第4話 地元で
初めてのことだ。ベニショウの家に3人でアポ無しで行く。ベニショウの家は都心から少し離れている街にあり、高校まで通うのに電車で30分ほどかかる。
「ベニショウの家ってここら辺?」
「俊、地図見せて。」
「うん。...次の信号を右に曲がったところだね。」
「智晴、どうした?」
「ううん何でもない。早く行こう。」
最近智晴の様子がおかしい。僕に告白をしてからだ。
ピーンポーン♪♪
「はい。...え?」
「ベニショウ今1人?」
「うん。」
「おじゃましまーす。」
3人で一斉にリビングまで行った。
「ベニショウとりあえず飲み物。」
「分かった。」
「家の散策。開始ー。」
散策し始めた。ベニショウの家だからできることでもある。
「ベニショウの家って面白いね。何が面白いかってパソコンの電源を起動させても電源入らないからね。」
3人で大爆笑。
「ベニショウの部屋何かある?」
無断でベニショウの部屋に入った。
「智晴、何かある?」
「特に無い。妹の部屋に入るね。」
智晴が入ったら妹の部屋は僕たちが好きなアイドルのポスターが沢山あった。
「優希、来て。」
「何?え?これすごい。」
「優希この人推しだよね?」
「智晴はこのユニット好きだよね?」
目が合ってニコッとした。その後に少し沈黙になった。
「智晴、ごめんね。智晴に気持ちには答えられない。ずっと友達としてしか見れていなかったから。」
「うん大丈夫だよ。」
「でもありがとう。俺たちずっと友達でいられるよね?」
「当然でしょ。私、あんたより良い人見つけるから。」
「優希、智晴。何してるの?」
ベニショウ空気読めや。
僕は思った。ベニショウはタイミングが悪い奴だ。その割には中途半端だ。家の中もすべて中途半端だったし面白くはなかった。俊がふと思った。
「ベニショウの妹って可愛いの?」
「分からない。」
「顔ベニショウなら面白いよね。」
「それは違うよ。それにあいつは女子高生だし。」
女子高生とか関係ないから。
「ベニショウの成績の評定っていくら?」
「平均で2.5。」
「中途半端だね。私でも4.5だよ。」
「ベニショウって得意な分野あるの?」
「無い。」
ベニショウは家でも残念な人間だそうです。 続く




