勝利
これで最後だと、族長が膨大な魔力を使い放った魔法はまさに小さな太陽。
その爆炎が創真を包み込み、誰もが終わったと思った。
だがしかし、その魔法による爆炎が晴れたとかそこに居たのは無傷の創真であった。
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爆炎と煙が晴れた時、そこにいたのは土や砂、砂利に囲まれた創真であった。
「な、なんだと・・・貴様っ!今の魔法をどうやって防いだ!あの魔法は貴様を確実に塵も残さない威力だった筈だ!」
「それが、防げちゃんですよ。魔法で防護壁を作ればね」
そう言いながら創真は動揺して動けないでいる族長に近づいて行く。
「馬鹿なっ!?どんな防御魔法であれあの魔法の威力の前には意味を成さない!一体どんな魔法を使ったというのだ!?」
その間にも創真はだんだんと近づいていく、もう彼我の距離は10メートルも離れていない。
「やり方が、あるんですよ。特別製のね。とにかくこれで僕の勝ちです。協力は認めてもらいますよ」
そう言って創真は魔剣を族長の喉に突き付ける。
「あなたとの約束ですからね。僕はあなたを殺したりはしません。もちろん他の天使族の方も。だから信じてください。絶対にこれから攻めてくる人族をどうにかして見せます」
「っ!ハハハッ・・・私の負けだよ。君は強いな。良ければ私の魔法を防いだ方法を教えて欲しいのだが?」
「あれは、ちょっとした工夫ですよ。土属性魔法を使って土、砂、砂利をちゃんとした順番で積み上げると、衝撃を受けてめてくれる。強固な防護壁が出来るんですよ。あ、もちろん強化魔法も付与して、しましたけどね」
「そんなことで・・・ただの土などが積み方次第で防護壁になってしまうのだな。その技術、見事だ。その絶大な力と知識、我らに貸してはくれないか?」
「もちろん。喜んで」
こうして創真の天使族との、共闘が認められたのであった。
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