表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
deep  作者: 白米
17/22

独り言02

「……ちょっと、痩せたかも」


 一人暮らしをする一少女がぼそっとそう呟いた。

 此処は私の憩いの場だ。私の匂い、私の服、私が好きなものでいっぱい。嘘も虚構もない、洗練された世界。洗脳された如く塗れるピンクは私の趣味だ。似合わないのはわかっているけれど、招待する友達も彼氏もいないので問題なしだ。

 ……と思ったけれど、シャチくんはどうなんだろうか。凛子は除外。だってあいつは限りないくらいの場所を持っているわけで。不良女友達の家、無数にいる彼氏の家、フードコート、カラオケ店エトセトラ。私の家なんか来る必要がない女友達よりも、シャチくんだ。

 もしシャチくんが家に来たいって言い出したらどうしよう。勿論、一人暮らしというオイシイ状況で招待できないわけがない。笑顔でお茶出してセックルパーティーもしてみたい。その後食われてもいい。っていうか食って。

 なんて言っているのもつかの間。私はダイエットに成功してしまった。なんと二桁の。

 ちょっと顔周りと腹回りが引き締まった。あと劇的なのが脚。もうボンレスハムとは言わせない、っていうくらい変わってる。

 痩せてみるもんだね、なんて思いながら鏡の前で踊る私。モデル気取りするためにはもっと痩せなきゃだけれども。

 と思ったところで、唐突に冷蔵庫のショートケーキの存在を思い出す。ダイエットは明日から、痩せたご褒美、言い訳はどっちにしよう? そう思いながら私は、少しだけ華奢になった脚で歩いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ