開戦前 その2
時間的には前回と同じ時間の話です!
テオリスから王都へと帰還した勇者一行は、プロメギルから戦争が始まると告げられる。
それを受け、五年前のことを思い出し、それを以前と同じように疑問に思う王国騎士団団長、ガンルズ。
強い正義感と、自身の実力で自信がついた召喚組は、勇輝を筆頭に人類を救ってみせる。とやる気に満ちるのであった。
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創真たち天使族が決意を固め、一致団結していたのと同じ時間、王城でも、同じようなことをしていた。
と言ってもこちらの規模は軍隊であったが。
王城の中庭に今回の戦いに参加する大勢の騎士たちと勇輝以外の召喚された者たちが集まっており、その全員が姿勢を正しある一点を見ていた。
そこには即席で作られた壇上があり、そこには光教教会の教皇プロメギル、王国騎士団の団長ガンルズ、アーシラ王国、国王ペルセ L・B アーシラが立ったいる。
皆が静かに待つ中プロメギルに促されたペルセが一歩前に進み、集まっている者たちを見回した。
「皆の者、今回の戦い、かつて五年前にも起こった戦いと同じものである。天使族がこの国を攻めおとそうとしてあるのだ!だからこそ先に我らから天使族を叩き、被害を少なくせねばならん。それを成すのはここに集ってくれた皆だ!頼んだぞこの国を守ってくれ」
ペルセは、そう締めくくって後ろに下がった。すると今度はプロメギルが前に出て、口を開いた。
「先程、ペルセ王が五年前の物と今回の戦いは同じ物であると言った。確かにその通りである。だが、五年前との違いはある。それは我らにはマハー様が使わしてくれた使徒様が付いていることだ!前回の戦い、この国を守るため、幾多もの人族がその命を散らした。今回もそうなってしまうだろう。だがしかし!勇者である。勇輝様やその仲間たちがいれば、我らに負けはない!」
プロメギルがそう言っている途中に勇輝が後ろから現れ、王国から与えられた聖剣を掲げた。
それを見た騎士たちは一斉に沸き立っていた。騎士たちの士気が上がる。それは自分たちの勝利を微塵も疑わず、盲信的に神を信じるが故の士気であった。
「開戦まで残り数時間である!皆の者、今はその体を休め、戦いに向けて英気を養って欲しい。それでは解散!」
開戦前の演説が終わったのを見計らい、ガンルズが騎士団の全員に命令を出す。召喚組にも同じように指示を出し、自分は準備を始めに部屋へと戻るのであった。
数分後、騎士たちがいなくなり、人気がなくなった中庭に、プロメギルと数人の教会の関係者が集まっていた。
「良いか、他の隊にはバレぬように準備をし、秘密裏に作戦を進めるのだぞ」
プロメギルは、その者たちにこれから起こる戦いの本当の目的である作戦の確認を行っていたのだ。
それを聞いた教会関係者が、それぞれ準備に取り掛かるを見たプロメギルは、作戦の成功を確認し、笑みを浮かべるのであった。
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まだまだ未熟な文章ですが、日々努力いたします。




