その6 1人と考えと攻略開始と
エロゲー攻略は簡単ですか?という題名だけれどエロいこと話としてしてないなーと思いました。もう少しでエロシーンをしっかり書きたいです。
か、かわえええええーーーっっっっ!そんな言葉をつい言ってしまいそうになる。
彼女はあまりにも可愛かった。
「なあごん、あの子誰だ?」
名前をつい聞いてしまう。
「ああ、あの子は葉山桃。誰からも愛される優しさと圧倒的な可愛いさで人気の女子だよ。知らないのかい?」
「え、ああそうだったな」
あまりの衝撃に忘れていた。俺はこの学校にずっといるということを。名前そして性格を聞いて再び葉山桃を見る。
うん、見ていればわかる、友達もいっぱいいるようで色々な人から話しかけられており楽しそうに話をしていた。
あの子が攻略の対象。・・・・・きつくね?
いやだってそうだろ。こんな明るくもない男子をあんな可愛い子が相手にするわけがない!あの子にはすでに彼氏がいるはずだ!
もし仮に俺があの子に近づいたら彼氏さんに心臓と腎臓を握り潰されるに違いないだろ。うん、俺の物語はおしまいだ。
これからは<エロゲー攻略はあきらめますか?>が始まるわけだ。なるほどなー。
「あの子と付き合うのは難しそうだな」
そうあきらめていると、
「何を言っているんだい?はじめも頑張れば、あの子とも付き合えるさ」
と、ごんが言ってくれる。でも、
「あんな可愛い子は男子たちがこぞって告白しているだろ」
「そんなわけないだろ。だってこの学校で彼女がいないのははじめだけだよ」
「へーー〜?」
うん、今こいつなんて言いました?
「どういうことだよ!ごん!!!!!!」
「・・・・・ええっとね、この学校には男子が100人、女子が108人いるんだけど、この中の男子のうち99人が彼女がいるんだよ」
「へーー〜?」
男子100人ー99人=1人でそれが俺。
俺だけ彼女がいないだとーーーーーー!?
「何それ?お前も彼女があkdrkgjふぃいdbfこdjうぃくぉおs?」
「落ち着けーーーはじめ!」
冷静になれーーー!はじめ!驚きと衝撃と嫉妬とあとなぜ俺だけ彼女がいないのかの謎で混乱するなーーーーーー
「僕には華子さんがいてね。今年で43歳なんだけどだんだん美しくなってきてね、昨日も2人でしゃぶしゃぶしたんだ」
ものすごく自慢された。
「彼女がいるのかと聞いたのであって、昨日のプレイの内容は聞いてねーよ!」
「そしてね、華子さんの股に顔を埋めて舌で-」
「いやっっーーーー!」
聞きたくねー聞きたくねーーー!
俺は廊下へ逃げ出した。
(それでなび、あの子に近づくにはどうすればいいんだ?)
(はじめ文では見えなくても、怒っているんだとわかるぞ)
・・・・・うん(俺だけリア充じゃないのは悔しい)
(そうは言ってもお前はここでヤリまくるのは嫌だと言っておったじゃないか)
(まあそうだけど、彼女は欲しい。俺は思うんだが、彼女がいるからエッチするっていうのは当たり前ではないと思うんだ。だってそうだろ。付き合ったからヤロうはおかしいじゃないか)
(・・・・それはそうじゃが、この件とエロゲー攻略にのりきではない理由は別じゃろ)
(う・・)
あれ、あの秘密は俺とあの子だけなのに、なびに見透かせれていないか?
(まあ、とにかくまずはあの子に話しかけるところから始めろ)
(あ、ああ)
見透かせれているかいないか気になったもののここはまず葉山に話しかけよう。よーーし
無理じゃね?
どうやってあの子と話す?話しかける方法が見つからん。
(・・・・・・うーーーん)
(はよせんかーーーー!)
(は、はいーーーーー!)
俺は一歩足を上げて
「あ、あのーーーはやまさん」
「え?なにかな?」
俺は話しかけてしまったのだった。
そしてその瞬間俺から見て右上、葉山から見て左上に謎のマークが現れた。
そこにはこう書かれていた。
[葉山桃18歳・親愛度5%]と。
そして俺から見て左上に[選択肢1/A今日も可愛いね。
B俺ははじめ。これから仲良くしてくれると嬉しいです。C図書室について質問が]
と書かれている。うん、どういうこと?
するとなびが急に変なことを言い出した。
(さあ、エロゲー攻略の始まりじゃ!)と