1話 俺宛に届いた荷物
今回、3人で同じ物語を進めてみるという企画です。
”なろう”では、初投稿となります。
他で異世界ファンタジーを投稿をしているので、気になる方はプロフィーのHPから飛べます見てみてください(๑•̀ㅂ•́)و✧
俺はワタル。最近、幸運にも適当に送った最新のゲーム機が当たるモノに応募をしていて、忘れた頃に俺宛に届いていた。
届いた箱を、恐る恐る開けてみると見事に当選をして付属していた『エターナル•リルミナ』も無料で手に入れていた。
すぐにでも始めたかったが、夜も遅いので俺の性格だと……朝まで夢中になるのが明白だったので、気持ちを抑えて寝ることにした。
最新型のゲーム機で学校から帰ると、直ぐに部屋に入った。
ゲーム機は大切に大きめの引き出しに仕舞ってあり、傷つけないように両手で持ち上げベッドに座った。
形状はヘルメット状で頭から被り視野を完全に覆う感じだ。ヘルメットの形をしていて脳に直接信号を送り、感覚器官にゲームの情報を伝える。伝えられた情報は5感に働きかけるので、完全にゲームの中に入り込める仕様で完全にリアルと同じで区別がつかない。
ヘルメットにある電源を入れると、LEDが光り点滅しソフトを入れると点滅から点灯に変わるのを確認する。
ドキドキしながらヘルメットを被りベッドに横になった。音楽が流れ画面というレベルではなく、完全にゲームの中の世界で驚いた。
周りを見渡すと、全方向ゲームの中の世界で風景そのものだ。眼の前に薄い緑色の透明なスクリーンが現れ文字が浮かび上がった。
どうやら初期設定の画面のようで、表示をされている順番に設定をしていく。好みのアバターで自分に近いキャラクターを選び、自分に近い年齡、性別の順調に決定をして最後に職業で悩んだ。
職業か……剣士も良いんだけど、人気があって他の人と被るしなぁ……。こんなリアルな世界でなら魔法使いが良いじゃないか? リアルで魔法を使ってみたい!
しばらく迷ったが、やっぱり魔法使いの魔法に惹かれて選択した。
続いてエリアの選択か……色々エリアがあるけど雪山、山岳地帯、草原、火山地帯、砂漠、森林地帯などか……活動がしやすそうな森林地帯が良さそうだな。
森林地帯を選択をするとフワッとなるような感覚で、宿屋っぽい場所へ移動していた。
すごい……本物みたいじゃん。外も通行人が居てリアルだなぁ。
外では雑踏音が聞こえ、人の声に足音に物売りの声と子供の遊ぶ声も聞こえてくる。宿屋の部屋の外からも、食堂と併設されているのか食器の音や話し声が聞こえてくるのがとてもリアルだ。ワクワクしながらドアを開けて外に飛び出した。
なんだこれ……すごい……空気が違う! 目線を上にげると、澄んだ青空が広がり太陽の温かさ、風が頬を撫でる感覚、雲の流れに小鳥のさえずる鳴き声に感動した。
目線を街の外に向けると森が広がり、面白そうだ! 勿論、目的は森に出て魔法を使ってみたいという好奇心だ。
街の外に出ると林道が続き、脇道に入ると辺りを見渡し人が居ない事を確認をした。
よし! 周りには人がいないな。目標物を決めた。岩ならもし壊しても問題ないだろ。あの岩にするか!
目標物の岩を見つめ、岩に向かって腕を伸ばし構えた。それとファイアショットをイメージをした。
すると全身から魔力なのか手の平に集まる感じがする。手のひらに集まった物が吹き出る感じがすると、手に衝撃が伝わり、その衝撃で体が吹き飛ばされそうになった。
放たれた魔法は、炎を纏った野球ボール大の大きさで、すごい速さで岩を目掛けて放たれ、ドンッ!という音が周りに鳴り響いた。
うわっ。何だこれ……すごい衝撃に、それにこの威力すごいな。
狙った岩が自分の放った魔法で砕け散っていた。
これで魔物に対抗出来るな。命中精度もなかなか良さそうだし。
ガサガサ……
音を聞きつけたのか、何かやってきた……
これ……やっちゃったパターンか? 自分の魔力の残りが分からないから今のを何発撃てるのか分からないぞ? 不味いなぁ……逃げるか?
「こっちから、凄い音がしたな?」
「うん。したぁ〜」
「多分、戦闘音だな」
「だねっ」
「お前は弱いんだから、そんなに前に出るなよ!」
「はぁい」
え? 声からすると……始めてのプレーヤーか? 小さな女の子と……同じ歳っぽい男の子か? パーティの仲間に……いや、それよりもまずは友達になって欲しいかも。まずは敵意が無いことを伝えないとだな。
今回は、完結が未定なので……作者が全員どうなるか分かりません。
決まっているのは、世界観、長編、戦闘、恋愛という事だけです。
なので……まだまだ続きますっ☆
次回、明日です(๑•̀ㅂ•́)و✧
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