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鍵師は道を切り拓く  作者: SYG
第一章
42/158

フラグ立てちゃった・・・

手を怪我したので誤字、脱字が多いと思われます。ご了承下さい。




「僕は鍵師だ。鍵師の仕事は鍵を開けること、だったら僕はお前と言う鍵を解いて、その先の道を切り開く!」


僕はそう言うと共にこれからも諦めないという決意を乗せた一撃を放つ。


『ドンッ!』


きっとその音はほんの一部分に過ぎないのだろうだが、僕にはそれしか聞こえなかった。


その弾丸は僕の知覚の埒外のスピードで飛んでいき、エンシャントドラゴンに突き刺さる寸前


多分エンシャントドラゴンはそれを見切っていたのだろう。当たる寸前で【時間拘束】による効果が解けたらしく、とんでもない量の魔力を込めた分厚い障壁を貼ったのだ。


だがその障壁を物ともせず弾丸は障壁を紙屑のように砕き、エンシャントドラゴンに迫った。それをエンシャントドラゴンは決死の覚悟でブレスを放って相殺しようとする。


その拮抗は1秒ほどで、僕にも何とか見ることが出来た。


多分あのブレスに掠ったら僕は一瞬で溶けて消えるであろう。そんな攻撃だった。


しかしそんな決死の一撃を一瞬の拮抗の後、エンシャントドラゴンのブレスを突破しエンシャントドラゴンのその鱗に突き刺さった。


きっと僕がわかっていないだけでもっと多くの攻防がエンシャントドラゴンと弾丸の間で繰り広げられていたのだろうが僕には知るよしは無い。


当たった時にエンシャントドラゴンが何かしたのか、辺りは煙に包まれて何も見えなかった。


弾丸が鱗に当たる瞬間、エンシャントドラゴンは満足気な顔をしていたがどうなったのだろうか?


「やったのか・・・?」


そう呟いてから「あっ」と後悔してしまった。


「このセリフはフラグにしかならない」と


そう「やったか?」的なセリフは相手がまだ倒れてないフラグにしかならない、それを僕は思い出したのだ。


だんだんと充満していた煙が晴れていく僕は祈るようにエンシャントドラゴンがいた場所を見つめていた、


あんなフラグを立てからなのかエンシャントドラゴンの実力があったからなのかは知らないが、煙が晴れたその場所には、当たった場所の鱗が砕け、その下にある肉を抉られた、エンシャントドラゴンが立っていた。


その傷も回復魔法なのかだんだんと塞がってきている。


あ、終わった・・・完全に怒らせてしまった。もうなす術なしだこのままさっきのブレス焼かれるか、あの鋭い爪で切り刻まれるか、あの牙で噛み砕かれるのか、とにかく僕はこれから死ぬだろう。


と思い、諦めてこれからやってくる死から目を背けるように目を瞑った。


だがしかし、いつまで経っても覚悟していた衝撃は来ない。


おかしいな?と思って薄く目を開けて見るとエンシャントドラゴンは長年探していた物がようやく見つかった、と言う感じでこちらを見ていた。


すると・・・


『あなたの名前を教えて』


何処からともなく、と言うより頭に直接響くようにそんな声が聞こえて来た。


状況からしてエンシャントドラゴンの声がだろうか?いやいやいや、喋ったの?ドラゴンが?


それに戸惑って動かないでいると、突然エンシャントドラゴンの体が光り出し、その影がだんだんと縮んでいき、遂にそれは人間のシルエットとなった。


光が収まった時、その場所にはなんと少女が立っていた。


「え、え? えぇぇぇぇぇえ!!??」


そのとんでも現象に驚き、僕は遂に大声をあげたのだった。



いつもお読みいただきありがとうございます


誤字、脱字等を見つけた場合ご報告いただけると有難いです。

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