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豆柴海内無双  作者: 福本真理
7/14

豆柴、プッツンする

豆柴が従魔登録します。



朝起きてから、ザップさんとジップさんと午前中に従魔契約をしに行くと、冒険者登録所の従魔と戦う。


従魔のレベルやらを確かめるためらしい。面倒くさいけど、お昼は奮発してくれるらしいから頑張るけどな。


闘技場には沢山の観客。

そして、トラみたいなのと熊とデカい鶏がいた。


『ザップさんとジップさんの指示に動くのか?』

「俺より兄貴のだな。俺はイヌコロの記録係だ」

『殺したら駄目だよな?』

「イヌ可愛らしい顔で物騒な。出来たらな、だがイヌなら大丈夫だろ?」

『気絶にしとく』

「「上等上等(笑)」」


1戦目トラに翼があるヤツ

翼で攻撃もあるが、鋭い爪と牙が攻撃されたら一瞬でお陀仏らしい。

ならば、一撃必殺で行くか。スピードMAXにして、強化せず頭突きかな…。一応相談するか。


『ザップさんとジップさんの意見が聞きたいけど』

「何だ?」

「ん?」

『俺の作戦は、スピードMAXで頭突きなんだけと…強化しないから防御は今のままなんだが』

「スピードMAXか…強化MAXにして普通に攻撃もありだが…。一撃必殺をするなら、スピードも防御もMAXだな」

「それか頭のみ強化してもアリだな」

『スピード3割、強化頭のみMAXか?』

「だな」

『リョ!』


俺はレフリーに呼ばれ、闘技場の真ん中に行く。


「グルルル…」

『わん』

「始め!」


俺は直様スピードMAXにし、危機を感じ身体も全て強化MAXにする。


ブォンっ!

ピシッ!ツー…。


顔を掠めたのは尻尾で、口まで血が流れ鉄の味が広がる。


あの尻尾が、俺の宇宙1カワユイ顔を傷付けた…。


プッツンー。


スピードMAX強化MAXをし、デカブツの顎下に頭突をかまし、蹌踉めいた瞬間、デカブツの後ろ脚を払い、腹を丸見えにし倒れ俺は飛び上がり後ろ脚を揃え抉る。


「ッギャォォ!」

『俺のプリチーでカワユイ、凛々しい顔に傷を付けたな?許すまじ……デカブツ猫野郎が』


気絶してるデカブツ猫野郎を蹴り上げ、上に放り上げ、地を蹴り俺は空中踵落としを決めた。


『まだまだだ…代償ははらわないとなぁ…宇宙1カワイイ顔に傷を付けんだからなぁ…』


ピクピクしてるデカブツ猫野郎に手を掛けようとした瞬間、レフリーからストップがかかる。


それでも動く俺を誰かが抱き締めた。


「はいはい、イヌ。終わりだ終わりだ」

『ザップさん…コイツは俺の宇宙1カワユイプリチーで、宇宙1凛々しくイケメンでもある俺の顔を…傷付けた!許せん!巫山戯んなよ、デカブツ糞猫野郎!猫風情が俺様を傷付けたんだ!この顔に!!!!』

「うんうん、確かにコイツが悪いな。だがな、意識すらないからコイツ。そんなヤツいたぶってもつまらんだろ?」

『でも…ザップさん、俺のカワユイ顔を…』

「泣くな、イヌコロ。リンとシュリも見てるぞ?」


泣きながら観客席を見渡せば、リンさんシュリさんがいた。


『わぁぁぁああああん!』


タタタタタと走り、リンさんシュリさんに抱き着く。


『怖かった……』

「大丈夫よ、ほら怖いのは倒れたし」

「強かったね、怪我したのに戦うなんて偉いよ!」

『くぅぅん…』


2人にチヤホヤされてる間に、泣き疲れ眠ってしまった。



「こ、怖かったって…」

「犬より向こうが怖がっていたよな…」

「子犬のが強いとかってどうなんだよ…」

「生きてんのか?ギルドの従魔」

「可愛くて強くて話す犬、売れそうだよな〜」

「やめとけよ、双子もだが女性陣もヤバいぞ」

「…まじかよ…」


などと噂されていたのは、俺以外知っていた。






読んでいただきありがとうございます。


誤字脱字、感想などよろしくお願いします。

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