教会の悪意
「創真君!?」
声がした方を見るとそこに居たのは、驚いた顔の椛と、結香であった。
その場にいる誰もが驚愕や、困惑で動きを止めていると、森の中からクラスメイトや、ガンルズ団長、そしてそこに続くように騎士団の人が出てきた。
そして最後に出て来たのは教会の所属と思わしき法衣を来た人物も出て来てた。
そこまで見た創真は、我に帰っり、この状況がまずい状況である事を悟った。
戦争を仕掛けて来たのは人族の方、ということはそれは教会が何らかの理由をでっち上げて人族と天使族を争わせたに違いない。
という事はこの場に教会の人間が来てしまったことにより、先ほど勇輝と約束した話し合いは、出来なくなる可能性が高い。
それどころかこの場にいる唯一の天使族であるフェルか危険に晒される可能性がある。
そこまでを考えて、創真は、いつでも戦闘に移れるように身構えながら状況を見守った。
最後に出てきた教会の人間は、周りを見渡し、順番にクラスメイト達、椛と結香、勇輝、そして僕を見て少し驚いた顔をしてから、僕の横にいたフェルに気が付き、笑った。
そして口を開くと、この状況で最も最悪な言葉を放った。
「あの少女は、天使族です!我ら人族の安寧を乱そうとしている天使族です。そしてそこの少年も天使族に協力しているのでしょう。勇者様方、どうかあの者どもを滅して頂きたい!」
今回は短くなってしまいました。
いつもお読みいただきありがとうございます
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まだまだ未熟な文章ですが、日々努力いたします。




