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鍵師は道を切り拓く  作者: SYG
第一章
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ダンジョンと言えば





ダンジョン攻略に時間がかかり過ぎて面倒になった創真は走りながら魔物を倒すと言う普通ではあり得ないことをしだす。


しかしそれにより攻略時間はだいぶ短縮され一気に80階層まで攻略することが出来たのであった。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




30階層にある拠点から大量の狼の干し肉を持ちながらダンジョンの階段を降りていく影があった。


無論、このダンジョンどころか周りには創真しか居ない。


昨日、79階層まで一気に攻略した創真は79階層に肉を置いてダンジョン攻略の効率を上げようとしているのである。今まで何度も拠点の場所を移動していたのはこの為である。


そして79階層に干し肉を置き、焚き火を焚いて拠点の完成である。


それから創真は80階層から下の階層の攻略を開始するのである。階段を降りて走り出す準備をする。


だが、その準備は全くの無駄となった。なぜなら階段の先が迷路になっていたからだ。


「は?お、おぉ〜!迷路だ、ようやくダンジョンらしくなったのか?80階層で?やっと?」


突然のことに驚いて間抜けな感想しか出てこない。


だが内心、創真は舞い上がっていた。ようやくこのダンジョンが魔物を倒して進むだけのダンジョンではなく、しっかりとしたダンジョンの代名詞とも言える構造になったのだ。


そのテンションの高さままに創真は迷路に突入する。


数分後


「迷った・・・」


当然である。


ただ今、創真は迷路の十字路の中心に立って頭を抱えていた。


こんなことなら地図を描くなり、今の魔力量で使えるマッピング魔法でも探して使っておくべきだったと後悔するが、もう遅い。


後悔とは後に悔やむと書いて後悔なのだ。


創真は自分に言い訳するようにあるいは現実逃避気味にそんなアホな名言を生み出した。


創真はとりあえずここからでも地図を描こうと自分の頭の中にある膨大な量の魔法知識を引っ掻き回してそれっぽい魔法を探す。


今、創真の頭の中はなんというか自分の知識としてはあるのだが、頭の中に分厚い辞書があってそれで一度調べないと出てこないという状況なのだ。


「まぁ、自分で調べて覚えた知識じゃないから当然か」


そんな事をぼやきつつ適した魔法を発見【地図化】

という魔法で、通った所を頭の中で地図にして記憶してくれるという便利な魔法だった。


まるで天江先生が持っていたスキルの【自動マッピング】と同じ効果である。


それでも便利なので残り魔力量に気を付けながら【地図化】を使って進むのであった。



いつもお読みいただきありがとうございます


誤字、脱字等を見つけた場合ご報告いただけると有難いです。


修正点

80階層の探索している筈なのに80階層に拠点作っていたので拠点は79階層に作ったことにしました。

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