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鍵師は道を切り拓く  作者: SYG
第一章
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【召喚獣】




遂に80階層の攻略を始めた創真、だがその場所はやっとダンジョンらしくなった迷路だった。


なんとなくで進んでいた創真は当然のように迷子になり、【地図化】という魔法を新たに携えて進むのであった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




創真が【地図化】使い始めてから1時間が経った今のところ80階層のマッピングは順調で既に80階層の4分の3程が埋められていた。


マッピングしている道中、今までの階層に出てきた魔物がランダムで出てきたが強くてもオークぐらいまでの強さを持ってた魔物しか出てこなかったので挟み撃ちにされたりしてもなんとかなっている。


そんなこんなで無事に80階層のマッピングが終わり、81階層に続く階段を発見した。


80階層と同じように81階層をマッピングしながら歩いている途中、創真はふと思いついた。


天江先生が持っていた【自動マッピング】と同じ効果を持つ【地図化】という魔法があるなら、【地形把握】と同様の効果の魔法もあるのでは?と


今、創真の頭の中にはこの世の全ての魔法どころか伝説級の魔法でさえ入っているのだ。探せばあるはずである。


それから創真は躍起になって知識の山を掻き分けてそれっぽい魔法を探す。


「あった・・・」


いや、実際は全く違う魔法だ。だけどこの魔法を使えば【地形把握】の下位互換のようなことが出来る筈だ。


その魔法は【召喚獣】と言う物で、その効果は魔法に込めた魔力量に比例して強い召喚獣を呼べると言うものそして呼んだ召喚獣には自分と感覚を繋ぐ経路を繋ぐことが出来るのだ。


そう、この魔法を使って沢山の召喚獣を呼んで自分と経路を繋ぐことが出来れば【地図化】の魔法に適用され召喚獣が通った道が全てマッピングされるのだ。


早速、鍵を取り出し魔法をイメーする。すると目の前に【召喚獣】の魔法陣が構築される。


今は魔力が少ないのでほんの少しだけ魔力量を魔法陣に込める。すると魔法陣の中から小さな鼠のような生物が出てきた。


早速、この階層を探索してくるように指示をする。【地図化】の魔法がそれに対応するように創真が行ったことのない場所の地図を埋めていく事を確認したら。


先程同じ手順で召喚獣を増やしていく。


数分後、創真の目の前にはおよそ100体の鼠が整列していた。


「よしっ!皆!この階層を探索して下への階段を見つけ次第、降りてその次の階層も探索し尽くんだ!」


創真がそう言うとネズミ達は次々と出発していきマッピングしてくれる。


それを見て満足した創真は召喚獣を呼び出すのにかなり魔力を使ったので、休むために79階層の拠点へと戻るのであった。

いつもお読みいただきありがとうございます


誤字、脱字等を見つけた場合ご報告いただけると有難いです。


【地図化】を天江先生の【自動マッピング】と同じ効果と言う事にしました。

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