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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

嘘好

作者: 一十

誰かを好きになる。

彼女、彼氏を欲しがる。


このような現象が大学生にもなると周りで多発している。誰かを好きになるなんて、なんて面倒くさいことだろうかと心底思う。

欲しがる理由として、セックスしたいだの性欲を満たしたいだのという理由は違うらしく、人肌が恋しいのだそうだ。


実にズレているように思う。その感情を”好き”と形容するのは。

 

私は思う。”好き”なんて全て嘘ではないか。

きっとお前らは、彼氏彼女を欲しがっているわけではない。

 耐え難く低くなった自己肯定感を、少しでも親切をすることによって、感謝されることによって、いいことをしたんだと思うことによって、上げたくて堪らぬだけであろう。

 そして、その対価を求めたくないだろう。


お前らは、称号を与えたいだけだ。自らの親切のはけ口を求めているに過ぎない。

 

現代における恋愛になどきっと存在しない。親切を振りまきたいだけの人で溢れている。それがまた、悪循環を生み出す。下がりきった現代人の自己肯定感を直さぬ限り恋愛など口での契約に過ぎない。


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