プロローグ
初めて書くので脱字やミス等あると思います。
これから、頑張って書きたい思います。
ブクマ、感想、評価、レビューを頂けると幸いです。
何卒よろしくお願い致します!
目が痛いくらいの光の中、光に塗りつぶされてゆく視界。どうすればいいのか考えるも何も浮かんではこない、諦めと恐怖の入り混じった表情で東雲創真は足元の魔法陣を凝視した。
創真は現在、どこに繫がっているか分からない魔法陣でテレポートさせられているのである。
創真は思った「どうしてこうなった!」と。
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月曜日、それは、憂鬱な一週間の始まりの日である。きっと多くの人がこれからの一週間にため息を吐き前日までの天国を想っているだろう。
そして、それは東雲創真も同じだった。
但し、創真は学校が面倒なだけでなく、居心地が悪いとゆうこともあったりする。
創真は、"今日は"遅刻せず学校に来ることが出来た。但し、遅刻ぎりぎりではあったが・・・
「よぉキモオタ!今日も遅刻ぎりぎりか?どうせ夜中までエロゲとかやってたんだろう?」
「うっわ!きっも!夜中までエロゲとか超キモイじゃん」
一体今の何が面白いのか、げらげらとアホみたいに笑っているクラスの男子生徒達。
話しかけてきたのは、火島 大介それと、中山、浅井、竹下だ。
いつもいつも、よく飽きもせずに突っかかって来れるなぁと思いながら創真は無視を決め込む。
なぜなら、その原因はわかってはいるが対処のしようがないからだ。
火島のいう通り創真はオタクだが、キモオタと言われるほどではない、普通に映画やアニメなどが好きなだけだし、コミュ障でもなく話そうと思えばしっかりと話すことが出来る。ただ積極性がないだけなのだ。
徹夜はしたが、それは小説家の父、母の仕事を手伝っていただけである。そんな創真がこんな風に言われる原因それは、彼女だ……
「東雲君おはよう!学校にはもう少し早く来ようよ」
にこにこと微笑みながら話しかけてきたのは、柊結香
彼女は、女神と称され、絶大な人気がある美少女だ。
綺麗な黒髪に垂れ目気味になっている大きな瞳は、優し気で女神と言われのも納得できる。
更に彼女は面倒見がよく、老若男女に好かれ仕事はしっかりとこなすため先輩、後輩に信頼されているため、多くの仕事を任されているのだが、一つも断ることも、嫌な顔をすることもなくこなしてしまう所も人気の一つだろう。
そんな結香は、入学当初からよく創真に話しかけてくるのだ。
話しかけるのがイケメンだとかならまだ分かるが創真は平凡な容姿だし授業は寝てばかりで不真面目、更に何を言われようと改善の兆しすらみえないのだ。
そんな奴に女神が話しかけているのだ、周りは、「なぜあんな奴が」となるのも無理はないだろう。
「おはよう柊さん」
しかも、周りからの憎しみや嫉妬の感情が籠った視線には、気づいていないらしく、創真が会話を早く切り上げようとすると不思議そうな目をするのだ。
「結香はいつも優しいな」
そこへ、これまた美男子、美少女がやって来た。声をかけてきたのは神崎 勇輝
結香の幼馴染でイケメン、スポーツ万能、そして、頭もいいとなれば、それはもうすごく、もてていて、毎日のように告白を受けているらしい。
そんな勇者みたいな存在だ。
一緒にいるのは、結香、勇輝と幼馴染のポニーテールがトレードマークの雲母 椛いつも凜とした雰囲気を纏っている。
また、家が道場で幼少から剣術、柔術など、様々なことを習っており剣道では全国を制覇した強者である。
ちなみにこの道場には、勇輝も通っている。彼もまた、全国レベルだ。
そこへ、勇輝と話している結香が爆弾を投下。
「毎日、だらだらして改善も見られないような東雲を気にかけることはないんじゃないか?」
これでも創真はテストでだいたい平均は取っている。
「え?、私は、東雲君と話たいから東雲君に話しかけてるだけだよ?」
東雲君と話たい、その言葉に周りの殺気が増し、教室の気温が下がった気がする。
「東雲君、いつもごめんなさいね。二人ともわざとではないのよ」
椛はこんな事があると必ず創真に謝りにくるのだ。苦労人である。
と、そこで教室の扉が開いて、一人の女性が、入って来た。
彼女の名前は天江 咲耶いつも生徒の為に、一生懸命で真面目でもそれでたまに失敗してしまうことがある。
そのギャップが良い、と生徒達には人気の先生だ。
「はーい、おはようございます。ホームルーム初めますよぉー。」
良かったこれでこの、最悪の雰囲気から脱出できる、と創真は、ホッと息をついた。
だがそれと同時にいつもの眠気が襲ってきて、創真は夢の世界に旅立って行った……
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その後、居眠り常習犯の創真は、自分の感覚で起きてさっさと昼食を取り、再び眠りについて、1日を過ごした。
放課後、ホームルームが終わった直後に起きた創真はすぐに帰ろう準備を開始した、がここでトラブルが発生。
なんと結香がにこにこ顔で創真に話しかけて来たのだ。
「東雲君、今日一緒に帰らない?」
その瞬間、教室全体が騒然となった、そして次には殺気に変った。
男子達の般若もかくや、とゆう顔は彼らの気持ちを雄弁に語っている。
すなわち、何で、お前みたいな奴が柊さんに帰りに誘われてんだごらぁ!と、教室の中はとても、ざわついている。その中の一つに耳を傾けると、
「OKしたら殺す、断って柊さんを悲しませても殺す!」
こんな内容だった。
もう、どうしろって言うんだ、こんなの理不尽すぎる!
創真は思ったそもそも話しかけて来たのは柊さんじゃないか、と 先生は「何事!?」と、驚いているし、クラスの大半は雰囲気に負けて教室から出ていった。
創真はやんわり断ろうと思い口を開いたその瞬間、教室に残っていた者達は気づいた。
床が光っていることに、しかもその光は、だんだんと強くなっているのだ。
そして皆が気づいた、光っているのは、床そのものではなく、いつの間にか床に描かれたいた、模様だとゆうことに、その模様が"魔法陣"だと気づいたのは小説家の息子でラノベ小説を日頃から読んで知識があった創真だけだった。
「な、何だ……これ」
それは、誰の漏らした呟きだったかその直後、その魔法陣から光が溢れだし、教室全体を呑み込んでしまった。
その後、光が収まった教室には、先程まで教室にいた全員の姿は無かった。
この日の事は、地球のある高校の一つのクラスで起きた神隠しだと騒がれるのであった……