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祝いの宴

 男爵家の自室でステラが目を覚ますと、窓の外は夕暮れ時だった。状況がわからず少しの間ぼんやりしていると、だんだん頭がさえてくる。


(私……お母ちゃんとお義姉様と赤ちゃんたちの無事を見届けて、ほとんど倒れるみたいに寝てしまったんだっけ)


おそらく転移の魔道具を持っているアレクサンダーが運んでくれたのだろうが、彼だってほとんど徹夜だったはずなのに申し訳ないことをした。


着替える前に体を拭き、身支度を整えて扉を開くと、王都からついてきてくれた専属の女性騎士が立っていた。


「ご苦労様。ずっとここにいてくれたの?大変だったでしょう」


「おはようございます。ステラ様こそお疲れ様でございました。昨晩の警護は恐れ多くも陛下が請け負ってくださったので平気ですよ」


女騎士はなんてことないように言うが、今回のことは急な話だったので、護衛騎士は彼女だけしか連れてこられなかった。


昨晩は休めたといっても、朝から立ち番を続けていたのなら相応に疲れているだろう。


「ありがとう。でも、今夜はもう休んでください」


ステラだって意識さえあれば結界の力で最低限の自衛はできる。屋敷の中だけなら問題なかろうと女騎士へ休息を命じると、階下へ降りた。


昨日のお茶会を最後にろくな飲食をしていないので、腹ぺこだったのだ。


厨房に向かう途中、居間の前を通りかかると家族の声がした。空腹ではあったが、あの後どうなったのか知りたくて顔を出す。


「ステラ、おはようございます」


「よく眠れたかい?」


「昨夜はよく頑張った、お疲れ様だったね」


室内には義姉を除いた男爵一家と実父、アレクサンダーに、二人の赤子がいた。


「みんなおはようございます。お義姉様とお母ちゃんは寝室ですか?」


「ええ、お乳だけ頑張ってもらって、あとは私たちが交代であやしているところよ」


男爵夫人の説明にステラが赤子たちの様子を見ると、今はそれぞれの父親に抱かれていた。


「お父ちゃんの腕が生えてる!!?」


弟を抱く父親を見て、ステラは素っ頓狂な声を上げて駆け寄った。ステラの実父は確かに二本の腕で、危なげなく赤子を抱いている。


「あぁ、これは陛下の贈り物だ。魔力で動く義手をくださったのだよ」


彼はステラに息子を手渡すと、隻腕の袖をまくって見せた。関節部分が球体になった作り物の腕を見たステラは、感嘆の表情でアレクサンダーを見上げた。


「こんな魔道具いつ作ったの?」


「義父上が腕を失ったと聞いた時から、構想はしていたんです。最近試作品が出来上がったのでステラの護衛を交代した後、いったん城に戻って取ってきました」


「え、大丈夫?ちゃんと休んだ?」


「はい、日中はほとんど寝て過ごしましたから大丈夫ですよ」


「よかった……。すごい!アレク君、天才!ねぇ、あなたの義兄さんはとっても素敵な人なのよ」


生後一日の弟に婚約者を自慢するステラに、アレクサンダーが慌てる。


「褒めすぎですよ、ステラ。赤ちゃんを抱っこするから安全性だけは入念に確認しましたが、まだ動かせるのは肘と手首くらいで……」


「とんでもございません、陛下。この義手のおかげで息子を抱くことができたのです。それに、陛下のお気持ちが私も娘も嬉しいのですよ。何よりの贈り物です」


ステラの父からも手放しで称賛され、他者から褒められ慣れていないアレクサンダーは真っ赤になって口元をもごもごさせた。


婚約者のあまりのいじらしさに、ステラは決意を新たにする。


(私の旦那様、可愛い!絶対に守り通す。幸せにする!!!)


強大な魔物も一刀で切り伏せるような戦士を一体何から守るというのか、などというツッコミは野暮である。


「うふふ。贈り物といえば、陛下。わたくしどもからも、ささやかながら贈り物がございます。受け取っていただけるでしょうか」


ステラたちの様子をほほえましそうに見守っていた男爵夫人の申し出に、アレクサンダーが目を瞬いた。


夫人がいそいそと取り出したのは、南部辺境の伝統衣装である筒型衣だった。着脱しやすい簡素な作りではあるが、見事な刺繍の帯を使っているため華やかだ。


スノーレイクの国章である百合と六華のモチーフがふんだんにちりばめられ、アレクサンダーとステラの瞳の色である青と金の刺繡糸の色合いも美しい。一目でアレクサンダーのために仕立てられたとわかる一品だった。


「こんな素晴らしい装束を、僕が使ってよいのですか?」


「私には華やかすぎるので、陛下がお嫌でなければもらってください」


生まれたばかりの息子をあやしていた男爵令息に促され、アレクサンダーはおずおずと装束を受け取った。


「実は、領民が孫たちの生まれたお祝いに宴を開いてくれるのですって」


「そういえば、外が少し騒がしいね」


ステラの言葉に、男爵夫人が頷き返す。


「正式なお披露目はまだ先だから、子供たちを理由にどんちゃん騒ぎしたいだけでしょうけど……よかったらこれを着て、娘と一緒に参加してくださいな。ステラちゃんもお腹がすいたでしょう?おめかしして、デートしていらっしゃい?」


茶目っ気たっぷりに笑う夫人の言葉に、ステラとアレクサンダーは顔を見合わせた。




 それからステラはあれよあれよという間に男爵家のメイドに自室へ送還され、南部伝統の刺繡が入ったワンピースを着せられ、長い髪に花を編み込み薄く化粧をしてもらった。


空腹のステラを気遣ってそう長い時間はかからなかったが、姿見で見ればなんとも愛らしい仕上がりだ。


「可愛くしてくれて、ありがとう」


「いえいえ、行ってらっしゃいませお嬢様」


こうなったら宴を楽しもうと足取り軽やかなステラを、笑顔で見送るメイド。


ステラが玄関に降りていくと、真新しい装束を纏ったアレクサンダーが待っていた。


「お待たせ、アレク君。わぁ、かっこいいねぇ」


婚約披露宴のかっちりとした正装もさることながら、素朴さと華やかさがうまく両立した伝統衣装も似合っている。率直な誉め言葉にアレクサンダーが頬を染めた。


「ありがとうございます。ステラも、とっても可愛らしいですよ」


「うふふ、ありがとう。じゃぁ行こうか!」


二人はどちらからともなく手をつないで、屋敷の外に繰り出した。


祭りの会場は町の中心広場だと聞いていた。屋敷から続く坂道を下り会場に近づくにつれ、人々の喧騒や打楽器を打ち鳴らす音、にぎやかな歌声が大きくなっていく。


王都に比べればささやかではあるものの、大通りには魔石の灯篭や花で飾られた支柱が並び、幻想的な雰囲気もあった。


「さぁさぁ、若様の跡継ぎの誕生祝いだ!」


「出血大サービス、串焼き肉も磯焼きもお安くしておくよ!」


通り沿いに並ぶ屋台の店主の掛け声に、空腹を刺激する香り。二人はまずは腹ごしらえと、海産物を炭火で焼いている屋台の列に並んだ。


ステラの故郷である漁村から今朝届いたばかりだという新鮮な魚介が、網の上で香ばしく焼かれている。


順番が来てステラが財布を取り出そうとすると、


「店主、おすすめを二人前で」


とアレクサンダーがさっと銅貨を店主に差し出していた。


国王が財布を持ち歩く習慣があるとも思えないが、アレクサンダーの生い立ちなら非常時に備えて小銭を持ち歩いていたとしても不思議はない。


(それともお父様かお兄様からのお小遣いかな)


いずれにしても、ステラは彼の気遣いに甘んじることにした。店主のほうはというと、ステラを見て目を丸くしている。


「あいよっ!……おっと、聖女様?ってことはこの色男は……まさか国王陛下……!?」


婚約から半年以上、今では民にも国王と聖女の婚約が知れ渡っている。客の正体を察してお代を受け取っていいものか悩んでいる店主に、アレクサンダーは微笑んだ。


「彼女にいいところを見せたいんだ。受け取ってくれないかな?」


それを聞いた店主は銅貨を受け取ると大きな木皿を取り出し、明らかに金額以上の貝や大海老をたっぷり並べ、芋団子や飲み物までつけてくれた。


「ちょっと早い結婚祝いだ。うちの聖女様をよろしく頼むぜ、色男!」


店主の粋な計らいに二人は照れ笑いを浮かべてお礼を言い、広場の中心にいくつも並ぶテーブル代わりの空樽に料理を並べた。


椅子のない立ち食いスタイルだがアレクサンダーに忌避した様子はなく、ただ物珍しそうにしている。


「おいしそうだね。冷めないうちに食べよう」


ステラは腹の虫をなだめながら金串で貝の身を掬い、熱さに嬉しい悲鳴を上げながら頬張った。弾力のある歯ごたえと懐かしい磯の香りが弾ける。


頬に手を当てて故郷の味を堪能していたステラは、彼女の手つきを見よう見まねで苦心しているアレクサンダーに気付いた。


(そっか、内陸の生まれだし王族だもの、こういう屋台料理には慣れてないよね……)


料理もできる器用な彼なら少し練習すれば上達するだろうが、仕立ててもらったばかりの衣装を汚したくないのだろう。少しおっかなびっくりだ。


ステラは手早く巻貝の身をほじりだすと、貝の身が刺さった金串にふうふうと息を吹きかけ隣に差し出した。


「アレク君、はい、あーん」


小さな子供にするように口元へもっていくと、アレクサンダーは青い瞳をぱちくりと瞬き、火が燃え上がるように真っ赤になった。


「あの、ステラ、これは?」


「どうぞ、食べて?」


彼が自分の押しに弱いことを承知で貝を差し出せば、アレクサンダーは視線をうろうろとさまよわせ、覚悟を決めたようにぱくりと貝の身にかぶりついた。


(よし、餌付け成功!!かわいい!!!)


次はせっせと海老の殻をむいては手ずから食べさせる。ステラの指先が口元に触れるたびわずかに肩を跳ねさせ、しかし絶対に拒絶はしないアレクサンダー。


もぐもぐと小動物を思わせる動きで咀嚼している彼を甘やかすのがとにかく楽しかった。


「アレク君、おいしい?」


「おいひぃですけど……ステラもちゃんと食べてくださいね?」


「はぁい」


ちょっぴりの恨みがましさでジト目になっている年下の婚約者に同意して、ステラは自分も大海老にかぶりついた。


その後も次々と海産物をさばいていくステラの手際を、アレクサンダーが感心しきりの顔で見守っている。


「さすが、お上手ですね」


「うふふ、これでも元漁師の娘ですから。海産物の下ごしらえでも漁に使う網の修繕でもどんと来い、よ!」


作業の合間に甘辛いタレの絡んだ芋団子をほおばり、喉の渇きを覚えて店主からもらった木製のジョッキに口をつける。


「あっ、おいしいけど……これ、果実酒だ。アレク君、大丈夫?」


王国の法では未成年の飲酒は禁じていない。貴族と違って魔法で安全な水が手に入り辛い庶民は、子供のころから粗末な酒類を口にすることが多いからだ。


かくいうステラもその手合いで、アルコールにはそこそこ強い。


とはいえ嗜好品としての飲酒は成人してからのほうが良いとされているし、王侯貴族ならばなおさらだろう。


「どうでしょう……?飲んだことはありませんが、僕もあとひと月で成人ですし、試してみます」


アレクサンダーは自分のジョッキを持ち上げると、ふんふんと興味深そうに中身の匂いをかぎ、口をつけた。


リンゴを使った爽やかな酸味の果実酒は彼の口に合ったのか、のどを鳴らして飲み干していく。


「待って!そんなに一気に飲んだら危な……」


「ん、んんっ?ぷへっ?」


一気にジョッキの半分ほどを空けたアレクサンダーは、間の抜けた息を吐くと、ゆっくり横を向いてステラの顔を見た。


特に照れる場面でもないはずなのに白い頬は紅潮し、青い瞳も潤んでいる。


(わかりやすいほど酔っぱらっていらっしゃる……!)


動揺するステラとは反対に、アレクサンダーは幸せそうに蕩けた笑顔を浮かべた。


「お酒さんっておいしいですねぇ、すてりゃ!」


(お酒にさん付け!!!?)


理性が溶けて呂律も回っていないアレクサンダーが可愛くて動悸が止まらない反面、飲酒を止められなかったことが申し訳ない。ときめきと罪悪感で脳内が忙しいステラ。


「ふふー、すてら、かわいいーれすねぇ。世界一の美人さんれすねぇ!僕のおよめさんになってくれるです?」


「もちろんだよ、結婚しようね!それよりお水、お水を飲もう!?魔法で出せる?」


「おみう?すてらは、お水がほしいの?」


「いや、お水を飲むのは私じゃなくてね……!?」


アレクサンダーはふにゃふにゃと笑いながら、高度な魔法を使い始めた。水を透明な花の形にかたどったものがくるくると回り、細かな霧となって消える。


「みて!」


ほめてと言わんばかりの、満面の笑み。


「あ……ありがとう。きれいだね」


「えへへ、でもステラのほうがきれいですよ!」


五歳児のような口ぶりと大声で口説きはじめたアレクサンダーに、周囲の人々がひゅーひゅーと口笛を吹いた。


「お熱いねぇ、お二人さん!」


「若いっていいわぁ」


「末永くお幸せにな!」


アレクサンダーの正体などちょっと考えればわかるだろうに、周囲の酔っぱらい達は二人を冷やかすのに夢中で誰も気にしていない。


「はーい、ありがとぉ!!僕は世界一の幸せものです!!!一目見た時から大好きな、優しくてきれいでかわいくて尊い憧れのおねーさんが結婚してくれるですよ!!!」


野次馬の歓声にジョッキを掲げて応えるアレクサンダー。


(は、恥ずかしい!なんとか水を飲ませて……あっ、そうだ!)


そこでステラ気が付いた。水を飲ませたりしなくても、解毒の要領で癒しの力を使えばアルコールは分解できることに。


癒しの力を使おうと布巾で拭いた手を差し出すと、アレクサンダーがきょとんとして、


「わぁい、ステラの手だ」


彼女の手のひらに頬を摺り寄せる。


(はうっ……!なにこれキュンキュンする!!!)


紳士的な距離感を保った普段とのギャップに、大聖女様の理性がぐらぐらと揺れた。


「ステラ、もっと食べたいです。食べさせて?」


追い打ちとばかりにアレクサンダーからおねだりされ、ステラは陥落した。こんな、十二歳のころでもしなかったようなあざとい甘え方をされて、抗えるわけがなかった。


「も、もう、しょうがないなぁ」


結局のところ、場の空気と酒に酔っていたのはステラも同じだった。




 開き直って食べさせあいっこを楽しみ、テーブルの上の料理を片付けるころには宴もいよいよ佳境に入ろうとしていた。


町人たちが持ち込んだ素朴な楽器があちらこちらで楽しげな曲を刻み、手拍子の中を若者たちが弾むように踊る。


その様子をにこにこと見守っていたアレクサンダーが、不意に魔力を練り始めた。


「アレク君?」


「ん、さっきの水の花をステラが喜んでくれたので、皆さんにもおすそ分けです!」


ぱっと彼が両手を広げると、色とりどりの光の花が会場中に散らばった。淡く光る魔法の花びらがひらひらと舞い降り、人々が驚きの歓声を上げて足を止める。


「ステラ、踊ろう!」


ステラも美しい光景に見とれていると、不意に手を引かれた。強引ではないけれどいつもよりは少しだけ強い力で、アレクサンダーが引っ張っている。


「披露宴の夜会で踊るために、ダンスをいっぱい練習してくれたでしょう?本当は、僕ね、一緒に踊るのが楽しみだったんだ」


婚約した後でさえ、アレクサンダーはステラを傷つけないよう、どこか遠慮がちなところがあった。そんな余計な配慮が取っ払われた素直な笑顔に、ステラも笑い返した。


「……うん、私も!行こう」


二人は手を取り合って広場の中心に躍り出ると、魔法になじみがなくまだ驚いている町人たちに手を振った。


「みんな、踊ろう!」


「音楽お願い!」


その声に、町人たちがあっけにとられていたのも一瞬だった。威勢のいい返事とともにそれぞれの楽器を弾きならし、声をそろえて歌うのは南部の民謡だ。


手拍子に合わせて若者から老人まで踊りだし、その中心でステラとアレクサンダーはステップもめちゃくちゃに飛び跳ねた。


(楽しい!)


光の花びらが舞い散る中、大好きな人と見つめ合ってくるくる回る。


お城で習った宮廷の作法もダンスもまるで関係ない庶民の踊りだからこそ、幸せな一体感が生まれていた。


いつまでも踊っていたいくらいだったけれど、宴の参加者は大多数が酔っ払いだ。


いつしか一人、二人と踊りの輪を離れていき、しかし踊りをやめた後も肩を組みあいながらわいわいと笑っている。


仲間と話し込む者が増えていくにつれ手拍子はまばらになっていき、ついには音楽も終盤のフレーズに差し掛かった。


(あ、もう終わっちゃう)


一抹の寂しさと、でもやっぱり幸せと楽しさを胸にステラが最後のステップを踏み終えた時だ。


不意にあたりで光っていた魔法の花びらが消えたかと思うと、上空で大輪の花が咲いた。


ひときわ豪華なその一輪に人々の目が釘付けになる。


「ステラ」


ゆるく抱きしめられて呼ばれた名前に見上げれば、青い瞳がステラを見下ろしていた。


頬に触れる、アレクサンダーの大きな手。


きょとんとしているうちに、やさしく微笑む大好きな男の子の顔が近づいてきて、ちょっと慌てて目を閉じて。


ちゅ、と軽い音を立てて唇が触れ合った。


くすぐったそうな息遣いが離れていく気配に目を開けば、いたずらっ子のように笑うアレクサンダーがいた。


「えへへ、この間のお返しです」


彼があまりにも幸せそうに可愛らしく笑うものだから、ステラは今更ながら、たぶん自分は今真っ赤になっているだろうな、と思った。

がんばった!苦いコーヒー片手にほのぼの甘々デート頑張ったよ!!褒めて!!!


ところでどっかのあとがきで自分の書くカップルは姉さん女房率が高いって書きましたが、もう一つ義父と義息子の仲が良好という特徴もあるかもしれません。

特にチャラ男源氏とアレクサンダーは実父との関係がよろしくなかったからね……。

キャロル男爵やステラパパを慕うアレク君を書いていると「よかったねぇ……」と作者もほっこりします。前話で男爵と手を取り合って喜んでるシーンもかわいくてお気に入り。

某公女様をドS顔で追い詰めていた魔王様と同一人物とは思えないですね!

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