だし、死にはせんだろう。しかし、全力で防がねば腕の一本くらいは無くなるぞ」


 は? なんちゅうもんを放とうとしとるんじゃ!


「私も龍人。受け止めてみせましょう」


 ちょっと葵さん!? いや、明らかにヤバそうなんだけど、腕とか飛んだらどうすんの!


「ひとみさん、欠損出たら責任取って養ってくださいね」


 いや、葵さん、今の時点で私より稼いでるでしょ? 銀行員の給与の低さ舐めんな! ……いえ、すいません。仕事の大変さは比べ物にならないと思います。


「カタストロフ・ノヴァ」


 辺りを空間丸ごと揺らす様な声を出して、バハムートはその技を放った。横から見たら光の奔流。様々な星々が煌めいてる様に見える。熱量は伝わってこない。その熱量が全てあのブレスの範囲内に収束されている事に気付いてゾッとする。あんなのを食らったら……


「葵さん!?」


 私の悲痛な叫びに葵さんが微笑みながら「ちゃんでお願いします」と言ってた様な気がした。ブレスが通り過ぎた後、そこに葵さんの姿は無かった。


「しょ、勝者、バハムート!」


 我に返った様な感じで睦月さんが宣言した。あれがバハムート……なんというか無茶苦茶な奴だ。あれと同じレベルの奴がまだ居るのかと思うとどうしようかと思う。


 いや、そんな事より葵さんだ。傍から見たら防御したように見えなかった。もしかして、防御し切れないと思って諦めた……?


「葵さん、葵さん、葵さん! 帰って来てよ、葵さん! 葵さんが嫌なら葵ちゃんって呼ぶから! いくらでも呼ぶから!」


 涙が止まらない。声が段々掠れていく。葵さん……


「あ、本当ですか?」

「は?」


 ひょこっと姿を現したのは無傷の葵さん。あるぇ?


「あれ? 葵さん?」

「葵ちゃんで」

「……葵ちゃん、あれ? 幽霊?」

「足は付いてますよ」

「いや、中国の幽霊は確か足が付いてた様な……じゃない、無事だったの? なんで?」

「私が介入したんです」


 あれ? この声は……ブランちゃん!?


「オレも居るぜ」


 晶龍君まで……ってか何でここに?


「おお、東海青龍王のところのセガレじゃないか。閉じ込められとったんじゃないんか」

「バハムートのじいちゃん、ご無沙汰してマス」

「子供は元気が一番じゃて。隣におるのはよめさんか?」

「ばっ、ちっ、ちげぇよ!」

「ちょっと、私が嫁だと都合が悪いんですか?!」


 なんか夫婦漫才が始まったみたい。


「私が途中までは耐えてたんですけど、このままだと吹っ飛ばされて大気圏脱出しちゃう感じだったのでブランちゃん呼んで異空間に退避させてもらいました」


 はあ、まあ間に合って良かったって事かな?


「なかなかの腕前。タイミングズレとったら異空間ごと吹っ飛んでおったがの」

「ちゃんとその辺は計算して防ぎましたから」

「まあ龍人の龍鱗は発展途上の様だからの。まだまだ強うなる。精進するが良い」


 そう言うとバハムートは笑いながら去っていった。レミーは呆気に取られて居たが、勝ちは勝ちと直ぐに考えを切りかえたみたいだ。


「これで一勝二敗。次で五分にしてあげるわ」


 レミーがニヤリと笑った。これは次もバハムート並にヤバいのが出てくるんだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ