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第1話 エドガー、森で剣を抜く

 村の子供たちは、エドガーのことをただ「先生」と呼んでいた。


「先生! 今日も剣を教えて!」


「昨日も教えただろう」


「昨日は構えだけだった!」


「構えが一番大事なんだよ」


 エドガーは苦笑しながら、井戸端に置いてあった桶を地面に下ろした。


 年は四十七。


 黒髪には白いものが混じっている。

 頬には、古い傷跡がいくつもあった。


 背は高く、肩幅も広い。

 けれど、若い兵士のような鋭さはない。


 着ているのは、何度も洗われた麻のシャツ。

 その上に、補修だらけの革の上着。


 腰には一本の剣を下げていた。


 鞘は傷だらけ。

 柄に巻かれた布も色あせている。


 立派な剣には見えない。


 村人たちにとって、エドガーは少し腕の立つ、気のいい男だった。


 壊れた柵を直してくれる。

 重い荷物を運んでくれる。

 子供たちに剣の持ち方を教えてくれる。


 酒場で若者にからまれても、笑って流す。

 商人に安く買い叩かれても、「向こうにも事情があるからな」と怒らない。


 強そうには見える。


 けれど、英雄には見えない。


 エドガー自身も、それでいいと思っていた。


「先生、今日は打ち込みやろうよ!」


「まだ早い」


「えー!」


「剣は腕だけで振るものじゃない。足で運んで、腰で支えて、最後に腕がついてくる」


「難しい!」


「難しいから、毎日やるんだよ」


 子供たちは文句を言いながらも、言われた通りに足を動かし始めた。


 エドガーはその様子を、穏やかな目で見ていた。


 この村に来て、三年になる。


 最初は長くいるつもりなどなかった。

 少し休んだら、またどこかへ行くつもりだった。


 だが気づけば、畑を手伝い、柵を直し、子供たちに剣を教えるようになっていた。


 悪くない暮らしだった。


 静かで、穏やかで、誰も彼の過去を知らない。


 その時だった。


「エドガーさん!」


 村の入口から、薬師の娘ミナが走ってきた。


 顔色が悪い。

 背負った薬草籠も、大きく揺れている。


 エドガーは木剣を下ろし、ミナの方へ歩み寄った。


「そんなに慌ててどうした。まず息を整えなさい」


「森に入った子たちが戻ってこないの」


「森に?」


 エドガーの声は穏やかだった。


 けれど、ふざけた様子はなかった。


「誰が行ったんだ?」


「ラウルと、ノアと、リリィ。薬草を摘みに行っただけなのに、まだ戻らなくて……」


「いつ出た?」


「昼前」


 もう夕方だった。


 エドガーは空を見上げた。

 日は傾き始めている。


 それから、ミナに向き直った。


「大丈夫だ。落ち着いて。まだ悪いことが起きたと決まったわけじゃない」


「でも……」


「泣くのは、あの子たちを見つけてからでいい」


 そう言って、エドガーは小さく笑った。


「探しに行こう」


 井戸端にいた村人たちがざわめき始める。


「北の森か?」

「最近、獣の声を聞いたって話があったな」

「まさか魔物じゃないだろうな」


 村長が杖をついて出てきた。


「エドガー、すまんが見てきてくれんか。若い者も何人か連れて――」


「ああ。二、三人は出してくれ」


 エドガーはすぐにうなずいた。


「北の森の入口、小川沿い、それと古い炭焼き小屋の辺りを探してほしい。子供が迷っただけなら、そのどこかにいるはずだ」


「お前はどうする?」


「俺は足跡を見る」


 エドガーは腰の剣の位置を確かめた。


 動作は静かだった。

 誰かを怖がらせるようなものではない。


「もし獣か魔物が絡んでいるなら、大勢で奥まで入るのは危ない。子供たちも、音に驚いて余計に奥へ逃げるかもしれない」


 村長の顔がこわばる。


「魔物だと思うのか」


「まだ分からないよ」


 エドガーはやわらかく答えた。


「だから、悪い方に決めつけずに探す。けれど、悪い方も考えて動く」


 村長は小さくうなずき、若い男たちを呼んだ。


「松明を持て。だが、森の奥までは入るな。何か見つけたら笛を鳴らせ」


「エドガーさんは?」


「俺は少し奥を見る」


「一人でか?」


 若者の一人が不安げに聞いた。


 エドガーは安心させるように笑った。


「大丈夫。無茶はしない」


 それから、ミナの肩に軽く手を置いた。


「戻ってきた子たちに、温かい湯を用意しておいてくれ」


「……うん」


「いい子だ」


 エドガーはそう言って、北の森へ向かった。


 北の森は、ふだんなら穏やかな場所だった。


 木の実が採れる。

 薬草も採れる。

 奥へ入りすぎなければ、子供でも歩ける。


 だが、その日の森は違った。


 鳥の声がしない。

 虫の音もしない。


 風だけが、枝葉を揺らしていた。


 エドガーは地面に膝をつき、ぬかるみに残った足跡を見る。


 三人分。


 子供の足跡だ。


 その横に、別の跡があった。


 獣ではない。

 人でもない。


 大きい。

 深い。

 そして、歩幅が妙に乱れている。


 普通の獣の歩き方ではなかった。


「……これは、子供だけの足跡じゃないな」


 エドガーは小さくつぶやいた。


 森の奥へ進む。


 折れた枝。

 踏み荒らされた草。

 土に残った深い爪痕。


 子供たちは逃げたのだ。


 さらに進むと、湿った土の上に黒い染みがあった。


 血ではない。


 エドガーは指先でそっと触れた。

 黒い泥のようなものが、薄く指につく。


 かすかに鉄の匂いがした。


「……魔力が混じっている」


 その声は、誰にも聞こえないほど小さかった。


 自然のものではない。


 エドガーはその場で立ち上がり、森の奥を見た。


 遠くから、すすり泣く声が聞こえた。


「誰か……」


 エドガーは足音を殺して進んだ。


 大木の根元に、三人の子供がいた。


 ラウルが木の棒を構えている。

 ノアは泣きながら、リリィをかばっていた。

 リリィの足首からは血がにじんでいる。


 その前に、黒い狼がいた。


 ただの狼ではない。


 牛ほどの大きさがある。

 背中からは、骨のような突起が突き出していた。


 口元から赤黒い涎を垂らし、濁った黄色い目で子供たちを見下ろしている。


「先生!」


 ラウルが叫んだ。


「来ちゃだめだ! こいつ、普通の狼じゃない!」


 エドガーは足を止めなかった。


「よく持ちこたえたな」


 その声は、いつもと同じように優しかった。


「怖かっただろう。もう少しだけ頑張れるか?」


「う、うん……!」


「えらいぞ」


 黒い狼が、ゆっくりとエドガーを見る。


 空気が重くなった。


 魔狼。


 それも、群れの長だ。


 並の冒険者なら、五人いても勝てない。

 村一つを襲うには、十分すぎる魔物だった。


 だが、エドガーが見ていたのは、牙でも爪でもない。


 魔狼の首元。


 黒い毛に隠れるように、細い鉄の輪が食い込んでいた。

 輪には、小さな黒い石が埋め込まれている。


 魔狼が低く唸った。


 その石が、わずかに赤く光る。


 魔狼の目が、苦しそうに揺れた。


 怒りではない。

 飢えでもない。

 恐怖に近い色だった。


 エドガーは、ほんの少しだけ眉を下げた。


「……そうか」


 彼は静かに言った。


「お前も、望んでここに来たわけじゃないんだな」


 魔狼が吠えた。


 だが、その声は獲物を威嚇するものではなかった。

 喉の奥から絞り出すような、苦しげな声だった。


 黒い石が、さらに赤く光る。


 魔狼の体が勝手に動く。

 爪が地面をえぐる。

 牙がむき出しになる。


 子供たちは震えていた。


 エドガーは剣の柄に手をかけた。


 その動きは、静かだった。


「目を閉じていなさい」


「え?」


「大丈夫。すぐ終わる」


 ラウルたちは言われた通り、ぎゅっと目を閉じた。


 黒い魔狼が跳んだ。


 大地を蹴る音が、遅れて響く。


 黒い影が、一直線にエドガーへ迫る。


 エドガーは、ほんの一歩だけ前に出た。


「すまない」


 その声は、とても小さかった。


「痛まないようにする」


 次の瞬間。


 風が一度だけ鳴った。


 魔狼の巨体が、エドガーの横を通り過ぎる。


 いや。


 通り過ぎたのは、首だけだった。


 胴体は少し遅れて崩れ落ち、地面を揺らした。


 血が草を濡らす。


 森に、遅れて音が戻ってきた。


 ラウルは恐る恐る目を開けた。

 ノアは泣くことすら忘れていた。

 リリィは、ぽかんとエドガーを見上げている。


 エドガーはしばらく、倒れた魔狼を見ていた。


 その顔には勝利の喜びなどない。


 ただ、静かな哀しみがあった。


 彼は剣を軽く振り、血を払う。


 そして、ゆっくりと鞘に納めた。


「もう大丈夫だ」


「せ、先生……今、何したの?」


「斬った」


「見えなかった……」


「なら、まだ目が追いついていないな」


「そういう問題なの!?」


 エドガーは少しだけ笑った。


 それから、リリィの足首を見る。


 傷は浅い。

 骨も折れていない。


「歩けるか?」


「少しなら……」


「無理をするな。背負う」


 エドガーはリリィを背負った。


 その前に、魔狼の首元から鉄の輪を外す。


 輪は肉に食い込んでいた。

 外すと、黒い石が小さくひび割れた。


 嫌な魔力が、薄い煙のように消えていく。


 エドガーはその鉄輪を布で包み、懐にしまった。


 ラウルが不思議そうに見る。


「先生、それ何?」


「あとで調べるものだよ」


「魔物の宝物?」


「そんな良いものじゃない」


 エドガーはやさしく言った。


「さあ、帰ろう。みんなが待っている」


 帰り道、魔物は一匹も近づいてこなかった。


 気配はある。

 だが、どれも遠巻きにするだけだ。


 森の獣も、魔物も、本能で理解していた。


 あの男に近づいてはいけない。


 村に戻ると、大人たちは泣きながら子供たちを抱きしめた。


「無事だったか!」

「リリィ、足は!?」

「ノア、怖かったな……!」


 ミナが駆け寄り、リリィの足をすぐに見る。


「傷は浅いわ。大丈夫。すぐ洗いましょう」


「頼む」


 エドガーはリリィをそっと下ろした。


 村長が深く頭を下げる。


「エドガー、よくやってくれた」


「見つかってよかった」


「本当に、それだけか?」


 村長は声を落とした。


「何が出た」


 エドガーは少しだけ黙った。


 怖がらせる必要はない。

 だが、隠しすぎるのもよくない。


「魔狼だ」


 その場が静まり返った。


「魔狼……?」


「それも、群れの長に近い」


 村人たちがざわめく。


「そんなものが北の森に?」

「騎士団を呼ぶような相手じゃないか」

「それを、エドガーが?」


 ラウルが声を上げた。


「先生が一瞬で斬ったんだ!」


「一瞬?」


「ほんとだよ! 全然見えなかった!」


 視線が集まる。


 エドガーは困ったように笑った。


「相手が弱っていたんだろう」


「魔狼が弱っていた?」


「ああ」


 エドガーは森の方を見た。


「少し、様子がおかしかった」


 それ以上は言わなかった。


 その夜。


 村の酒場では、当然その話で持ちきりだった。


「エドガーさん、あんた本当は何者なんだ?」


「昔、少し剣を振っていただけだよ」


「少しで魔狼は斬れねえよ」


「運が良かった」


「それで済ませる気か?」


 酒場の主人が笑った。


「まあ、いいじゃねえか。エドガーが村にいてくれるなら、それだけで安心だ」


「期待されすぎるのは困るよ」


 エドガーは木杯に入った薄い酒を飲んだ。


 村人たちは笑っている。

 子供たちは興奮している。

 大人たちは安心している。


 だが、エドガーだけは少し違った。


 笑ってはいた。


 けれど、その目の奥には、わずかな疲れがあった。


 夜更け。


 エドガーは一人、村外れの小さな小屋へ戻った。


 小屋の中には、必要最低限のものしかない。


 古い寝台。

 木の机。

 水差し。

 壁に掛けられた旅用の外套。


 そして、机の上には一枚の古い布が置かれていた。


 王国騎士団の紋章が刺繍された、破れたマントの切れ端。


 エドガーはそれを見つめ、深く息を吐いた。


「……また剣を抜いた」


 平穏に暮らす。

 目立たずに生きる。

 過去には戻らない。


 そう決めて、この村に来た。


 けれど、子供の悲鳴を聞けば足が動く。

 助けを求める声があれば、剣を抜いてしまう。


 昔からそうだった。


 だから、あの人に何度も叱られた。


『怒りで剣を振るな、エドガー』


 記憶の中で、師の声がよみがえる。


『お前は優しすぎる。優しすぎる者は、怒った時に誰よりも危うい』


 エドガーは自分の右手を見た。


 わずかに震えている。


 恐怖ではない。

 迷いでもない。


 力を抑えた反動だった。


 昔なら、あの程度の相手に呼吸一つ乱さなかった。


 だが、今は違う。


 短く鋭く戦うことはできる。

 一瞬なら、今でも誰にも負けない自信がある。


 けれど、長くは続かない。


 体は確実に年を取っている。

 古傷は天気が悪い日に軋む。

 息も、昔ほど深く続かない。


 それでも、剣を捨てることはできなかった。


 エドガーは懐から、布に包んだ鉄の輪を取り出した。


 黒い石は割れている。

 だが、まだ嫌な魔力の残り香があった。


「魔狼に、こんなものをつけるか」


 自然に生まれた魔物ではない。


 誰かが呼んだ。

 誰かが操った。

 あるいは、試した。


 そして、苦しませた。


 エドガーの表情から、笑みが消えた。


「……ろくでもないな」


 声は静かだった。


 だが、その静けさの奥に、冷たいものがあった。


 子供たちを襲わせたこと。

 魔狼を苦しませたこと。

 平穏な村を、実験場のように扱ったこと。


 そのどれもが、エドガーには許しがたかった。


 だが、怒りに任せて剣を振ってはいけない。


 それもまた、師から教わったことだった。


 エドガーは鉄の輪を机に置いた。


 そして、壁に立てかけてあった木剣を取る。


 小屋の外へ出た。


 月明かりの下で、静かに構える。


 一振り。


 二振り。


 三振り。


 音はほとんどない。


 けれど、剣先が通ったあとの空気だけが、薄く裂けた。


 十振り。

 二十振り。

 三十振り。


 額に汗が浮かぶ。

 呼吸が少しずつ荒くなる。


 それでも、エドガーは止めなかった。


 かつて戦場で「黒騎士」と呼ばれた男。


 一人で百騎を止めた。

 一太刀で巨人を沈めた。

 敵国の将軍たちに悪夢を見せた。


 元王国騎士、エドガー。


 だが、その男は小さく笑った。


「……師匠なら、今の三振り目で俺を殺している」


 エドガーは、一度も勝てなかった。


 ただの一度も。


 騎士団最強と呼ばれた日も。

 戦争を終わらせた日も。

 王から勲章を与えられた日も。


 師だけは、いつも遠かった。


 だから彼は、今も剣を振る。


 老いても。

 呼吸が続かなくなっても。

 長い戦いに向かない体になっても。


 まだ、届いていない背中があるから。


 その時だった。


 庭の端で、枝が折れる音がした。


 エドガーは木剣を下ろす。


「誰かな」


 声は穏やかだった。


 しかし、夜の空気だけが少し変わった。


 月明かりの下。


 一人の女が立っていた。


 銀の鎧。

 蒼いマント。

 腰には王国騎士団の剣。


 女は片膝をつき、深く頭を下げた。


「お久しぶりです、エドガー様」


 エドガーは静かに彼女を見る。


「……その呼び方はやめてくれ」


「では、なんと?」


「村では、エドガーで通っている」


 女はわずかに微笑んだ。


「王都では、今でも別の名で呼ばれております」


 エドガーは黙った。


 女は顔を上げる。


「黒騎士エドガー。王国騎士団は、あなたの帰還を求めています」


 夜風が吹いた。


 エドガーの白髪混じりの髪が揺れる。


 しばらく沈黙が続いた。


 やがて、エドガーは静かに息を吐く。


「俺はもう、ただのエドガーだよ」


 女は首を振った。


「いいえ」


 そして、告げた。


「あなたの師、剣聖レオンハルト様が、王都に戻られました」


 エドガーの目が、初めて鋭くなった。


 その瞬間、庭の空気が凍る。


 女の喉が小さく鳴った。


 彼女は知っている。


 この人が普段どれほど温厚かを。

 そして、その温厚な人間が本気になった時、どれほど恐ろしいかを。


「師匠が……?」


「はい」


「生きていたのか」


「はい。ただし――」


 女は少しだけ言葉をためた。


「レオンハルト様は、病により左腕を失われました」


 夜風が止まった。


 エドガーは何も言わなかった。


 驚きも。

 悲しみも。

 怒りも。


 その顔には浮かばない。


 ただ、木剣を握る手に、わずかに力が入った。


「左腕を……」


「はい」


「そうか」


 エドガーは目を閉じた。


 師の姿が脳裏に浮かぶ。


 白い髪。

 鋭い目。

 古びた外套。


 そして、人を斬るためではなく、人を生かすために振るわれる剣。


 あの人の剣には、無駄がなかった。


 構えも。

 呼吸も。

 踏み込みも。

 斬撃も。


 すべてが静かで、すべてが遠かった。


 片腕を失ったと聞いても、エドガーは少しも安堵しなかった。


 勝てるかもしれない。


 そんな考えは、欠片も浮かばなかった。


 むしろ逆だった。


 片腕を失ってなお、あの人はまだ自分より先にいる。


 そう思った。


「……相変わらず、嫌な人だ」


 エドガーは小さく笑った。


 女騎士が顔を上げる。


「エドガー様?」


「片腕を失ったと聞いても、少しも勝てる気がしない」


 その声には、悔しさがあった。

 敬意があった。

 そして、子供のような焦がれがあった。


「本当に、嫌な人だよ。俺の師匠は」


 エドガーは木剣を下ろした。


 女騎士は、机の上に置かれた鉄の輪へ視線を向ける。


「それは……」


「森にいた魔狼についていた」


 エドガーは静かに言った。


「王都でも、似たものが?」


 女騎士は答えなかった。


 その沈黙だけで、十分だった。


 平穏な暮らしは、どうやら今夜で終わるらしい。


 エドガーは空を見上げ、静かに息を吐いた。


「まったく。静かに暮らすのも難しいな」


 けれど、その目は笑っていなかった。

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