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ここはどこ?
朝日を浴びて背伸びする。
朝が来る度に甲高い声と共にドアを蹴り開ける妹にため息をこぼす。
「朝からうるさい。本当に私の妹なのかな・・・・・・?」
「朝はこうじゃなきゃやってられねーんだ!」
お前はな。本当にこいつは、とあくびして瞼を擦り立ち上がって怠そうに背中をかく。
こいつ、朝早いよな。ばばあかよ。と悪態を呟いたときにすれ違いざまに足を踏まれる。
「いっ!?」
てめえ、このやろう、と呻いていると妹様は威張った態度で鼻をならして、
「妹様をなんだと心得る?」
「馬鹿意外ないよ」
背後でわめく妹を無視して洗面所に向かう。
脹ら脛にくすぐったい感触がして身を震わせた私は足元で鳴く黒猫に目を細めて赤ちゃん言葉で彼女に声をかける。
「どうちたのー、ちーちゃん?」