これはある婚活サイトでのメッセージのやりとりの実録(コピペ)である その9
某婚活サイトでの、私とdeaiさん(49歳・女性・婚歴なし・子どもなし)のやりとり。
【私からdeaiさんへウィンク送信】9月11日
【deaiさんから私へ】9月11日
はじめまして。ありがとうございます。素敵な出会いがあるといいですね〜お互いに。
【私からdeaiさんへ】9月24日
deaiさん。こんばんは。初めまして。
以前メールをいただきました。ありがとうございます。
やっと有料会員になれたので、お礼かたがたメールをしたためました。
僕は郵便局で、深夜の仕分け作業をしています。
今晩はこれから仕事です。
サンサ右京(右京区総合庁舎)の近くに住んでいますが、実家は八坂の塔の下で、両親は健在です。
実家にしろ、現住所にしろ、読書が好きなので、図書館に近いというのが何よりです。
おとといの朝、帰りがけの電車で、図書館で借りた田辺聖子さんの『新源氏物語』下巻を読み終えました。
文庫本で上中下巻総数1600ページ。この名作の舞台に住んでいることに、感謝せずにおれませんでした。
昨日からは、宇治十帖です。
【deaiさんから私へ】9月25日
こんばんは〜メールありがとうございます。
深夜のお仕事お疲れさまです。
読書を愛し自由気ままに生きてらっしゃるという印象を受けました。
私は今断捨離に夢中でそれに関する本を読む事が多いです。ちょっと現実的すぎますね〜。
【私からdeaiさんへ】9月25日
deaiさん。こんばんは。
源氏物語もある意味、濁世にまみれた人間が煩悩を断つ道筋を描いた物語と言えます。
ところがそのノウハウを求めて、また本が増えてしまうという矛盾。
なるたけ図書館を利用するよう心掛けていますが、予約待ちの多い本、図書館に置いてない本は買う羽目に?
結局必読本は手元になく、過去のベストセラー、珍本・稀覯本が部屋を飾る奇観。
本はともかく、CDは捨てられないですね。
一度、中古に大量に売ったことがありますが、後悔しか残っていません。
クラシックのCDは購入後、数十年経ってから愛聴盤になるケースがざらですから。
本でしたら売らずに捨てます。ただし骨までしゃぶりつくしてから。
死ぬまでに手持ちの本、CDはすべて自分の血肉にして処分できたら、というのが一応目標です。
やはり人生の折り返し地点を過ぎると、残された時間というのを意識せざるを得ませんからね。
【deaiさんから私へ】9月30日
こんばんは。すべて自分の血肉にして処分できたらっていいですね。
【私からdeaiさんへ】10月1日
こんにちは。
deaiさんは長くオーストラリアにお住まいなのですね。
僕も温暖な気候の土地で生活できたらと思います。
寒いのが苦手で、仕事を持ってれば何とか我慢できる京都の寒さも、年金生活では悲鳴をあげそうです。
オーストラリアで在留資格を取るのは、東南アジアと比べるとそう簡単でないらしいのですが、実際どうなのでしょう。
【deaiさんから私へ】10月1日
こんばんは。日本の冬はもう20数年経験してません…私も寒いのは苦手です。京都の冬は寒そうですね�� オーストラリアの永住権取得は年々厳しくなってるようです。
【私からdeaiさんへ】10月2日
こんばんは。
deaiさんは、今現在はオーストラリアにいらっしゃるんでしょうか?
【deaiさんから私へ】10月2日
こんばんは。
分かりづらくてすみません…
プロフィールの見だしに少し書いてますが只今日本に長期滞在中です。
生まれも育ちも鹿児島で両親の健在する鹿児島に住んでいます。
歯の治療(オーストラリアは歯医者は保険が効かないので) と両親が元気なうちに一緒に時間を過ごすというのが長期滞在の目的です。
今年の7月に帰国してお正月頃まではいる予定です。
理想はオーストラリアと日本行き来しながら暮らしたいです!
【私からdeaiさんへ】10月2日
鹿児島ですか。
車で一人旅した時のことを思い出しました。
長崎鼻の奇観にはまってしまいました。
そして開聞岳の美しさ、スカイラインでの空中ドライブ。
ヨゼフ・シュトラウスの『天体の音楽』を頭の中で鳴らしながら内之浦宇宙空間観測所を巡る愉しさ。
鹿児島が終の棲家でもいいですね。
【deaiさんから私へ】10月3日
こんばんは。レスポンスが悪くてごめんなさい。車で1人旅いいですね〜
内之浦スペースセンター先月行きました!あそこからの景色も素晴らしく辺塚海岸もよかった〜��
長崎鼻懐かしい。
寒いのは苦手ですが京都は憧れます。昨年帰国した際に1週間程滞在しました。いろいろ周りましたが鞍馬寺は守られてる感じがして…大原も気にいりました。ベニシアさんの暮らし素敵ですね〜
【私からdeaiさんへ】10月5日
こんにちは。
京都の郊外にご注目ですね。
僕は前職がタクシードライバーで、観光もやっていたので、いろんな切り口でご案内可能なのですが、
鞍馬寺周辺は地質が特殊らしく、以前霊感のある方とご一緒させていただいたとき、インスパイアされたのか、奥の院で不思議な体験をしました。
地面から身体を微弱な電流が流れるような感覚があったので、そのことを告げると、
「それそれ、それですよ」
と言われました。
感覚の鋭い方というのは、こういう形で、普通の人の目には見えないものなんかを感じ取っているのかな、と思いました。
その後、何度かこの奥の院を訪ねていますが、同じ体験を得ることはできませんでした。
【deaiさんから私へ】10月9日
こんばんは。MNさんのいろんな切り口でのガイド面白そうですね〜
奥の院でのその体験も興味深い…
私は今日宮崎の綾町という所に行ってきました。20年ぶりだったけどやっぱりいいところ。お天気もよく気持ちよかった〜
【私からdeaiさんへ】10月9日
こんばんは。
綾町ですか。自然のなかでの暮らしを求めて移住者の絶えない町とありますね。
そういえば、武者小路実篤が最初に建てた新しき村、児湯郡木城も、さほど遠くいないみたいです。
僕がこれまでに訪れた国内旅行先のベストが日南海岸で、こんなに風光明媚な場所をほかに知りません。
中学の頃から地図帳を開いては、温暖で良さそうな所だなと思っていて、いつか行きたいという願いが10年前に叶い、それはもう想像以上でした。
【私からdeaiさんへ】10月16日
こんばんは。
日南の海岸線は海風がまともに当たるので、とても住めそうにないですが、近くの山紫水明の地に終の棲家を構え、日南へは時折ドライヴに出掛けるというプランなら、リタイア後の充実した年金生活が楽しめそうです。
この辺りが住み良いというのは、そのかみ邪馬台国があったと言い伝えられるほどなので納得ですが、邪馬台国の位置については小学生の頃から関心があり、若輩者は当然地元をリスペクトするので、畿内説を支持してました。
ところが、当時の魏からの使者や倭人伝を書いた史家よりもいくらか長く飯を喰った齢になってみて、これまで奈良の桜井から伊勢にかけて、あるいは反対方向の葛城から大阪南港にかけて、さらには本州から遠く九州の東岸から鹿児島にかけて、自動車という文明の利器を使ってではありますが実際に旅した経験上、大陸から来た連中がどこを目指していたか、それを記録からどう読み解くのが自然かということが、何となくわかる気がする。
そうするとね、纏向からどれだけ桃の種が出てこようが、やっぱり宮崎かなと。
いまではそう思っています。
今回は送信日を付してみました。
悲しいかな、deaiさんからの返信が間遠になっていくのがわかります。
1週間音沙汰なしなので、本日10月16日、deaiさんへのメッセージ送信をもって投稿することにしました。