生きる伝説
昨日は投稿出来ず申し訳ありませんでした。
今日はギリギリでしたがなんとか無事に書くことが出来ました。
最初の頃はダンジョン探索を楽しんでいた創真、だがしかし、だんだん面倒になって来た創真は【召喚獣】の魔法を使い、大量の召喚獣にダンジョンの探索を任せるのであった。
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創真が召喚獣達にダンジョン探索兼、マッピングを任せてから、数時間後。
寝ていた創真は自然に目を覚まし、何気なく頭の中のマップを確認する。
するとそこには100階層までのマッピングを終えた詳細な地図の知識が。
「嘘っ!?」
創真は驚き、眠気も吹っ飛んで、ここがダンジョンである事も忘れ大声を上げてしまった。ここがフロアマスターの部屋でなければ魔物がわんさかと集まって居るところである。
だが、驚きでそんな事にも気づかない創真は居ても立っても居られなくなり、直ぐに準備をして、階層攻略に出る事にするのであった。
地図を頼りに時々出くわす魔物を倒しながら最短距離で下への階段へ向かって進んで行く。
そこで気がついたのだが、このダンジョンの地図は100階層で止まっている。これはファンタジーあるあるの、ダンジョンの階層は100階層と言う決まりを守っているのか、それともそこで召喚獣達の魔力が切れてその先を探索出来なかったのだろうか。
まぁ、それは違う自分で調べれば良いだろう。と言う事で着々と進んでいき、半日もする頃には100階層に辿り着いた。現在はフロアマスターである魔物がいるであろう部屋の扉の前だ。
「完全に埋まっている地図があっても20階降りるのに半日もかかるなんてこのダンジョン長すぎだろ・・・」
そんな事をぼやきながら今までの事を思い出す。道中の魔物は大したことは無かったがフロアマスターがこれまた厄介なものばかりだった。
巨体スライムに始まり、ゴブリンキング、オークの集団、それに50階層ではとてつもなく長い百足も出てきた。
さっき攻略した、90階層では、フロアが丸々熱帯雨林の様になっていて、フロアマスターは植物系の魔物だったので、見つけにくわ、周りの植物を操ってくるわで倒すのが大変だった。
まぁ、面倒になって火属性の魔法をぶっぱして全て焼き払ったが・・・
そして遂に100階層である。フロアマスターはどんな魔物なのだろう?
「まっ、ここまで来たんだ、どんな奴でも倒してここを攻略してやる!」
意気込みながら目の前の扉を開ける。
その向こうには威厳と華麗さ、そして絶望も兼ね備えた存在が居た。
全長、50メートルはあろうかという程の巨体を純白の鱗で包んだ体。その翼は、逞しくかつ、透き通る様に繊細で広げればさぞ美しく、空を容易に制するだろう。
その尻尾は太く、長く振るえば全てを薙ぎ払う事が想像出来てしまう。その爪は鋭く全てを切り裂くだろう。
そして見上げても遥か上にあるその瞳には長年を生きて来た者の深い知恵と逆らい難い王者の風格があった。
その威容は、正に伝説、それはお伽話に出てくる今では伝説となった魔物。
その魔物の名前は『古竜』
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